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はじまりのあの日21 ミクの誕生日

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その些細な引きつりに気付く彼。彼も良く見てくれたんだ、わたしのこと。僅かなリアクションで、変化に気付く。わたし、誤魔化す

「よ~し、とびっきり美味しいの作ろうじゃない、リン。さ~て、次。カイトのアニキ、シウマイおねがい。とさ」

それでもわたし、嬉しくなる。次のクイズを楽しむ、余裕も生まれる。そう、胸の痺れ、その『正体』を意識しないように、はしゃぐ。リククイズに集中する

「Mikiちゃん。カイトのアニキ呼びで分っちゃう。次のリク、神威のに~さん、タルタル万能ソ~ス。に、あう料理」
「IAか。ロブスター、鯵フライのソースにもイケるな。で、最後、お寿司食べたいです。Mikiちゃん、かむさん合作で~す」
「ピコ君」

最後の回答と共に、全員起立、拍手しながら

「「「「「「「「「「全問正解~。あとは、おに~ちゃん達の好きなもの~」」」」」」」」」」
「「好きにリクエストしすぎじゃな~い」」

リクエストクイズ大会の後、現在キッチンで大容量冷蔵庫×3とにらめっこ。マンションに集合した流れで、今日の調理拠点はココ。何があるか、何が足りないかを確認。わたしは、足りない食材をメモするからと称し、彼の左キープ。かけられる、あなたの声が宝物

「よし、常備の食材も減ってるからこんな所か。買い出しいけ~お・ま・え・達~」
「「「「「「「「「「おっしゃ~アニキさま~」」」」」」」」」」

うん、漏れはないな。と、確認をとり、彼からメモが放られる