二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

芳川裕美の想い(前編)

INDEX|9ページ/11ページ|

次のページ前のページ
 

原田は真っ直ぐに伸ばした身体を横に向け、隣に横たわる裕美の身体を抱き寄せた。裕美は両腕を原田の背中に廻し、可愛い顔を原田の胸元に押し付けた。裕美の華奢な身体を抱いた原田は、(心配する必要なかったかな?、こんな子供っぽい身体に性欲は湧かないぜ)と思った。そして、裕美の肩と背中に廻した両腕にチカラを入れ、きつく抱き締めながら「寒くないか?」と聞いた。裕美は「うん、」と一言答えた。

原田に遠慮があったのか、裕美が「*もっと強く抱いて、」と言った。原田が「これ以上チカラを入れたら苦しいだろ、」と言いながら腕のチカラを強くした。
しばらくすると裕美の息使いが速くなり、小さな声で「*気持ちいい、」と言った。そして原田の背中に廻した細い腕にチカラを入れてきた。

締まった乳房、と云うより未熟な果実と表現した方が正しいかも知れないお椀型の膨らみが、少し胸毛が生える原田の胸に強く押し付けられた。もちろんその感触は原田にとって初めてのもので、子供を抱いている様であるが身体の小さなオトナを抱いている様でもある妙な感覚だった。その時!、事もあろうにどうしたことか、原田の股間のモノが反応を始めたのだ。

男の性器と云うものは本当に扱いが厄介だ。年頃の女のナンパに成功しホテルに入ってもまったく意の通りに働かないことがあるし、今日の原田のように望まない場面で不用意に勃起しようとする。原田は(なぜこうも、アイツは勝手に行動するんだ)と思いながら、膨張を始めた肉幹が裕美に当らないよう腰を引いた。しかし原田のそんな状況を知らない裕美は、原田の胸元に付けていた顔を離して上を向き、「*キスをして、」と言った。

ここでようやく原田は、(そうだ、この年代はオトナのすること全部に興味があるのだ、彼女は知っている事の全てを要求して来るに違いない、)と気が付いた。そこで今度は原田の方に新たな興味が湧いてしまった。(この子はいったい、どこまでの性知識を持っているのだろう?)と考えたのだ。
原田は、(最後の一線は絶対に越えない)と云う強い意志を持って、自分を見上げている裕美の顔に顔を近付け、そっと唇にキスをした。もちろん性感を与えるキスでは無く、好奇心を満たしてあげる為のくちづけだ。

裕美は首をいっぱいに伸ばして上を向き、30センチも身長の違う原田の口に唇を押し付けた。ただ唇を着けるだけの幼いキスだが、裕美の心臓は爆発しそうなほど高鳴った。それは彼女を抱き締める原田にも伝わり、彼の性感神経を刺激した。原田は舌こそ差し入れなかったものの、少し開いた口で裕美の唇を覆い、舌先で彼女の唇を優しく舐めまわした。

裕美の吐息が更に速まってきた時、唇を離した彼女がとても中学生とは思えない色っぽい眼を原田に向け、「*おっぱいにキスして、」と言った。その上ずった無声言葉と、薄く開いた眼の中に潤んだ瞳を見た時、原田の心にとんでもない事が起こった。つい先ほどまで考えていた、(相手はまだ子供なのだ、性欲など湧くはずがない)という想いが崩壊し、この幼い悪魔の誘いに理性を失い始めたのだ。

裕美の背中から腕を離した原田は、彼女の小さな裸体を仰向けにした。浅いお椀を被せた程の膨らみは良く見れば手のひらで揉むことが出来そうだし、小丘のように盛り上がる乳輪と中央に突き立つ乳首も舌で転がせば気持ち良さそうだった。
作品名:芳川裕美の想い(前編) 作家名:潮 風