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機動戦士ガンダムRSD 第39話 反撃の声

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瞬間J.P.ジョーンズは、爆沈し通信も切れた。
「旗艦J.P.ジョーンズ、シグナル消失」
 バート軍曹がわかりきったことを報告した。
タリア艦長は、ため息をつくと悔しそうに握りこぶしを作った。

                                                     ※

 着陸していた1機のユーピテルツヴァイは、背後にそれた攻撃の爆風でよろけた。
しかし何とか踏ん張ると1両のリニアガン・タンクをビームライフルで撃墜した。
続けて頭部バルカン砲で別のリニアガン・タンクを撃墜した。
「後ろにとりつかれてるぞ」
 パイロットは、ベースジャバーに載ったユーピテルのパイロットに注意した。

                                                     ※

 オーブ本島の秘密隔壁が開くと増設ロケットを付けたガーティ・ルーが発進した。

                                                     ※

 それは、ミネルバでも確認できた。
「ガーティー・ルーが?」
 タリア艦長は、やっとかと感じていた。
「島の裏側からか」
 アーサー副長は、安堵していた。
タリア艦長は、まだ緊張を解いておらずモビルスーツデッキに通信を開いた。
「ルナマリア発進。
今上がったシャトルを援護して。
ジブリール大統領が乗っているわ。
敵は、死に物狂いで沈めようとします」
 タリア艦長は、ルナマリア大尉に重要任務を与えた。
「了解」
 ルナマリア大尉は、気を引き締めた。

                                                     ※
 それは、スクイードでも確認できた。
「ガイヤス・ギヤを向かわせろ。
撃ち落とせ。
絶対に宇宙に上げるな」
 ピート艦長は、オペレーターに指示を出した。

                                                     ※

 ミネルバでは、アカツキの発進準備が完了していた。
「ルナマリア・ホーク、アカツキ、行くわよ」

                                                     ※

 2機のガイヤス・ギヤのパイロットは、Gに耐えながらボギー2に迫っていた。

                                                     ※

 ルナマリア大尉は、前方からガイヤス・ギヤがビームライフルを撃てきたので右に回避し反撃にビームライフルを撃った。
「このアカツキの機動性は、そっちとは段違いなのよ」
 ガイヤス・ギヤは、ビームライフルを連射していたが命中しなかった。
そしてビームが来たのでシールドで防いだが出力が高くて一瞬姿勢を崩した。
ルナマリア大尉は、一気に1機のガイヤス・ギヤに迫った。
「死ね」
 ルナマリア大尉は、ヌーベルヴァジュラビームサーベルで切りかかろうとしたがガイヤス・ギヤはサブフライトシステムからジャンプして回避すると再びサブフライトシステムに着地した。
そのガイヤス・ギヤは、6連ミサイルを撃ってきた。
しかし全弾回避できた。
 そのすきにガーティー・ルーは、大気圏を脱出してしまった。

                                                      ※

 それは、コロニー軍でも確認でき皆が茫然としていた。
「信号弾撃て。
作戦失敗に伴い一時撤退する」
 ピート艦長が撤退命令を出した。
「艦長?」
 それにアマクサ副長が異を唱えた。
「戦況は、こちらが不利になりつつある。
ボギー2もアーガマもどきも撃沈できる見込みがない。
これでは、戦闘の継続は無意味だ」
 ピート艦長が戦闘継続の必要性のなさを説明した。
「しかしそれでは、軍令部からの命令に背きます」
 アマクサ副長が再び異を唱えた。
「軍令部の命じたのは、ボギー1、2とアーガマもどきの撃沈だろ?
オーブと戦えということでは、ない」
 ピート艦長は、命令の内容を再確認させた。
アマクサ副長は、それ以上何も言えなかった。
「マン・マシーン帰投。
全軍、オーブ領域外へ一時撤退する」
 ピート艦長の指示でスクィードから信号弾が発射された。

                                                     ※

 それは、オーブでも確認できた。
「撤退する?」
 ソガ一佐が驚きながら言った。
「サオトメ」
 カガリは、敵指揮官であろう死神の名前を言った。

                                                     ※

「ひきましょう」
 サオトメは、マーク中将に指示を出すと撤退した。

                                                     ※

「退くというのなら追撃はしない。
全軍に徹底しろ」
 カガリが追撃をしないよう命じた。
「了解」
 それにソガ一佐が答えた。

                                                    ※

 マユ大佐は、悔しかったが命令に従った。

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 α艦隊は、オデッサ基地から宇宙に上がる準備を行っていた。
リーン・ホースJr.の医務室では、カレン中尉が寝不足で寝ていた。
「はい、朝から調子が悪くて」
 セシリア・ストリーム中尉、エリンスト・ロック中尉とシェリー・ヤンセン少尉がカレン中尉の寝顔を見ていた。
「すぐ寝ちゃった」
 エリンスト中尉は、カレン中尉が横になってすぐに寝たのに気づいた。
「もう駄目だったんだね」
 セシリア中尉が体力の限界だったのを悟った。
「次の訓練の教官は、誰だ?」
 レオポルド・ムーア大尉が3人に聞いた。
「ダルシア・ゼメラ少佐です」
 セシリア中尉が答えた。
「じゃあ俺が報告しておくからお前たちは、自主訓練か休息を取っておけ」
 そういうとレオポルド大尉が医務室から出た。
「寝顔とっとこ」
 そういうとエリンスト中尉が端末を取り出しカメラモードにした。
「私も」
 シェリー少尉が戸惑う中2人は、カレン中尉の寝顔を撮っていた。
「弱ってるカレンちゃん、かわいい」
 2人は、カメラでカレン中尉の寝顔を何度も撮っていた。
シェリー少尉は、その光景にとうとう我慢できなかった。
「撮っていいんですか?」
 シェリー少尉は、2人に聞いた。
「撮っちゃえ、撮っちゃえ」
 セシリア中尉が手招きしながら答えた。

                                                     ※

 オーブでは、兵士たちが被害状況の確認などでてんやわんやになっていた。
「医療班、サイバネティック第二班は」