二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

クロノトリガー 気の強いルッカ 一話紛失中

INDEX|5ページ/7ページ|

次のページ前のページ
 

クロノはこの時点で触覚も無くなっていた。

声を出してもと届かない。

 

 

ジールはテレパシーを張り巡らせ、クロノの存在を感知した。

 

「何者だ!

 

 

「そうかクロノと申すか、

 

「敵ではないのは判った。どういう了見があって王室に忍びこんだ?

 

 

「未来からやってきて、この時代に何が起きたか調べているだと? 未来の世界はラヴォスに滅ぼされて大変…

 

ジールはクロノ達が歩んだ歴史を理解した。

 

「なるほど。ジャキは、黒い風でこの国の消滅する未来を知っておるのか。まさか、ラヴォス神が我が民にそこまでの仕打ちをするとは…

 

「分かったクロノ。後の事はわらわはに任せろ。わらわは死んでもタダでは死なぬ。

 

 

クロノはメンバーの元へ戻った。

 

だがメンバーもクロノと同じように消滅しかけていて互いに視認することができなかった。

 

触覚は完全になくなり、自身を叩いても全く痛くもなくなった。

 

ージールー

 

ラヴォスが目覚め、タイムゲートを生み出した。

ジールはラヴォスを制御しているサラを念力で飛ばし、ボッシュが飲み込まれるゲートに入れた。

 

 

 

ークロノー

 

程なくして、ラヴォスは目覚めて破壊の光を打ち出した。

 

天空都市は無残に崩壊していく。天空都市だけでなく、地上にもラヴォスの雨が降り注ぎ、地表が溶けていく。

 

 

ラヴォスの真上にあった海底神殿は破壊され水没し始めた。

 

 

ジールが術を開放すると、海底神殿が変形しラヴォスを飲み込んでいく。

すっぽりと覆い、光のエネルギーが内側に閉じ込められる。

ジールはその光を受けると死ぬ。バリアでも防ぎきれない。そう判断し、神殿に意識を転移させた。

ジールは神殿となり、ラヴォスの攻撃をチリになるまで受け止めた。

 

 

その頃にはクロノ達はこの世界から消滅した。

クロノ達が今後生まれなくなるという意味ではなく、未来ではボッシュを通じてサラとクロノ達が出会う流れになる。

現代でサラを知った状態のクロノ達に修正される

 

 

ーサラー

「きゃ!」「うげっ!」

 

民家のクローゼットからサラとボッシュが勢い良く飛び出した。

 

 

全身緑の毛のない魔族

食卓を囲んでいた2魔族は慌てふためき、ちゃぶ台をひっくり返した。顔を人間の姿に変幻させる。

 

サラ

「え? ここは…

 

ボッシュ

「サラ様、ワシらはどうやらタイムゲートで時を飛んできた様子じゃ。

 

人間に成りすました魔族

「お、お前たち、人の家でなにしとるが!

 

サラ

「あ、ご、ごめんなさい。直ぐに出ていきますので…

 

魔族

「ちょっとまて! 

 

サラ

「な、なんでしょうか?

 

魔族

「いきなりクローゼットから出てきてビックリたけど、お前達、人間じゃない。

 

サラ

「え? 私は人間ですけど…

 

魔族

「演技が上手いのは良いが、魔力がダダ漏れしとるぞ。そんなのでは人間を騙す事ができても魔族の目を欺くなんてできんぞ。 そもそも魔族同士で正体を隠さなくてもよかろうが。」 

 

サラは魔族を知らなかった。

 

魔族a

「まさか本当に魔族ではないのか? じゃあ、魔力を持っている人間ということか…

 

魔族b

「魔力があるから人間と魔族の間の子じゃない?

 

魔族a

「なるほど

 

 

サラ「どうして魔族は人間の姿に化けてるの?

 

魔族

「そりゃ大昔にそう決まったからだよ。

 400年前、魔族王フリューゲルスが人間世界を統治した際、魔族の痕跡、歴史を消すような政策をしたんだ。知ってると思うけど

 

サラ

「どうしてそんなことを?

 

魔族

「人間に安心して暮らして貰う為さ。人が生まれてくればそれだけ人間狩りもやりやすくなるのさ。

 

サラ

「人間をたべちゃうの? まさか貴方たちも?

 

魔族

「そりゃ大昔の魔族の話さ。今はもうしない。そもそも僕らみたいな緑種族は草食系だから、人間は食べないよ。

 

魔族

「まあでも、祖先が人間を家畜にしてきのは事実だからね…。そんな魔族が公に存在すると判れば、皆、恐怖におののくでしょ。魔族界のルールで魔族の存在を隠す様に僕らはしないといけない。。

 

 

サラは時代を超えて来た事を説明した。

 

魔族

「なら、この時代では住所や身分証もないってと? 魔族のルールで身元不明者は通報する事になってるんだ。悪いけど、連絡するね。

 

 

ボッシュ

「サラ様、なにやら慌ただしいですぞ、逃げましょうか…」

 

サラ

「ボッシュ、一旦様子を見ましょう。この人達に敵意は無さそうですから。

 

 

サラとボッシュは魔族としてのIDを得た。人間そっくりの魔族種として、住居と職業をあっせんされた。

 

ー仕事ー

 

サラはヘケランリゾートでホテルの清掃員の面接に行き、ボッシュはヘケランリゾートの土産物屋に卸す刀作り、鍛冶職人の面接に行った。

 

魔族ヘケランが運営しているこのリゾート地区は、渦潮を利用した天然ウォータースライダーで成功を収めた。ヘケランはスマホ片手に毎日忙しい日々を送っている。

 

ヘケランはときどき社長名を隠してバイトの面接をする。

 

「ほう、新しい魔族が来たか。通せ。」

 

サラ

「ふつつか者ですが、宜しくお願いします。

 

ヘケランは職安指導に沿って書かれただろうサラの履歴書を見ていた。

 

ヘケラン

(魔法のレベルは高いが、それ以外のスキルがてんで駄目か…。他の魔族にできず自分にしかできないこと、ラヴォスのコントール…)

 

ヘケラン面接官

「このラヴォスのコントールというのは、どういう意味ですかね? 

 

サラ

「基本的にラヴォスが目覚めない様にラヴォスの精神に働きかけたりします。いわゆる催眠術みたいなものでしょうか…」

 

ヘケラン

「なるほど。ですが、ラヴォスは400年前に当時ガルディア領内にいた魔族王が召喚に失敗し、命を落としたと聞きます。そんな危険な存在をどうしてコントロールしよう等と思い経ったのですか?」

 

サラは魔神機でラヴォスからエネルギーを抽出する国家事業に携わっていた事を説明した。

 

ヘケラン

「なるほど…。サラさんは、タイムトラベラーでしたか…。

 

 

サラ

「私ではお役に立ちませんでしょうか。

 

 

ヘケラン

「その美貌なら接客が向いていると思うのですが、何故、清掃を?

 

サラ

「…実は、セクハラする魔族に耐えかねて魔法でズドンと

 

 

ヘケラン

「なるほど。(流石に履歴書には書けないか…しかし正直者…)

 

 

ヘケランはサラの履歴書に合格の印を押した。

 

 

 

 

ー千年祭ー