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悪魔言詞録

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14.精霊 アーシーズ



 ふーむ。どこかでお会いしましたかね。

 そうでした、そうでした。アマラ経絡で、何度かお見かけした顔でした。しかし、召喚されてすぐ、こんなことを言うのも何ですが、あなたは大きな失敗をやらかしましたね。なぜかって? 私が召喚されたということは、あなたは同種族の仲魔を、2体、消費してしまったことになります。おおかた地霊か妖鬼あたりだと思われますが、おそらく種族をよく見ないで、合体を実行してしまったのではないでしょうか。
 すぐ分かると思いますが、私は、そんな優秀な戦力2体と引換えにするには、かなり見劣りする能力です。まあ、あまり、自分からは言いたくありませんがね。ですから、私は失敗をしたと、そう言ったのです。

 なに? それでも、私を呼び出したかった?

 なぜ、そのようなことを言うのでしょうか? 全くもって合理的ではないと思います。その気になれば、私など、宝石と引換えでも得られるわけですし……。

 自分の能力をよく見てみろ? ええ、相変わらずの貧弱な能力ですが……。

 あらら、こんなに優秀なスキルをたくさん継承させちゃって。これは、合体元の仲魔の方、相当強かったんじゃないですか。なんか、本当に申し訳なくなってきました。期待をかけてくださるのはありがたいですが、それにこたえられるだけの力は、私にはありませんよ。

 え、スキルパワーアップ? ああ、われわれ悪魔のレベルが上がった際に、まれに起こるアレですね。あの現象が起きたとしても、到底私には……。

 ふむ、はい。これから挑む敵には、どうしても魔力無効が必要になる? だから、パワーアップしてもらって、魔力が効かない仲魔を量産したい、と。

 確かに、私はスキルとして耐魔力を持っていますので、これがパワーアップすれば、魔力無効になりますね。これを他のスキルと合わせて、継承させ、戦力の強化を図ろうというわけですか。

 なるほど、よくわかりました。そういうことなら、私でよければ協力しましょう。


作品名:悪魔言詞録 作家名:六色塔