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zoku勇者 ドラクエⅢ編 完全版 海賊集団現る!&ルザミ編

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「……ア、アイシャ……、落ち着け……」
 
「……」
 
空気に耐えられないアルベルトとダウドが顔を赤くする。
 
「ピキー?おねえちゃん、おこってる……」
 
スラリンが不思議そうな顔をする。何故彼女が急に
怒りだしたのかは当然理解出来ていない。
 
「そうだったのかい……、でも、だからってこの子を
好きになっちゃいけない理由なんかないだろう?恋愛は
自由なんだからさ」
 
「ええーっ!?」
 
「お、おい……」
 
「……あたしはあんたに惚れちまったんだよ……、
ジャミル……」
 
「……な、なっ!?」
 
「お頭あ!!」
 
「……どうだい……、?あたしの胸はサ……」
 
「わ!」
 
女ボスがいきなり服を脱ぎ始めた。ジャミルの顔の前まで
巨乳を近づける。
 
「お頭あ!やめて下さあーい!」
 
「……そこの発展途上国のお嬢ちゃんよりよっぽど
いい身体してるだろ……?」
 
「!」
 
「ダウド!見ちゃ駄目だよーっ!!」
 
「え?え?え?」
 
アルベルトが必死でダウドの両目を隠す。……4人は
大パニックになった……。
 
「やめろーっ!んなモン見たくねえーっ!!」
 
「照れなくたっていいじゃないのさ……、ん……、
もう……、ウブだねえ、……坊や…、
男の子なんだもの、興味ない筈ないだろ?……ねえ……」
 
「……て、照れてねえっ……あうぎゃあーーっ!!」
 
女ボスが嫌がるジャミルの体を無理矢理捕まえる。
 
「フフ……、これを覚えたらやみつきだよ……?
フフフ……」
 
「や……やめ……うぷぷぷぷぷ!」
 
顔を胸と胸の間に挟まれてしまいジャミルは息が
出来なくなり慌てる。
 
「やめてえーっ!このオバンーっ!!」
 
「……オバン……?」
 
アイシャの大声に女ボスが反応し、やっとジャミルを
放した……。
 
「……平気かい?」
 
「あー、苦しかった……」
 
アルベルトがジャミルの表情を覗うが、顔は赤く、
……少し鼻血が出ていた……。
 
「私だってねえ……、私だって……!」
 
「……こらーーっ!よせーーっ!!やめ……うわーーっ!!」
 
錯乱アイシャによる……、まな板おっぱいポロリ、
ジャミルへ第2攻撃発動……
 
ピーーーーーーーーーーッ……
 
 
暫くお待ちください、……只今電波の試験中……
 
「胸はちっちゃいけど……、愛はいっぱいだもん!」
 
「……あーあ……、ジャミルが大出血で鼻血吹いて
倒れちゃった……」
 
意外とダウドは動じず冷静であった……。しかし。
 
「ダウドサーン……」
 
「!アルう!?」
 
「ミーもコーフンシテハナヂダシテシマッタヨ~……」
 
「な、何かアルも興奮して混乱してるし、しかも又
人格変わってるし……」
 
「オパイがイパーイイパーイオパーイ、ア、メデテエナと、
コーリャコリャーノコーリャコリャ」
 
「いつものアルじゃないよお!!!ううう……」
 
「ほう、貧乳小娘……、あたしに立てつく気かい!?」
 
「立てつくもん!」
 
「ほおー……、上等じゃないか……、ちょっと
ツラ貸しな……」
 
「受けて立つわよう!」
 
「ちょっとジャミルう!起きなよお!!みんなおかしく
なってるよおー!」
 
「ふにゃ……」
 
ダウドがジャミルの頬を叩くが、ジャミルは倒れて
床に伸びたまま動かない。
 
「あーもーっ!!馬鹿っ!!倒れてる場合じゃないよお!」
 
「♪ヒンニューオパーイランラランララーン」
 
(……この人が一番おかしい……)
 
「ねえ、かいぞくのおじちゃん」
 
「なんだい?、ボーズスライム」
 
「みんなおかしいからきにしないほうがいいよ」
 
「……そうだな……」
 
今日のこの場に至っては、ダウドが一番真面かも
しれなかった。
 
 
そして、騒動明け、次の日。
 
 
「ねえ、ダウド、ちょっと話……、あ……」
 
「……うわあーっ!」
 
アルベルトがダウドに話し掛けようとするが、
ダウドは又一目散に逃げて行ってしまう。
 
「……おかしいな……、僕……、またダウドに
避けられてる……?」
 
「あ~っ……、昨日は散々な目に遭った……」
 
「よ!ジャミル、お早う!」
 
「おはよー!ジャミル!」
 
男3人が寝泊まりさせて貰った部屋にアイシャと
女ボスが顔を出す。……騒ぎの張本人女2人は和解したらしく
もうケロッとしている。
 
「あたし、あんたの事はもう諦めるよ」
 
「……はあ……」
 
「こんなに可愛い彼女は滅多にいないよ!大事にしてやんな!」
 
「えへへ~」
 
「何なんだ……」
 
この二人はあの後一体、どんな勝負をしたのか……、
それは等本人達しか分からない謎である。
 
「それはそうと、あたし達で出来る事があったら協力するよ、
出来るだけの事はしてやるから」
 
「んじゃあ、オーブって聞いた事ねえ?」
 
「全部で6つの玉なんだけど、それを集めるとバラモスの所へ
行けるらしいの」
 
「う~ん……、オーブねえ……」
 
「おーい、アホダウドー、ブツ持ってこーい」
 
「は~い」
 
ジャミルは海賊達に今手元にある数のオーブを見せた 。
 
「こんな様な玉なんだけどさ、なんか情報知らない?」
 
「お頭あ、昔盗んで来たブツの中に似たような玉が
なかったスかね?」
 
「ああ、あったかも知んないね……、ちょっと
地下倉庫を見てきな」
 
「へーい、見てきやーす!」
 
暫く立って……。子分が宝箱を抱えて部屋まで戻って来た。
 
「お頭あー、ありましたぜ、これです」
 
「どれどれ?」
 
子分達が持ってきた物はやはりオーブだった。
ジャミル達のオーブと反応し輝き出す。
 
「あ、光ったわ!」
 
「うん、赤いからレッドオーブだね……」
 
「よし、その玉はあんた達に譲ろう」
 
「いいのかい?」
 
「それがなきゃバラモスの所へ行けないんだろ?」
 
「……あ、ありがとう」
 
又、交換条件で、何か要求されるのではとジャミルは
一瞬脅えたが、今度はその心配もなさそうであった。
 
「いいっていいって、その代わり、絶対バラモスの野郎を
ぶっとばしてくるんだよ!
負けたら只じゃおかないよ!」
 
「ああ!!」
 
「良かったねえ、これでオーブも3つ目だね!」
 
「ピキピキ!すごーい!」
 
ダウドとスラリンが嬉しそうに一緒に笑った。
 
「よーし、この調子で残りのオーブも見つけんぞ!!」
 
「おおーーっ!」
 
「ふふ、本当に元気なお子様達だこと……」
 
エイエイオーで気合いを入れる4人を見て、
ボスはくすりと微笑んだ。


「ジャミル、あんたにちょっと聞きたいんだが」
 
「何だ?」
 
「女のあたしが海賊やってるなんて可笑しいと思うか?」
 
「いや……」
 
「はっきり言っとくれよ!あたしは嘘が嫌いでね!」
 
「いや、本当だよ……」
 
「何!?」
 
「今は女でも相撲取りになれる時代だから……、
なろうと思えば……」
 
「そ、そうかい……?」
 
ジャミルは無茶苦茶に答えを纏め返答するが、
それでもボスは嬉しかった様である。海賊の