宇宙に虹、大地に黄昏
生活圏の拡大・・・それは生物が辿ってきた進化のひとつといえる。
その過程で人類は増えすぎた人口のはけ口を宇宙に求めた。
これにより、人類は第二の大地を創造し移民していった。しかし、宇宙は生物の
生命線ともいえる地球からあまりにも遠く、資源衛星の存在は欠かせないもの
だった。
ここ、マカリアもその一つである。
衛星マカリアは宇宙世紀初頭、テキサスコロニーの建造に伴って開拓されたものであったが、テキサスコロニーの風化とともに忘れ去られ、静寂に包まれていた。
しかし、それも2年ほど前までの話である。
作品名:宇宙に虹、大地に黄昏 作家名:アスキー