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宇宙に虹、大地に黄昏

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「フォルティス」
フォルティスがその呼び声に顔を上げると、眼前にノーマルスーツが浮いていた。
その小さな背丈を持つ知り合いは一人だ。ルミナである。
フォルティスは、自分が何故ここにいるとわかったのか問答したかったが、まずは状況整理をしようと図れるだけの冷静さはある。
「どうしたんだ?」
「あなたは、ここにいていい人じゃないと思うからね。でも、あなたは1人で変われる人じゃないから、 だから私も行くよ」
「駄目だと言ったら?」
「あなたにそんな言い方はできないよね?この前の話、私はそういう捉え方をしたのだけど」
(それがわかって乗ってきたのか!?卑劣な・・・!)
表情こそ変えなかったが、険悪な空気はつくりだされていた。
この場面で敵愾心を抱くのは大人げないことであるのだが、それは相手を認めているからこそ発したのである。
緊張感は、別の感情へと変換されていた。
作品名:宇宙に虹、大地に黄昏 作家名:アスキー