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先生の言葉 全集

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57.女魔法使いの秘密



 おやおや。どうも、こんばんは。

 ご相談というのは、あなたですね。ええ、もちろん存じておりますよ。最近、よくここにいらっしゃるパーティの最後尾の魔法使いの方ですよね。とてもきれいな方なのでよく覚えておりました。思わず見とれてしまって、攻撃の手がおろそかになってしまうこともあったぐらいです。まあ、見とれてなくても、私の攻撃は大したことありませんが。
 はい。今日はご相談があるということですね。私でよろしければ、何なりとご相談ください。

 ええ。実はパーティのみんなに隠し事をしていると、なるほど。で、それを打ち明けていかどうか悩んでいらっしゃるんですね。そうですか。まあ、誰しも隠し事の一つや二つ、持っていますからね。パーティの仲間というと、運命共同体と言ってもいいぐらいつながりが深いですが、逆に割り切ってしまえば、ただのビジネスパートナーとも言えるわけで。ですから、告白するには、やはり隠し事の内容にもよるでしょうね。
 もし、差支えなければ、その隠し事のというのを聞いてもよろしいでしょうか?

 ふむ。実は年齢を偽っている? なるほど、その程度ですか。それなら、お好きにしてよろしいのではないでしょうか。もちろん女性にとってはデリケートな問題だと思いますが、年齢が冒険の妨げになることはないでしょう。数歳程度、サバを読むのもいいと思います。
 え? 数歳どころじゃない? そ、そんなに? しかも、近頃は加齢で老衰してしまいそう? ええっ、ほんとですか? 冗談ではありませんよね。私には妙齢の女性にしか見えないのですが……。
 お世辞でもそう言ってくれるとうれしいわって、いや、お世辞じゃないですよ。でもさすがに、そうなると、後継者のことも考えなければならないので、パーティの皆さんには話しておいたほうがいいかもしれませんね。正直、いまだに信じられませんが……。
 ええ。この年になるまで第一線でいられたし、とても楽しい冒険だったから、もう人生には未練はないと。そうですか、うらやましいです。じゃあ、みんなに話してくる? そうですか、いってらっしゃいませ。
 あ、あの、最後に失礼でなければ、年齢、お伺いしてもよろしいでしょうか。ええ、はい。あぁ、そうなんですね。いや、全然見えないです、本当にお世辞抜きで。アンデッドの私も真っ青ですよ。はい。それでは、さようなら。

 ……いや、すごいな、あの若さ。ああいうのを、本物の美魔女っていうんだろうなあ。


作品名:先生の言葉 全集 作家名:六色塔