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蒼氷(そうひ)@ついった
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最終兵器静雄

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「どういうこと」

午後の風にクリーム色のカーテンがはためく、放課後の教室。
問い詰めた俺に彼は、どこか諦めたような表情をして力なく微笑った。

「お前が見た通りだ」
「だから、どうして君がそうなったのかを聞いてるんだけど」
「軍の人間に改造された」
「なんでそういう大事な事を、俺に黙ってたんだよ」

怒りが沸々と腹の底から湧き上がる。
どこにぶつけて良いかも分からない、行き場の無い感情。
勝手に身体を改造され一番傷ついているのは静雄だ、にも拘らず俺は彼に理不尽な怒りをぶつけた。

「言えるわけ、ねえだろ・・・」

彼の声は震えていた。
あんなに強かった彼の、弱弱しい姿。

「軍に改造されて殺戮兵器になりました、なんて簡単に言えるわけねえだろ・・・っ!」

初めて見た彼の泣き顔。
責められるはずが無い、自分の中の機械の部分に怯えながら、彼は独りで泣いていたのだ、ずっと。
彼の中に残った最後の人間の部分を、命をかけて守りたいと思った。