二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
代打の代打
代打の代打
novelistID. 63523
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

はじまりのあの日19 メイコとカイトの

INDEX|4ページ/9ページ|

次のページ前のページ
 

駆ける弟。姫抱っこで、わたしとIA姉を降ろしてくれる彼。一目散に、舞台袖仕切られたテントの中、着替え、化粧直しをして貰う。もちろん、男子とは別テントで。そのお色直しの間、公演も頭から大好評だったようだ。見えてなくても、歓声でも解った。スタッフが撮影しててくれた映像で、後に確認もしたし。皮切りは、わたし達を除く全員で大合唱。次は中華な曲五連発。冒頭、ルカ姉、めー姉、ピコ君三人の踊りに大歓声。二曲目は、メンバー男女に分かれて交互に、真ん中は、テト姉、キヨテル先生のコンビダンス。最後は全員で踊る。三曲目はMikiちゃん、カル姉、リリ姉、ミク姉、めぐ姉のアレンジダンス。五曲目、カイ兄、アル兄、勇馬兄のダンスもキッレキレ(キレキレ)そのままのノリで勇馬兄、MCでも切れの良いダンスを交えつつ、軽快トーク。この辺りから、ステージ袖の影から観てた。そしてやっぱり嬉しかったのは

「ふふふ、俺だけエラく年増じゃない。大トリだぞ、おまえ達」
「わぁ~、すごく楽しみ~。このメンバーで踊るのは初めてだねっ」
「リンとおれとか、がく兄とおれはあったけどね」

そう、彼と、そして新鮮メンバーで踊れたことだ

「にいさまとうたえるひがきて、ほんとうに、ほんとうにうれしいですっ」
「ぽ父さん、ユキがんばるよっ」
「ぽ~兄さん達と、ハジメテの歌だ~」
「ボクモタノシミデフッ」

天使様達も目を輝かせていたな。紫様、軽く手足をほぐす。そこへわたし、多分かなり浮ついてたと思う。レンは二三度跳躍し、ウォームアップ。リュウト君、憧れ続けた『にいさま』と踊れることへの感激で、目が潤んでいる

「大トリカモーンっ、The my greatbrother my littlebrother my Sister end teamange~~lッ(自分の偉大なアニキ、弟、妹、天使様) 」

勇馬兄、MCを高らかに締めくくり、わたし達の登場を促す。後は任せたとばかりに、サムズアップ。拍手しながら反対のステージ袖へ

「いっこうじゃな~い(行こうじゃない)」
「「「「「「わ~~~~~」」」」」」

飛び出す、出陣行列組。衣装の違いで、すっかり皇帝の息子然とした紫様を先頭に、それぞれの位置に着く。盛り上がってくださる皆さんに

「最後の曲ですね~。盛り上がっていこうっ、お・ま・え・達~」

煽りが上手い彼。わたし達を含め、会場全体がもりあがる。その喝采を皮切りに、イントロが流れ出すわたし、レンが彼の前、顔を近づけて両脇に。今思えば、この曲を彼以外のメンツに踊らせるってどうなのか、と思うが、当時は全く気にしなかった。彼とわたし達姉弟を中心に、天使様は歌わない。一応配慮してたのかな、プロデューサー、天使様に歌わせなかったって事は。う~ん、どうだろう。周りで別バージョンのダンスを踊る。ありがたいことに、大トリ成功、大成功。アンコールには全メンバー、入れ替わり立ち替わり、歌って踊る。イベント『会場』規模はそれ程まででないにしろ大成功。敷地面積など関係ない。その興奮冷めやらぬうちに、商店街販売特設ブースへ移動