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先生の言葉 全集

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32.エレベーターの秘密



 どうも、こんにちは。おや、またここに来られたんですか。いえ、別に来るなと言いたいわけじゃありません。ただ、もうここに来る必要は、ないんじゃないかなと思いまして。

 なぜかって?

 だって、もう僧侶と魔法使いの方は全ての魔法を覚えていらっしゃるでしょう。前衛の方も十分な攻撃力をお持ちでしょう。ならば、私なんか相手にせず、もっと深い階で探索したほうがいいですよ。

 え? 下の階層に行くのはどうすればいいかって?

 まあ、階段を使って行けないこともありませんが、基本的にはエレベーターを使っていくことになるでしょうね。

 そのエレベーターが怖くて乗れない?

 ああ、エレベーター、苦手な方ですか。たまに、いらっしゃいますよね。

 ええ、乗ってる最中に地震が起きたらどうすればいいんだって?

 いや、そこはよく考えてみましょうよ。もともと地下迷宮にいるんですから、エレベーターに乗ってようが乗ってまいが、地震が来たらひとたまりもありませんよ。まあ、実際この迷宮は最奥の魔術師の魔力でできていますので、多少の地震ではびくともしないと思いますけどね。地震で崩れるようなもろい迷宮だったら、他ならぬ魔術師本人が最下層にいるわけがないでしょう。エレベーターも同様です。ちゃんと魔術師の魔力が施されているので、そう簡単には危険な目にあわないと思います。

 でも、あの浮遊感がどうにもだめ?

 あ、その点も問題はありません。なんせ、この迷宮のエレベーターは、オーガさんやトロールさんが頑張って動かしてるんで。ええ、そうです。ここのエレベーターの動力は、彼ら、力自慢のモンスターなんですよ。主に上のエレベーターがオーガさん、下のそれはトロールさんが、頑張って動力装置を回していますね。人力(?)ですから、あの妙な浮遊感もありません。安心してお乗りください。ああ、動かすのがモンスターだからって気にすることはありません。彼らは、誰が乗っているかなんて気にしていませんから。モンスターだろうが、人間だろうが、別け隔てなく押したボタンのところまで運んでくれます。

 え? 彼らがそんなことをする理由ですか?

 どうやら、がんばるとオーガロードさんからお駄賃が出るようです。ですから、オーガさんもトロールさんも、結構熱心にやっているみたいです。
 ということで、まずは4階に行って、下のエレベーターを使うための許可証をもらってきましょう。

 あなた方の深層での活躍に、幸多からんことを。


作品名:先生の言葉 全集 作家名:六色塔