二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

トキトキメキメキ

INDEX|14ページ/41ページ|

次のページ前のページ
 

――●▲■君達の能力を、今一度再確認しておこうか。理々杏君、君の能力は【幻獣憑依】ポケモンマスターと呼ばれる能力者だ。ポケモンの技を使える。麗乃君、君の能力は【頭脳王】ブレイン・キングと呼ばれる能力者だ。発動すると頭脳明晰になるが、残虐性を帯び、どこか他力本願な作戦しか思いつかなくなる。あと、君は【心を奪うもの】モデルと呼ばれる能力者でもある。一定時間、敵の注意を自分だけに向け、その間、自分も敵も行動不能状態にする能力だ。敵は身動きを封じられている間に、どんどんと精神力を削られていくし、君自身と味方は全員、君と敵が身動きを止める間、どんどんと生命力が充実していくよ。つまり、精神力、体力、神経系の回復だね■▲●――

「使えんのそれ?」中村麗乃は苦笑した。「え、てか私そんな力が欲しいって言ったんだ? そうだよねえ?」
「僕はポケモンマスター、よろしく!」伊藤理々杏は敬礼をして微笑んだ。
「マスター私はあ?」山下美月は天井を見上げた。

――●▲■美月君、君の能力は【発火能力(パイロキネシス)】ファイヤー・スターターと呼ばれる能力者が君だ。火を自在に操る能力だね。どんな火だって召喚、権限できる。あと君は【超身体能力】パワーの能力者でもあるよ。人はね、太古の昔から、神々が人間に与え、また奪おうとするあらゆる発展・発達への力の象徴なんだ。火の力で神の歴史に名を遺すヒーローも少なくないよ。がんばってね。
――美波君、君の能力は【空扉(そらとびら)】エリザベスと呼ばれる能力者だ。空間に自在に扉とその中の異空間を創造できる。あと、君も【超身体能力】パワーの能力者だね。君の場合、パワーの能力者として優れた才能を持っているみたいだ。それはもはや、1つ上の上位互換【超絶・身体能力】に近しい状態だと言える。
綾乃クリスティー君、君は【超身体能力】パワーと【殺し屋(アサシン)】エペと呼ばれる能力者だ。重火器を自由自在に何処にでも具現化でき、使い方も熟知している状態が継続される。あと【仲間意識統一通信(ボイスチャット)】。君はゲームマスターと呼ばれる能力者だ。仲間意識にだけ、僕のように脳内に通信が可能で、綾乃クリスティー君がこの能力を発動する限り、意識内の皆が綾乃クリスティー君とだけ会話ができる■▲●――

「そんなんあったんだ……」吉田綾乃クリスティーは呆然として、アイスカフェラテを飲んだ。

――●▲■史緒里君、君の能力は【神の言葉】。ゴスペルと呼ばれる能力者が君だ。君の権限する能力は、運命の「重ね合わせ」と「量子もつれ」だ。君の口にした事象、現象は半分の確率で実現する。神の言葉を使っても、結果を見るまでは成功か失敗かわからないという事だ。しかも能力者である君の熟練度には全く関係なく、その能力は完全に50%の確率で行使される。
珠美君、君の能力は【流行(トレンド)】、君はインフルエンサーと呼ばれる能力者だ。流行、トレンドとは流行り風邪のようなものだ、流行というウィルスに感染すれば皆が君の提案した刑を己に実行したがる。つまり、流行というウィルスを編み出して操る能力者が君だね。あと、君はまだあまり使っていないようだけど【才能変化】、君はセンス・メーカーと呼ばれる能力者でもある。敵の属性を七割の確率で自在に変化させられる能力だね■▲●――

 阪口珠美は天井を見上げる。
「え。使ってますよ? けっこう……」

――●▲■あそう。葉月君、君の能力は【トムとジェリー】。ランニング・レーサーと呼ばれる能力者が君だ。能力は、一定時間、トムとジェリーの術にかかった敵は、効果フィールド内の葉月君だけにしか意識がいかないようになる。その間、葉月君には超身体能力以上の回避能力が与えられるけど、敵も葉月君を中心的に攻撃してくるから、注意してね。更に、トムとジェリー発動時には、味方全員の体力が大幅に回復していくよ。うん、あと君は【猛獣使い】ビーストテイマーと呼ばれる能力者でもあるよね。猛獣、幻獣を支配して操る能力だ。熟練度によってだけど、様々な敵を支配下におけるだけでなく、幻獣化した理々杏君にだけは、葉月君が何処にいても、理々杏君が何処にいても、葉月君の声が理々杏君に届くよ。指示を出したりできるから、綾乃クリスティー君の仲間意識統一通信(ボイスチャット)と合わせてよく考えて使うと化ける能力だ■▲●――

 向井葉月はにやけた。
「トムとジェリー忘れてた、えへへ」
 佐藤楓は天井を見上げる。
「マスター、私は?」

――●▲■うん、楓君、君の能力は【機械の身体(サイボーグ)】、ターミネーターと呼ばれる能力者が君だね。身体を機械化し、超身体能力にも勝るとも劣らない運動神経に、硬い骨格、攻防に長けたスペックに、空を飛んだり、無酸素運動を24時間可能な為、海へ潜ったりと、万能な能力だね。あと君は【刀】、サムライと呼ばれる能力者でもある。強い侍のように刀を思いのままに自由自在に操れる、という能力だ■▲●――

 佐藤楓はふむふむと頷いて、納得する。

 与田祐希は笑顔で、元気よく手を上げた。
「はい、祐希の番! 祐希の能力は?」

――●▲■祐希君の能力は、【遊び心】。君はワイルドと呼ばれる能力者だ。一輪車を召喚して自在に乗りこなしたり、野生の獣の100倍の能力が備わるよ。あと祐希君は、使っていないようだけど【無音】、サイレントの能力者でもある。一定空間の音を消してしまえる能力だね■▲●――

「一輪車と音はどう使うの……」向井葉月は不味そうな顔で与田祐希を見つめた。
「音消してどうすんだよ」佐藤楓は与田祐希を笑った。「与田~、ちゃんと戦えよ~」
「最後の、残っとうよ?」与田祐希は、眼を薄めて、すん、という笑みを浮かべた。

――●▲■祐希君の最後の能力は【神の子】。祐希君はゴッド・オブ・サンダー。雷の化身と化して顕現する、雷撃を完全に支配する雷撃系最高位能力だ■▲●――

「ど?」与田祐希は眼を笑わせて、あごを上げた。「ふふん」
「つえ」佐藤楓は素直に驚いた。
「カミナリ系で最高とか言ったよね今……」向井葉月も素直に驚いていた。「すげえな与田……」
「ふふ~ん」

――●▲■桃子君の能力は【式神(しきがみ)】、君はシャーマンと呼ばれる能力者だ。手で印を結ぶ事で、発声指示した通りの式神を召喚・権限できる。あとね、君は【邪眼(じゃがん)】イービル・アイと呼ばれる能力者でもある。その邪眼を発動すると、この世のありとあらゆる真実・心理を見通す神秘を可能とする超能力だ■▲●――

 大園桃子は、胸に手を当て、深呼吸を消化した。
「見たくない見たくない……、悪魔の心なんて見たくないのに、なんでこんな力にしたんだろう……」

――●▲■君の純真な心が持つ可能性が、ヒーロー能力として付与された結果だよ。自分が強く望まなくても手に入る力、それが魅力だ。みんなの望んだ力もその魅力の形に姿を変えたものなんだよ■▲●――

 梅澤美波は微笑んで久保史緒里を見る。
「今んところ、史緒里の能力が一番チートだね」
 久保史緒里は大袈裟に驚いた笑みを浮かべる。
「ああ、わっかってない! この力の使いずらさ!!」

――●▲■最後は蓮加君、君の能力だ■▲●――
作品名:トキトキメキメキ 作家名:タンポポ