二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

芳川裕美の想い(後編)

INDEX|4ページ/5ページ|

次のページ前のページ
 

二人が最初に会った駅伝のスタート会場、県立運動公園の駐車場に車を停めた裕美たちは、ハンバーガーを食べながら車外の景色を眺めていた。
その時、助手席に座った裕美が原田の顔を見て、「*ねえ、・・私、やっぱりエッチしたい、・・最初のエッチは、原田さんとしたいの*」と、諦めたと思っていた話を蒸し返してきた。

性行為初体験に強い願望を抱く裕美だが、原田はそれだけは避けなければ成らないと思っていた。いくら裕美が魅力的だろうが彼女が望んでいる事であろうが、中学2年の少女と挿入行為をする訳にはいかなかった。
原田は頭が痛くなるほど考え抜いた挙句、「じゃあこうしよう、・・裕美ちゃんにはエッチしてあげる、・・ただし、これから言う事を守れたらだ、」と切り出した。

裕美は表情を明るくして「*何?**何を守ればいいの?」と聞き返した。原田は「・・まず約束して欲しいのは、エッチな事を考え過ぎて勉強をおろそかにしないこと、つまり学校の成績が今より下がったら僕はもう会わない、・・そして自分の希望する高校を受験して合格すること、いま裕美ちゃんに一番必要なのは勉強だ、本当は自分でも分かってるだろ?・・それが約束出来るなら、必ずエッチしてあげる、」と答え、裕美の手をシッカリ握った。

現在高校2年の裕美は3ヵ月後には3年生になるが、それでも高校受験は一年以上先だ。
裕美にとって原田の提案は期間が長過ぎて少なからずショックだった。それでも彼女は気を取り直して「*分かった、勉強の成績上げて高校には絶対入学する、・・エッチはそれまで我慢する、・・・その代わり、*原田さんとは又会いたい、『エッチして』て言わないから、時々会いたい、」と訴えた。

しばらくして原田は「・・うん、また会うよ、僕も、もっと裕美ちゃんのこと知りたくなった、・・また必ず会うよ、約束する」と答えた。裕美はほっとしたように大きく息を吐き、「*良かったァ〜、」と笑顔で言った。

ハンバーガーの紙袋を片付けながら裕美が、「今日はもう帰るの?」と寂しそうに聞いた。原田は、「そうだね、今回は突然だったけど無理して逢ったんだ、・・帰ったらまた仕事するよ、」と答えた。
裕美は「そうだったの・・」と呟いた後、直ぐに「*ねえ、次はいつ逢えるの?」と聞いた。原田は前を向いたまま少し考えた後、「本当のこと言うと、会うのは一度だけの予定だったから、・・次に逢う事は考えて無かったんだ、」と答えた。

だが直ぐに原田は、「でも今日は裕美ちゃんのお陰で凄くいい写真が撮れたし、・・これからも手伝って欲しいと考えているんだ、・・直ぐには逢えないかも知れないけど、LINEかメールで連絡は取り合おう」と言った。裕美は「え〜仕事のためェ〜、**私のこと好きだから又逢ってくれるんじゃ無いのォ?」、と不満そうに言った。原田は慌てて「もちろん裕美ちゃんが好きだよ、だから又会うんだ、・・いいかい良く考えて、好きでもない女の子のまんこちゃんにキスしたり、チンチン見せたりする訳ないだろ、・・僕は最初に会った時から、裕美ちゃんが好きさ」と答えた。
そして更に裕美の眼をジッと見て、「本当はネ、僕だってエッチしたいと思ってるんだよ、・・でも、そうしないのは裕美ちゃんの為だからね!、キミが好きだから我慢してるんだよ、」と言った。裕美は満面の笑みを浮かべて、「*そうだったの、良かったァ、*わたしも原田さんが大好き、・・いつも考えてたの、原田さんのこと考えると、胸がドキドキするの、」と嬉しそうに言った。
作品名:芳川裕美の想い(後編) 作家名:潮 風