SEED BLOOM
タケル「イリスはどう思う?」
タケルは友人たちがテレビを見て騒いでいるなか一人。言葉を発せずに見つめる銀髪の髪に、緑の瞳を持つ少年に話しかけた。
イリス「そうだな。どちらかが滅べば良いんじゃないか?」
タケル「えっ!!」
タケルは、思いもよらなかった友人の言葉に酷く驚いた。
イリス「冗談だ」
イリスは笑顔一つ浮かべずに、そう言うと。テレビから視線を外し、すたすたと歩き出した。
友人A「おいっ!!イリス!!」
イリス「悪いな。今日は、用事があるんだ。またな」
友人B「うっ、うん。じゃあね。クロード君」
友人の別れの言葉に耳も傾けず。イリスは、ただ早歩きで去っていった。
友人A「あいつってさ。ときどき、わけわかんねぇよな?」
タケル「仕方ないよ。イリスは前からそうだから」
タケルは、友人の言葉に苦笑いを浮かべつつ答えた。
友人B「でも。ときどき、怖いんだよね。クロード君・・・」
友人C「何、考えてるのかわけわかんないからな・・・」
タケル「うーん。でも、イリスは昔からあんな感じだったからなぁ」
作品名:SEED BLOOM 作家名:BAKUNA