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原作アレンジ、クロノトリガー

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「お主をカエル姿にしたのは今や魔族軍にとっては不利になっておる。魔王がなぜそのようなミスを犯したのが判らぬが、戦争を終えるまではその姿でいる方が得策じゃろうて。」



クロノ達は進行しているガルディア軍に合流した。

ガルディア軍は魔王城へと続く洞窟、魔岩窟の前で止まっていた。
魔岩窟の前にどこから持ってきたのか巨大な大岩が、入り口を閉ざしていた。
大砲を打ち付けてもびくともしない大岩である。

「グランドリオン! 私に力をみせてくれ!」
カエルがグランドリオンを振るうと大岩を一刀両断した。

ルッカ
「これなら氷漬けのビネガーも一刀両断できそうね。」

魔王城への道が開かれ、ガルディア軍が突入した。
瞬間、兵士達が自らを攻撃し始めた。仲間同士で斬り合いを始めた。

カエル
「人の心を操作する能力。将軍マヨネーの仕業だ。
 心を操るといっても完璧な能力ではない。
 一度に操れる数には限度があるし、術に抵抗し抗う事も可能である。」

マヨネー
「いや~ん、カエルちゃんったら、私のこと
ご存知なのね〜うふ〜ん」


カエル
「マヨネーはああみえて男だ。油断するなよ。)

クロノ達は既に操られていた。抵抗するので精一杯で動けなかった。

カエルはマヨネーの術のターゲットにならない様に早いスピードで動き回っている。


マヨネー
「どんなに早く動き回っても、近付かないと何もできやしないわ。ワタシはここから誰一人通さない。」

カエルは
「だが魔力が、続かないだろう。1000人もの兵士の心、つなぎ留めておくなど何時までもできないはず」

「残念ね〜カエルちゃん!」

カエルの動きが止まり、勢い良く倒れた。

カエルの心もマヨネーに取られた。


「呪印とか魔法陣って知らないの? あ、一応、そんななりでも人間だもんね…しかたないよね」

マヨネーは高らかに笑いながら講義を始めた。


「私達みたいな高位の魔族は、魔法陣や呪印を描いて、足りない魔力を補給するのよね。まあ難点なのが描いた図形から出たらその効力を失うことだけど。
だからカエルちゃんみたいに、いくら早く動きまわって私の狙いから逃れようとしても、私はそれを上回る魔力で狙いを補強して、捕まえちゃうの。
すごいでしょう、魔族って!
うふふふふw」  

マヨネーが喋り終わると奥から魔王軍の兵たちが現れた。

「さあ、今がチャンスよ! 全軍一気に人間を叩け!!」

その瞬間マヨネーが吹っ飛んだ。

ロボは機械。マヨネーの術を全く受付けなかった。
ロボパンチが決まり、マヨネーは魔法陣の外に出た。瞬間、操られていたガルディア軍が自由になった。
マヨネーは一体何が起きたか分からなかった。
「え? 何? 何か起こったの?」
「私魔法陣から出ちゃってる!?」
「これじゃあ、無理ーー!

マヨネーは乙女の叫び声をあげながら、城の奥へと逃げていった。
「まあ、いいわ。城内にも魔法陣は一杯書いてあるし、そこで迎え撃つとしましょー」


ガルディア軍は突入した。
クロノとカエル達その後に続いた。

城内は兵士と魔王軍で入り乱れていた。
怪音波と火炎放射器のおかけで人間と魔族の力差は埋まり、ガルディア側に有利に働いていた。
順調に城を制圧していたガルディア。
しかし、将軍ソイソーは兵士1000人をあっという間に戦闘不能な状態にした。
人間を遥かに超えたスピードで繰り出すパンチに兵士達は一撃でノックアウトした。

そのパンチをカエルが受けた。

ソイソー
「ほう、お主は魔族か? どうして人間側についている。

カエル
「私はこう見えて人間だ。

ソイソー
「ほう、では魔王様がカエルにしたというのはおぬしのことか。

カエル
「そのようだ。お陰で手に入れた力もある

カエルはグランドリオンをソイソーに向けた。

ソイソー
「聖剣グランドリオン…。面白い! 久々に剣を持つ気になれそうぞ」

ソイソーは腰から剣を抜くと
カエルとソイソーが目にも止まらない速さで動く

勝負はまたたく間に終わった。ソイソーが崩れ落ちた。

カエルは先に進んだ。

弱ってるがトドメがさされてないソイソー。まだ戦える様子で、クロノ達の前に立ち塞がった。

ルッカ
「どうする? 火炎放射で焼いとく?」  

ルッカがスイッチを入れるも、ソイソーはあっさり避けた。

ソイソーはクロノに一瞬で近寄り刀を見ると
「ほう、うぬも剣士か…ならば」

ソイソーのパンチがクロノに飛んだ。
クロノは刀で受け止めた。
カエルとの戦いでソイソーが消耗していたから受け止められた様なものだった。
素手と刀の勝負、有利なのは刀のはずだが、ソイソーの素手は圧倒的に上回っている。

ロボが攻撃するも当たらず、ルッカとマールが魔法を使うもダメージが入らない。

しかしマールはアイスを唱え続けた。
魔族は寒さに強いというが、体温を下げ続ければ、動きはある程度鈍る。
熱ではなく冷、ソイソーの体温奪う一点に集中して魔法を浴びせた。

ルッカ
「ロボは先に向かって!」

ソイソーの動きが鈍ったのを確認したルッカはロボを先に行かせた。
マヨネーがカエルの動きを奪う危険性を考慮してロボを先行させたのだ。

クロノ達は皆でアイスを唱え、ソイソーの動きを人間並みに鈍らせたところで、火炎放射を浴びせた。

ソイソーのタフネスは高かった。。火炎放射に抗いながら、剣を手に取ってクロノに攻撃を仕掛ける。

人間並みに動きを遅くできても体力的に差が有りすぎるなら、勝てそうにない。

素直にカエルに元に向かい掩護をして貰う方が安全だと感じたクロノ達はソイソーを置いて先へ進んだ。


カエルがまたマヨネーと対峙し、またもや操られている所に出くわしたロボは、もう一度、ロボパンチをマヨネーを食らわした。

魔法陣からマヨネーは放り出された。

「何? あの鉄の生き物は? もしかして操れないの? こんな経験、魔王様以外、はじめて♥」

マヨネーはロボを追いかけた。

「まって〜♥
 試させて〜
 なんで、逃げるの〜♪」

ロボはマヨネーから身の危険を感じてて逃げた。
二人は城内で鬼ごっこを始めた。





カエルは先へと進み魔王と対峙していた。




魔王
「ほう、あのときのカエルが、何をしにきた?」
 
カエル
「サイラスの仇をとりに、あのときのグランドリオンで!

魔王
「そうか、、そんなに死に急ぎたいならちょうどいい。ラヴォスへの生け贄になって貰おうではないか!」

 

瞬間、カエルは飛び交った。
突如魔王の前に背丈はあろう鎌が現れカエルの剣を弾いた。


魔王は右手に書物を持ち左手で印を結びながらラヴォスの召喚呪文を唱えていた。

魔王は、その場を動くこともなく、鎌がカエルの攻撃と戦っている。
 
鎌とカエル、実力は拮抗している用だったが、カエルの攻撃が押し始めた。

 

魔王
「グランドリオンか…敵から魔のチカラを削っていくといういうがが…しかし、その程度のものか…

 

カエルが強烈な一撃を加え、鎌が弾き飛ぶ。

魔王を守っていた盾でもあった鎌が手元を離れ、すかさず魔王を斬り込んだ。