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クロノトリガー 気の強いルッカ 一話紛失中

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橋の上で数時間にもわたる攻防戦が繰り広げられ、ビネガーは魔力が尽きたのか、骸骨を残して逃げていった。

 

クロノ達は痛ましい戦争を見て心を握りつぶされる気持ちになった。

 

ビネガーが去った後、兵士達は反撃の狼煙を上げた。 

 

魔王城に突入するらしく、ルッカも見聞を広げる為に後を追った。

 

魔王城へと続く魔岩窟、そこで兵士達は足を止めていた。

 

魔岩窟は魔力で生み出された岩であり、質量、硬度が魔的に高められていた。

人間の力はでは動かせないし、破壊もできない。

 

カエル

「魔の力を打ち消すグランドリオンがあれば…」

 

カエル

「やや! そなた達はいつぞやリーネ様救出に力を貸してくれた方! 今回も力を貸してくれるというのだな!」

 

 

ルッカ

「グランドリオンって、何?」

 

カエル

「し、知らぬのか? 伝説の聖剣、グランドリオンを!」

 

ルッカ

「そうじゃないわ。グランドリオンがなぜこの岩をどけられるの?」

 

かくかくしかじか

 

ルッカ

「…つまり、この先はグランドリオンが無ければ進めそうにない。」

(面白そうな剣ね…。研究しがいがありそうだわ)

 

 

カエル

「だが、剣は折れてしまっている。修復できる職人もいないし。

 

ルッカ

「その折れたグランドリオン、私に見せて頂戴。

 

 

〜カエルの自宅〜

 

ルッカ

「真ん中から綺麗にすっぱり折れてるわね…。」

 

カエル

「やはりダメそうか?

 

ルッカ

(魔力に関するものなら、時の最果てにいる老人が何かを知っているんじゃ…)

 

カエル

「な! この剣を貸してくれだと?

 

ルッカ

(やっぱりダメよね…しょうがないか…

 

 

 

 

カエル

「な! お前達、未来からやってきただと? しかも時の果てという場所で魔法を使える様になっただと?」

 

一人くらいなら歴史に大きな影響はないだろう。ルッカは洗いざらいカエルに話した。

ゼナンの橋は現代では高速道路が続いていて人なんか歩いていない、カエルの住処の真上はビルが建っている。魔族も魔王軍も歴史的には存在しないが人間は繁栄している。等を伝えた。

 

カエル

「そうか…人間はいずにせよ魔族に勝つのだな…

 

 

ルッカ

「え? 私達に付いてくる?

 

カエル

「ああ、グランドリオンは亡き共の形見でもある。他人においそれとは渡せない。」

 

 

ルッカ達はカエルをメンバーに加え、時の最果てに向かった。

 

 

〜時の最果て〜

 

時の果ての老人(時魔学の賢者ハッシュ)

「こ、この剣は…

 

カエル

「治せますが、御仁…

 

 

ハッシュ

(この剣に微かに残る魔力、ワシの弟、ボッシュのものに違いない。この剣はあの時、魔神機に刺して…)

 

 

 

カエル

「ボッシュという者なら治せるかもしれぬのだな? 」

 

ハッシュ

「断言はできんがの。じゃがボッシュが何処に居るかは分からんのう。  

 

カエル

「何か情報は無いのか? 

 

ルッカ

「あったわ。SNSに刀鍛冶ボッシュで登録されているわ。プロフィールには古代ジール王国からやってきたタイムトラベラーと書いてある。ちょっと電話してみるわね。

 

 

 

 

ボッシュ

「はあ? グランドリオンを直して欲しい? なんじゃそのグランなんとかというのは。

 

ハッシュ

「ちょっと電話を貸してくれ。

 もしもしハッシュじゃ! ワシじゃよワシ!

 

ボッシュ

「え? 兄さん? 良かった無事に生きていたんだね。

 

ハッシュ

「なんとかな、ボッシュこそどうじゃ? 元気にやっとたか?

 

割愛

 

ハッシュを加えたクロノ達は電車を乗り継ぎ、ボッシュの家に向かった

 

二人は感動の再会をした。

 

 

〜ボッシュ自宅〜

 

ボッシュ

「なるほど、皆さんは時を旅しておるのか…

 

カエル

「魔族と戦うにはグランドリオンがどうしても必要なんだ。

 

ボッシュ

「グランドリオン…。見たところ剣に陰のエネルギーが継いておるが…お主もしかして憎しみ等を抱いておらぬか?

 

 

 

カエル

「親友が…

 

 

 

 

ボッシュ

「そうか…親友が魔王に…

 辛い事を聞いたのう。

 

 

 

ボッシュ

「無念を持ったままではグランドリオンの力を引き出せないはずじゃ。だからグランドリオンを修復したとしても、パワーは小さいのう。

 

 

カエル

「くそう!

 

ボッシュ

「安心せい、このグランドリオンよりも強い武器をワシなら作れる。

 

カエル

「本当か?

 

ボッシュ

「既に作ってある。それを貸してやろう。

 

カエルはデーモンキラーを受け取った。

 

ボッシュ

「グランドリオンと同じように魔力を吸い取る力がある。魔力を力に還元している魔族にうってつけじゃ。」

 

 

カエル

「何から何までかたじけない。」

 

カエル

「よし! ルッカ! 前線まで戻るぞ!」

 

ボッシュ

「まて、行くならワシも連れて行け。こう見えてワシは昔、生命魔学の賢者と言われておった。回復系の魔法はなんでもござれ。剣を修理するだけでなく、人間を修理するのも得意ということじゃ。

 

カエル

「人間を修理? それはもしかして…

 

ボッシュはカエルの呪いを解き元の姿に戻した。

 

ハッシュ

「ボッシュが行くというならワシも行くぞ。

 

メンバーはボッシュ選りすぐりの武器を携え、魔王城へと向かった。

 

 

〜魔王城〜

 

ボッシュ

「む?  この気配はジャキ様?」

 

ハッシュ

「まさか、ジャキ様もタイムゲートに飲み込まれて…

 

ボッシュ

「だとしたら大変じゃ。 こんな魔族のウヨウヨいるとこころに出現なんてしたら…

 

ハッシュ

「今すぐ救出せねば!」

 

 

〜魔王の広間〜

 

「ジャキ様ー!」

 

ボッシュ達が暗闇の中を進む度、部屋の明りが自動的に灯される。

 

 

「ジャ? ジャキ様?」

 

魔王

「私の本当の名を知っているとは、お前達は一体…

 

ハッシュ

「ワシです。時魔学の授業を担当していたハッシュです。

 

ボッシュ

「同じく、生命魔学の授業を担当していたボッシュです。ジャキ様が赤子の頃はオシメを交換したこともありましたぞ。

 

 

魔王

「なぜ、

 

ボッシュ

「ささ、こんな物騒な所からは早くお逃げましょう。

 

魔王

「なぜ、なぜ、もっと早くに来てくれなかったのだ…

 

ボッシュ

「困惑される気持ちは判ります。ジャキ様は何十年もこの世界で過ごしたのでしょう。過ぎ去った日々は戻らないかもしれない。でも、きっと頑張れば、明日に希望を持って生きられるはず。

 

ハッシュ