二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

クロノトリガー後日談 ロボ生きてた展開

INDEX|8ページ/9ページ|

次のページ前のページ
 

「あ? まあ、そうだけど使い古しのバッテリーだからなぁ。宇宙船動いたとしても、ワープなんかは繰り返しは無理だろうな」

 

ルッカ

「わ、ワープ可能なくらいのエネルギーが入るの!?」

 

露天商

「まあ、そんなに残ってるとは思わないが、そもそも宇宙船なんて目立つもので飛んだらやばくねえか? ロボットに狙われるぞ?」

 

ルッカ

「飛行機はやっぱダメ?」

 

露天

「ダメに決まってるだろ! 飛んでると奴ら速攻でやりにくるぞ!」

 

ルッカ

(変だわ…私達はシルバードに乗ってるけど無事でいる。私達だけが狙わない理由が…)

 

露天

「どうした? なんか悩みごとか?

 

ルッカ

「いえ、少し考え込事を

 

露天

「悩みなら、吐き出しちまえよ

 

ルッカ

「例えばの話だけど、もし飛行機で飛びながらロボットに攻撃されないとしたら、それってどういうこと?

 

露天

「そんなの決まってるだろ。泳がせてるんだよ。後をつけて人間が集まった所でズどン!だ。

 

ルッカ

「それってつまり…

 

露天

「どうした? 顔色悪いぞ、ねえちゃん。うん? そういえば、ねえちゃん、あんまり見ねぇ顔だな…

 

 

クロノとマールが駆け寄ってきた。

 

「たいへんよ。ルッカ」

 

「ロボット達が攻めてきた」

 

露天

「なんだって? ロボットが! こうしちゃいられね! 逃げるぞ」

 

「おいオメェら、何もたもたしてる。いつもしてた訓練忘れたか?」

 

「はやく来い!

 

 

クロノ達は露天商の後をついていった。

 

人々はワープ装置に乗り消え去った。

 

 

「どうするクロノ?」

 

クロノ達は戦うべきか少し迷った後、ワープ装置にのりこんだ。

 

 

 

 

ルッカ

「ごめんなさい。私達のせいだわ

 

露天

「どういうことだ?

 

ルッカは事の次第を説明した。

 

露天商

「そういう事だったか…」

 

「まあ、気にするな。お前達の話を聞く限り、深刻なことだと考えてるみたいだけど、この時代に生きてる俺たちたとってはこんな事日常茶飯事なんだよ。今こうして避難に怯えているけれどタイムトラベルして過去を無かった事にするんだ。ロボット達がここを見付けられない時間に巻き戻るんだ。

だからなぁ、怖がる必要ないんだよ。

俺たち側にだってタイムマシンはあるんだ。

だから大丈夫だ。」

 

露天商は震えていた。

時を戻せるといっても、成功する絶対の保証はない。

時を戻して無かったことにしても、襲われた記憶も助けられた記憶も無くなるのだから次に襲われるにしても常にそれが『初めての経験』になるだろう。露天商は「日常茶飯事」と大したことないかの様に言ったけれど、それは精一杯こ虚勢をはっているだけで、心底怯えていた。

 

 

 

 

クロノ達ができる最善策は何か?

大型タイムマシンにワープできる様に絨毯を置いてきてる。

シルバードにもう一つの絨毯がある。

森の外でシルバードに待機しているロボが今の状況を察知して過去を変えてくれるだろうか?

あるいはそのシルバードは既に壊されているか。シルバードが飛ぶことが不能でもワープ絨毯から大型タイムマシンにワープしてくれるだろうか? あるいはそれもできないとか…

 

どうなるのか判らない。

ただ、今がこのままあり続けるのであれば、タイムトラベルができてない証拠

シルバードに残されたロボ、もう一つのシルバードに残されたロボ。

 

大型タイムマシンには誰も残っていない。

大型の方にもメンバーの誰かを待機しておくべきだったかもしれない。

今、殺されて、時が戻り、死がが無かったことになるからといって、死ぬのが怖くないなんてことない。

 

 

露天

「おい、あんちゃん達。今、悪い未来ばっか想像してんだろ?」

 

未来はな…

なるようになる。しか、ならないんだ!」

 

 

 



 

クロノ達がゲートをこじ開けるだろう女の子を探しに行こうとした時間、シルバードに乗ったロボが未来からやってきた。

 

ロボ

「ルッカ、この先へは行ってはなりません。

 

ルッカ

「もしかして未来のロボ?

 

ロボ

「ある意味では過去のロボですが、その事はどうでもいいです。かくかくしかしじかで

 

 

ルッカ

「このタイミングでいきなり? どういうこと? まさか私達は寄せ餌の様なものだったの? 

 

ロボ

「分かりませんが、とにかく、危険です。沢山のロボットがいきなり襲撃に来ました。この先へは行ってはなりません」

 

ルッカ

「そう、ゲートをこじ開けた少女の件、重要な情報になりそうだったから残念ね…

 

 

ロボ

「マザー、何か良い方法は無いのですか? 私達が監視されているのでは、この先、多くの人を助ける事は無理です。

 

ルッカ

「私達もあいつらスパイロボットみたいに隠れて行動できればいいのに。マザー、旧人類が残した小型ロボってないの?

 

マザー

「空が飛べないタイプで、陸や海を転がるタイプなものはありす。タイムトラベル機能なし、無線通信機能あり。

 

ルッカ

「無いよりはマシそうね…何処にあるの?

 

マザー

「歴史遺産として厳重に保管されています。

 

マール

「これね? あんまり小さいから気付かなかったね。でもこれどうやって使うの?

 

マザー

「VRシステムでコントローラーで操作します。

 

クロノはVRシステムでコントローラー操作した。

 

ルッカ

「全く動かないわね

 

マール

「うんともスンもいわないね

 

ロボ

「バッテリー切れでしょうか

 

マザー

「ごめんなさい。どうやら錆で動かないみたいです。手入れを怠ったのが原因だと思われます

 

ルッカ

「色々とツッコミしたいところだけど、まあいいわ。過去に戻って新品の状態のスパイロボを手に入れれば良いだけのことだしね。

 

ところでマザー、私達忙しくてつい聞き忘れたけど、この施設って一体何なの?」

 

マザー

「この施設は元々歴史遺産博物館だったところです。今から500年前、1800年に開館されました。2050年頃までは平和で来館者も多くいましたが、それ以降は戦争が始まり来館者は激減し、2100年以降は誰も訪れていません。」

 

マール

「じゃあ、マザーはそれから200年ずっと一人だったの?

 

マザー

「掃除ロボットや施設のメンテナンスロボが50年程来ましたが、それ以降は掃除ロボットも来なくなりました。

 

ルッカ

「それにしては綺麗にされているわね。

 

マザー

「月に一度、私が掃除しています。

 

 

ルッカ

「え? マザーが? どうやって?

 

マール「画面から出てくるんだよ。」

 

ルッカ

「え? だからどうやって?

 

♬きっとくる。きっとくる♬

 軌跡はシローく♪