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zokuダチ。セッション2 楽しき?マンション生活編

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けたたましくドアが開き……、丸井が姿を現す。
 
「また何か……やったの?」
 
ダウドが呆れ顔で近藤を見た。
 
「また何かも何もねえっ!!一日一回は蹴らねえと気が済まねえだけだっ!!
オラ、そのでけえケツ貸せっ!!」
 
「うわあ……、無茶苦茶……」
 
「ケツ蹴りたい病か……、珍しいな……」
 
「……プ……、ヒク……」
 
「あ……?」
 
今かすかに……、少年の口元が……少し動いた様な……気がした……。
 
「おい、ダウド……、あいつ今、少し笑ったぞ……」
 
「え?ええ……?うそ……、本当に……?」
 
「……おい、オマルっ!」
 
「お、オマル……、だと……?」
 
「何でもいいよ、もっとこいつを蹴れよ!」
 
「ホント、無茶苦茶やがなー!!」
 
「……丸井っ!!」
 
「あ、……谷口さん……」
 
しかし、……騒動は長く続かず……、丸井を連れに来た谷口によって
終りの運びとなった……。
 
 
「火が消えた様に静かになっちゃったね……」
 
「……」
 
少年は何事も無かったかの様に、ジャミル達に背を向け再び
黙りこくってしまった。
 
「……もう少しだったのになあ~、けど、これはマジで大変だなあ……」
 
「僕に構わないで……」


募金をしよう

早朝、ジャミルの所に黒子から電話が入った。恵みの噴水……、と言う
オブジェ的な物が建ったらしく、毎朝、其処の場所で全住人にこの島での
為の、生活募金の協力をして欲しいとの事であった。
 
「……募金が欲しいのは俺の方だよ……」
 
「でも、オイラ達にもおこぼれ少し、貰えるんでしょ?だったら
悪くないよ……、ね?」
 
「……月末に集計して、少し配るって言ってたけどさ、……幾ら
貰えるんだかな……」
 
「でも、おこぼれも貰えてさ、島の皆の為になるんだったら、
嬉しいじゃない!?」
 
ダウドは何故か鼻息を荒くし、興奮する。
 
「……絶対来なそうなのが……、約3名、いるわ……」
 
「あ、わかる……」
 
 
ジャミルは取りあえず……、イガラシの部屋に出向く。
 
「おい、……絶対毎朝募金しに来いよ……?じゃないと……、何故か俺が
責任者って事になってんだからさ、困るんだよ……」
 
「行きますよ……、大丈夫です……」
 
イガラシはしょっぱい様な表情をするが、素直に返事をした。
 
「谷口さんに言われてますので……、じゃあ……」
 
バタン……
 
「……そうか、谷口効果……、ね……、後の2人も心配ないか……」
 
 
次は、サラの部屋へ……。
 
「大丈夫よ、この子も連れて行くから……」
 
「……」
 
サラがそう言うと、後ろを向いていた少年が一瞬だけ振り返り、
ジャミルの方を見たが、すぐに目を反らす。
 
「じゃあ、頼むな、毎朝5時に、場所は恵みの噴水で……」
 
「分ったわ、じゃあね……」
 
バタン……
 
「んで、次は……、と」
 
 
「帰れ、以上」
 
「んな、ストレートに言うなよ……、こうなると思ったけどさあ……、
俺が困るんだよ……、文句があるなら黒子の奴に言えよ……」
 
ジャミルはグレイの所にも出向いたが、案の定拒否されたのであった。
 
「……別にお前が困ろうが俺の知った事じゃない、じゃあな」
 
「!おいっ、てめー待てこの野郎!出て来いよ!おーいっ!」
 
しかし、グレイは部屋に鍵を掛け、そのまま引っ込んでしまった
様であった。
 
「俺もあんま賛成出来ねえな、むしろこっちが援助して欲しい
ぐらいだあな、俺のニューレイディラック号の為に……」
 
ランニングとトランクス姿で歯を磨きながらホークも、のそのそと
部屋から顔を出した。
 
「だからさあ、月末に俺らの処にもちゃんと、小遣いとしても
くれるんだって!そう悪い話じゃねえだろ?」
 
「……このマンションの僅かな人数から集める金だぞ?戻って
来るっつって、目糞、鼻糞程度だろう……、あんまりお前も
期待しない方がいいぞ……、じゃあな……」
 
「……えうう……」
 
 
ジャミルの部屋に、お子ちゃま達が集まり、ジャミルは愚痴を
延々と漏らすのであった。
 
「冗談じゃねえよ、チクショーバカヤロー!大体な、何で俺が
んな事しなきゃいかんねん、何で俺がいつの間にかイベントの
担当責任者にもなってんだよ、あー嫌だ嫌だ!ブツブツブツ!
あーじゃねえ、こーじゃねえ、もうどーでもいいわい、チクショー!」
 
「はーっ!ジャミル凄ーい!早口言葉凄いんだねえ!!」
 
手を叩いて燥ぎ、喜ぶはーちゃん。
 
「それは、ジャミルが一番最初にこの島に来て、マンションの住人に
なっちゃったからだよお、仕方ないよお、滅茶苦茶な理由だけどさあ……」
 
「もうちょっと遅く来てりゃ、ダウドが管理人だったのにな!」
 
「……ちょっとの差って……、怖いよお……」
 
「私はきちんと募金するから大丈夫よ、まだ少しだけ、
おじいちゃんに貰ったお小遣いもあるし!」
 
「私もー!」
 
アイシャとはーちゃんは揃って頷いた。
 
「勿論僕も募金はするけど、最終的にこの島にも人口が増えて
マンションも、もっと住人が増えたら、募金額も安定して戻って
来る分も大きくなるんじゃないかな?」
 
何とかジャミルを宥める様に、ジャミルの方を向いて
アルベルトが口を開く。
 
「はあ、いつになんのかね、夢みてえな話だなあ」
 
「ねえ、次はどんな人が来るのかしら!私、それが楽しみなの!
もっと沢山の人とお友達になりたいな!!」
 
「はー!私もだよー!!」
 
「次は……、〇イ〇人が来るかもな……」
 
「や、やめてよお……、幾ら何でもそれはないよお……」
 
「考えただけで、怖くなってきた……、僕、そろそろ稽古が
あるから戻るよ、遅れるとシフ怖いからさ……、じゃあ……」
 
「そうか、お前も大変だな……、で、今回のバトルの無い
この、のんびりした世界で一体何の修行やってんだ?」
 
「企業秘密……」
 
アルベルトが慌ててドアを開けると、クローディアが立っており、
アルベルトと目が合った。
 
「あ、こんにちは……」
 
「こんにちは、アルベルト、これから又稽古なの?
シフがもう、外で待っているみたいだったわ」
 
「うん、ジャミルなら、其処で不貞腐れているよ!じゃあ……」
 
アルベルトは戻り、入れ替わりでクローディアが部屋に入って来る。
 
「ジャミル、御免なさいね、グレイの事で嫌な目に遭わせて
しまったみたいで……」
 
「いや、別にいいよ、……最初から期待なんかしてねえし……」
 
「でも、私からきちんと言っておいたから大丈夫よ、明日の
早朝開始分から募金に顔を出す筈だから……、パーティには
彼の希望を尊重したけれど……、この島のマンションで暮らす上の
大切な全体行事ですものね……」
 
「ま、マジで……!?助かるよ……!!」
 
「良かったね、ジャミル!」
 
「はーっ!」
 
「やれやれだよお……」
 
クローディアの言う事なら逆らえない筈だよな、納得……、と、ジャミルは
感心したのであったが……。
 
「ねえねえ、どうやってグレイを説得したの!?」