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ワクワクドキドキときどきプンプン 3日目

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「いや、俺のほうが力はあるんだから、俺が二人とも預かるよ。それぐらいは俺だってできるぞ」
「へぇ……意外と漢気あるんじゃねぇか。ま、そのときは頼むわ」
「……さっきの子達といい、君といい、最近の小学生ってこうなの? なんかもう、すごすぎて俺タジタジなんだけど」
 いかにも情けない風情でぼやく村田に、玄弥は軽く肩をすくめてみせた。
「俺はともかく、あいつらは明らかに規格外だろ。あんなやつら、俺だって見たことねぇよ。おらっ、それよりそろそろ行くぜ。仲間を呼ばれないともかぎんねぇんだからな」
 怖いこと言うなぁとさらにぼやきつつも、しっかりと貞子とことの手をにぎって歩き出した村田に、玄弥は笑った。

 マジで気をつけろよ、とくに禰豆子。

 もう後ろ姿さえ見えない一行が消えた先を見つめ、玄弥もぎゅっとしがみつく寿美をしっかりと抱え直し、歩き出した。兄ちゃん、頑張れ。禰豆子たちをちゃんと守ってやってくれよと、願いながら。