古代人とクロノトリガー
この道通りたかったら、俺と勝負するか、カネを払えBABY」
ルッカ
「どうやらこいつらはロボット暴走族ね。何が原因かは知らないけど、レースを強要することに目的を見出しているみたい。」
クロノ達が無視して廃墟に進もうとすると通せんぼして、ブーブーサイレンを鳴らしながらタックルしてくる。地味に痛い
ジョニー
「俺が、認めるのは唯一スピードのみだせ!
この道通りたかったら、俺と勝負するか、カネを払えBABY」
勝負する場合、クロノ達にバイクを貸してくれるという。
廃墟を抜けるまでのレースであり、勝っても負けても向こう側に行く目的を達成できる。
マール
「どうしたのクロノ? バイク貸してくれるってよ?」
マールはバイクに乗った。三人乗れる大型のバイクで車の様に窓が付いていた。砂埃を心配する必要はなさそうである。
ー廃墟を抜けてー
ジョニー
「どうだ? 風をきって走る感覚は最高だろー」
廃墟は元々はビル群地帯だったのか、砂地の少ないとこで、思った程砂埃はなかった。
ジョニーに再度話しかけるもさっきと同じようにオウム返しされた。
マール
「なんだったんだろ、あれ」
クロノ達は数キロ先に工場らしき建物と更に数キロ先にドーム城の建物を見つけた。
ルッカ
「あそこまで行くのはちょっと面倒よね…」
マール
「さっきの車、盗んじゃう?
ルッカ
「言い忘れてたけど、あいつら武装してわよ。ビーム砲が出せる様な筒あったし…」
クロノ達は工場らしき建物に向かった。
砂荒らしに紛れてベルトコンベアーや機械音が
が聞こえてる。
ようやく辿りつくと、入り口の扉は閉ざされてる。
無理にこじ開け様とすると警報音がなり響き、ロボットが何処からともなく現れて襲ってきた。
さっきのジョニーの連れてた部下ロボットに機種が似ていると気付いた頃にはビーム砲が飛んできた。
クロノ達は走って逃げた。
20mくらい離れたたら、ロボット達は帰って行った。
クロノ達はドーム型の建物を目指した。
最初にあった建物と良く似た建物であるが、
内部からロボットの機械音が聞こえる。
さっきの様な危険はロボットかもしれない。
見つからない様に進んで奥に行くと、コンピューターがいくつかあり、脇には壊れたロボットが一台横たわっていた。
コンピューターのスイッチを押しても起動する気配はない。
ロボットも同じだった。
ルッカ
「…これ、ちょっと分解してもいいかな?」
危険そうな武器を持っていないと判断したルッカは、ポケットから工具を取り出し、ロボを解体しはじめた。
ハンダゴテ等を器用に使い、適当な箇所を修理した。
「配線が断線してるだけなら、これで完成と…」
動きだしたロボはあいさつした。
「私はGKI008、セブンナイン社製、プロトコルタイプCです。」
「私に名前をつけてください」
とうやらメモリーがリセットされている様だ。
マール
「名前はロボがいい!」
クロノも考えたがマールのゴリ押しでロボに決まった。
「私の、名前はロボ、私は一体ここで何をしているのでしょうか?」
ルッカ
「前の記憶があるのね、貴方はここで故障して眠っていたの。多分、汚れと錆から判断して難ねも動けずにいたと思う。」
「貴方達は誰ですか?貴方達がワタシを修理してくださったのですか?」
ルッカ
「ええそうよ。私の名前はルッカ、こっちがマールとクロノ」
ロボ
「ルッカ様、マール様、クロノ様、ヨロシクお願いします」
マール
「呼び捨てでいいってば
ロボ
「はい。マール、ルッカ、クロノ。」
ルッカ
「ロボ、いきなりだけど、私たち聞きたいこと沢山あるの。
ロボ
「なんでしょうか?
ルッカ
「今は何年くらい?
ロボは回答に困った。ロボ自身の記憶が消えていて曖昧だった。ロボはそばにあるコンピューターをいじくった。
ロボ
「施設への電力供給がストップしているからだと思いますが、供給できればコンピュータが起動して質問に答えられると思いマス」
ロボはドームから外へ出て、目を凝らした。
「あの場所で電力供給が可能になると思いマス」
ロボが指を指したのは先程クロノ達が寄った何かの工場だった。
ルッカ
「あそこにはロボットがバリケードをしていて入れなかったの」
ロボは思い出した様に言った。
「ロボット…私の仲間でしょう…か? あそこはたしかロボット生産工事…ワタシは、たぶん、あそこで作られた。あそこにはワタシの仲間がいる筈です。あそこで電力を供給して貰いましょう。」
ロボと共に工場へ向かったクロノ達
ロボは扉の前の端末にコードを入力した。
扉が空き、中に入るクロノ達は
工場はロボットの各パーツから完成までを全自動で作られている。ロボットの材料となる資材は古いロボを解体したり、機械のスクラップされたものをリサイクルしたりで循環している。
ロボは施設内のコンピューターにアクセスし、電力供給の操作をした。
ロホ
「残念ですが私にはあのドームに電力供給する権限が与えられていいない様です」
マール
「そんな…
ルッカ
「他にないの? この世界の情報を調べる方法
ロホ
「既に電力供給されているドームであれば可能だと思いますが…
ルッカ
「もしかして、私達が最初にセキュリティドローンから逃げ出したドームとか? あの大きなロボットシステムを動かす為に施設内に大きな電力供給がされているはずよね?
ロボ
「そうだと思います。ですがもう少し、工場内を探してみましょう。情報端末ならここにもあるかもしれません。
ロボとクロノ達は奥へと進んだ。
製品化されて展示されているロボット達を見ていたロボは思い出した。
「そういえば施設内の地下に手動で電力供給を入れるとスイッチがあったあずです」
地下に降りると、
レバーが多様にあるフロアに到着した。
モニター越しにメーターや炉の燃料棒が水の中にあるのが見える。
ロボはテキパキとレバーを操作し、
「これで大丈夫な筈です」
と言った瞬間、サイレン、警報音がなり始めた。
ロボ
「あれ? 私、何か操作を間違ったな!?」
警報は20秒後に地下フロアを全て封鎖するというものだった。
「閉じ込められてしまうと、厄介です。急いで下さい」
ロボはクロノの達を先導して走った。
クロノタチの背後で重厚な封鎖シャッターが次々と降りる
そのペースに間に合わず、降りたシャッターにロボが挟まり、メリメリと音を立てる。
「皆さん、早く」
作品名:古代人とクロノトリガー 作家名:西中