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芳川裕美の想い(前編)

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原田は大きく開いた口を膨らみの真ん中に被せ、口内に入ってきた乳輪と乳首に舌を這わせた。乳輪はゆで卵の剥き身のように滑らかで湿気があり、乳首は未熟な葡萄のように硬く小粒だった。
原田は二つの膨らみに代わる代わる唇を被せ、成人の女にするようにゆっくりと丁寧に舐めた。やがて呼吸に合わせて上下する裕美の胸の動きが速くなり、短い間隔になった吐息と同時に「*ハァ、*ハァ、*ハァ、」とむせぶ声が聴こえ始めた。

ところが、その未成育で幼な声の喘ぎを聴いた途端、原田は『ハッ』と我に返り高まる淫欲を抑えて理性を取り戻した。
原田は一瞬であっても自分を見失ったことを激しく後悔し、次に彼女が何を要求しても絶対に平静を保とうと肝に命じた。
だがその時、裕美の言葉が再び原田を驚かせた。彼女は原田の眼を見て「*はらださん、・・*もっと下の方にもキスして、」と言ったのだ。それは間違い無く性器への愛撫の要求だった。
しかし今度は原田も冷静だった、中2少女の女性器に口を付けられるチャンスを必死に抑え込んだ原田は、「裕美ちゃん、それは出来ないよ、そこへのキスはオトナになってからだ、」と答えた。

裕美は大切なものを失ったかのような悲しい顔になり、「*ヤダよ、**わたし平気だよ、何でも知っているんだから、」と泣き声混じりに言った。その言葉と声を聞いた原田は急に裕美が愛おしくなり、彼女の頭を撫でながら頬を摺り寄せた。そして、「ゴメンね裕美ちゃん、・・キミがこんなにおマセだと思わなかったんだ、裕美ちゃんは確かに色んな事を知っているし、好奇心もある頭の良い女の子だ、・・でもね、カラダはまだ少女なんだよ、オトナと同じ事をしちゃダメなんだ、」と言った。

原田の顔に頭を付けたまましばらく黙っていた裕美が、「・・私ね、パソコンで外国の女の子のエッチな動画見るの、」と口を開いた。そして「・・その中の女の子が大人の人とエッチなことして、気持ち良さそうにしているのを見たの、」と言った。原田が「それが、下の方にキスするシーンだったの?」と聞くと、裕美は小さく「*うん、」と答えてうなづいた。裕美は陰部口戯に対して強い願望を持っているのだ。

しばらく考えてから原田は、「・・ほんとに好奇心旺盛なんだね裕美ちゃんは、」と言って溜め息をついた。そして、「・・もしも僕が、これからも『下の方にはキスしない、』って言ったらどうするの?」と聞いた。裕美はしばらく間を於いて「・・解からない、」と答えた。

原田はこの時、彼女が答えるまでの『間』がなぜか気になり、14歳の裕美の胸の内を真剣に推測した。そして(この子は、ネットのアダルトサイトを観て性知識や好奇心が高まり、性行為への憧れを募らせてしまったのだ、・・もしも僕が望みを聞いてあげなかったら、別の男を見つけて同じ事を求めるのではないか?)と考えた。そして原田は(それが原因でこの子が傷付いたり、事件や犯罪に巻き込まれるではないか?)と思い始めたのだ。

そう考えると原田の頭の中は混乱した。(どうしたらいいんだ、・・何とかしなければ、・・この子を言葉で説得するのは無理だろう、・・判ったような返事をしながらも裏腹な行動をとるかも知れない!)そう思うと胸が痛くなった。
その時ふと、原田は裕美を抱いたままセンターテーブルに置かれた時計を見た。そして、ゆっくり考えている時間は無いと思った。原田はある条件を出して、裕美を説得する事にした。
作品名:芳川裕美の想い(前編) 作家名:潮 風