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代打の代打
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はじまりのあの日22 違和感の正体と告白

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リリ姉の言葉に『ムッ』としかけて、アル兄の言葉に凹む勇馬兄

「勇馬くん、今度お揃いのジャージ選びに行こうよ。トレーニングの時、着るお洋服。勇馬くんのジャージ、カッコイイカナ。だから選んで欲しいの。そ、その、お、お付き合い始めたわけだから。ペ、ペアルックカナ~」
「ッッス、ス、グミサン、ぜって~(絶対)行くっすッ。ジャージ行くスッ」

めぐ姉、照れ照れ笑顔で。逆に『漢気』を見せた感がある。いや、女性だから『女気』と言うのだろう、か。勇馬兄、食いついてガッツポーズ

「そっか、神威君に貰った代物なのねぇ、あの簪。さすがのセンスね、神威君。大人な雰囲気、理由が解ったわ~」

めー姉の言葉。そう、まだ大人でないわたし。選ぶ品の違いを理解したのだろう

「うん、めー姉。うふ、あの日もね、贈ったら照れくさくなっちゃって。ドキドキの理由、今日気付いて良かった~」
「も~、そんな事あったんなら、そこで告白じゃない、タイミング的に~」

ミク姉、おしさと、呆れ含みの顔をする

「わたしをね、そうやっていつも大事に想ってくれる。だからがっくんが好き。わたし、がっくんと一緒に生きたい。ホントはね、朝も夜も一緒にいたい、ずっと一緒に。さっきがっくん、言ってくれた『傍に居ないとか考えられない』って。わたしも同じ、がっくんが居ない未来なんて絶対イヤ。だからわたし、がっくんと『結婚』したいの。めー姉が『一生支え合う』のが結婚って言ってた。わたし、がっくんと一生支え合いたい。結婚したい。もう、好き、好き、大好きなの~ぉ」

再びの大歓声、大層ひやかされる。祝福のひやかし

「なんだ~、リンっ、まだウチらが知らね~甘々話しがありそうじゃ~ん」
「こ~れゎ、事情聴取が必要ですね~。さっきに~さん『中華の街』ってぉ話し、知らないょ~ぅ。古都のぉ話しも詳しく聞きた~ぃ」

興味津々、リリ姉。IA姉、悪戯っ子モード

「ぅふふ、今度機会があったらね~」
「あの説教、嬉しいって、ヤバくない、リン」

ちょっと困った声で聞いてくる、紫の彼。うん、ヤバイかもしれない、わたし。だって、貴男からの行為、ほぼ総て嬉しいもの

「ん~ん、だって、がっくんが『わたし』を想ってくれてるんだもん。嬉しい、だって『大事なキミ』とかさっ。わたし『だけ』に言ってくれて」

横抱き状態、彼を見上げ、腕を首に回す

「あ、俺も気になるなぁ殿、リンにお説教。珍しいよ、リンにお説教する殿って」
「何かあったでゴザロウナ、神威殿が、看過デキヌ事案が。いかなる事情があったでゴザルカ」
「四次会の主役は、かむリンです~ぅ。隠し事無し、とことん行きましょうよ~ぅ」

尋ねてくるカイ兄、覗いてくるアル兄。身を乗り出すピコ君、に併せ

「うちも聞きた~い、なになに~、リンちゃ~ん」
「かるも気になる、気になるなる」

勢いづくMikiちゃん、カル姉

「ふっふ、今日の主役はミクだったじゃない。ごめんなミク、主役の座、取り上げちゃって。なら話しておこうじゃない、そんな図々しい強奪主役に成ったんだ。中華の街でさ、公演したじゃない。あの日さ、
来たの、リンが、俺の部屋」
「え~、そんなことで怒っちゃうの~、がくさん。どっちかって言ったら、喜んじゃいそうなのに~。あ、主役は気にしないで~。今まで十分主役だったも~ん、お腹いっぱい」
「二人だけの『逢瀬』Romantic(ロマンティック)だと思いますわ~」

ミク姉不満、眉がハの字。ルカ姉乙女、で眉がハの字、角度が違う

「ぽ兄ちゃんゴキゲンでも悪かったの~。晩餐会、あんなに楽しそうだったのに~。心の狭いぽ兄ちゃんじゃ、ちょっと見損なっちゃうカナ~。でも好きだけど~」
「めぐ、嬉しかったじゃない、部屋の扉、開けるまで『リンキタ~』って思った。でもな、扉開けたら居たじゃない。カボチャパンツとキャミソのリンが」
「えええええええええええっ」

めぐ姉、珍しく不満顔、紫様が事実を告げる。カイ兄驚嘆、他のメンバーからも驚く声

「だっダメだよリンっ、そんなカッコで出歩いちゃっ。家(マンション)なら良いけどっ。イヤ、マンションでもそろそろ気を付けて欲しいけどっ」
「気をつてよ~ぅリンちゃ~ん、その格好で出歩いて、変な人と会っちゃったらどぅするの~」

カイ兄、青ざめて、慌てる。IA姉、袖ぱたぱたで焦ってる

「それはお説教Level(レヴェル)ですわぁっ。リンちゃん、お気を付け遊ばせっ。世の中には居るのですっ、変質者と呼ばれる輩がっ。リンちゃんのように可愛らしい子を好むっ」
「って言ったら、リン大好きの俺も、変質者じゃな~い」

彼の言葉で、一度爆笑するメンバー。ルカ姉、ひとしきり笑った後

「違いますの~、神威さん、そういう意味じゃありませんわ~。神威さんがそんな方なら、とっくの昔に―」
「ミナマで言わな~い。まぁさっき俺のことお気に入り、とか言ってくれたじゃない。本音を言えばスタイルは、メンバーの中でルカが一番、俺好み~」

言って焼酎を一含み、彼。ソファにもたれる

「あ、そっか、ルカ姉似の彼女さんいたんだっけ、がっくん。う~、大人っぽい人が好みか~。う~ん、髪伸ばそっかなぁ、ルカ姉みたいに~」
「光栄ですわ神威さん、初対面の時、将来有望と言って頂きましたわね。はっきりいたしますわ、テトお姉様が言うような、変質的ではない、ということが」

やや気持ちがしたをむきかける。頬を染めたルカ姉、あ、もしやこの二人これからでもお付き合いを、等と考え、焦りそうになった時

「まあ、リンには先があるじゃない。そこら辺は、乞うご期待、じゃない。焦らなくっていい話、俺はキミが好きなんだから。もう今からリン一択~」

片目を瞑って、頭を撫でてくれる。単純明快、気持ちは浮上。最もこの日は考えつかなかった『子供体型』を、彼は好んでいないという真実

「さらって閉じ込めちゃうなんて事件もあるんだから~っ。気を付けてよ~リンちゃ~ん」
「ま、そこで冷静なかむいに『その気』がね~ってのは、解りきってるぜ。珍しくマジスレしてやる」

ミク姉、撮影抜きの大まじめ。テト姉の真摯顔、あまりない。それだけみんなに可愛がられているわたし。この上ない幸せ者

「とにかく放っておけないから、招き入れてお説教、しちゃったじゃない。そんな格好で出歩くなって。その後はお茶してさ」
「そ~、お茶した~。ハジメはがっくん恐かったケドね、その後はず~っと優しかった。紅茶、膝の上に零しちゃってね、がっくん、わたしの脚、拭いてくれて~。お姫様みたいな気分だった~」
「ぅ~ゎ~、最後が萌え萌えぇぇ~。観たかったな~ぁ、かぼちゃリンちゃんがお世話されてる所~」

目を輝かせ、萌え袖ぱたぱたIA姉に

「I~A不謹慎~。まあこの先可能性無い、と断言出来ないけど、零(ゼロ)に近い可能性であって欲しい。かぼちゃリンと俺なんて絵面。リン、慎まなきゃだめ」

紫様の真剣な思いが伝わってくる。そう、一番デリケートな年代に、最も慎重を期する話題だったから

「でも帰りはどうしたの、リン。神威君まさか」
「ああ、俺が送った。リンの部屋まで」
「それでね、お休みの魔法、かけてもっらったの~。ベッドまで来て貰ってね」