バ―チャルパズドラにスクールアイドルが降臨した。
第3話
カランコロンカランコロン…
今回も虹色卵だ。
「誰が出るかな~♪」
穂乃果はご機嫌だ。
ピシ…ピシ…ピシ…
卵が割れる。
前と同じようにアイコンが出て来た。
「お、今回もかわいい娘だ」
「え…」
穂乃果が何故か驚いた顔をするが、俺はそんなことなどお構いなしに解放する。
(これより先、解放シーンはカットします。)
「穂乃果ちゃん!」
「ことりちゃん!」
解放された少女は、穂乃果の名前を呼んで抱き着いた。
穂乃果も、彼女のことを知っているようだ。
「穂乃果、その娘のことを知っているのか?」
穂乃果がこちらを振り返って言う。
「知ってるも何も、幼馴染だもん!」
「そうなのか…」
そういえば、モンスター同士の交友関係はどうなっているのだろうか?
考えたことなかった。
「ステータスは…」
『 南ことり Lv.1
☆9 闇/光属性 アイドル/回復タイプ
HP:1527 攻撃:769 回復:257
リーダースキル[ユメノトビラ]
・アイドルタイプの攻撃力9倍。回復力は2倍。
・光or闇の5個十字消し1個につき攻撃力3倍。
・状態異常無効貫通
スキル[おねがぁ~い♡] Lv.1 18ターン
・回復を闇に変換
・敵の攻撃力、防御力のどちらかを大幅に低下させる。』
…うん、知ってた。
ことりのステータスを閉じる。
ピコン
うん?
「なんだ?ええと、『エクストラチャンス!もう1度ガチャを引くことができます!(ノーコスト)』…」
今更だけど、俺、運良すぎじゃね?
とりあえず、『Yes』を押した。
カランコロンカランコロン…
なんと、3連続で虹色卵だ。
ピシ…ピシ…ピシ…
卵が割れ…
「穂乃果!ことり!」
「「海未ちゃん!!?」」
またもや美少女を引き当てた。
海未、というらしいその少女は2人に抱き着いた。
「また会えてうれしいです!ガチャの中は暗くて、怖くて、寂しくて…」
「海未ちゃん…」
「ことりもだよ。海未ちゃん…」
3人とも泣いていた。
俺は、それを横目にしながらステータスウィンドウを開く。←おい!
『 園田海未 Lv.1
☆9 水/光属性 アイドル/バランスタイプ
HP:2780 攻撃:847 回復:108
リーダースキル[だってだって噫無情]
・アイドルタイプの攻撃力9倍。
・ドロップを5個以上つなげて消すと攻撃力アップ。最大21倍。
・毒ダメージ半減。
スキル[ラブアローシュート♡] Lv.1 18ターン
・水を12個生成。
・闇を毒、回復を光に変換。 』
…今回も強いなあ、おい。
とりあえず、この2人をチームに入れた。
ピコン
「またかよ!」
今度はなんだよ!
『チームスキル『Future Stule』が解放されました。適用しますか?
Yes/No/内容を確認 』
…は?
作品名:バ―チャルパズドラにスクールアイドルが降臨した。 作家名:ふゆくれ@ノベリスト