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「風邪引くよ」
「綱吉が暖めてよ」
　手を洗うと言って部屋を出て行った雲雀が、パジャマ変わりに来ていた着物を脱いで戻ってくる。その姿を見た綱吉が苦笑いを浮かべ、抱きついてくる雲雀を優しく抱きとめる。
「いつからそんなに我侭になったんですか？」
「綱吉がそう望んだからだよ」
　幼い頃と違って素直に望みを口に出す雲雀に綱吉は小さく笑いかけるとベッドへと押し倒す。首に腕を回し綱吉の体を引き寄せてくる雲雀を組み敷いていく。