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zokuダチ。セッション3 どんどん増えてく住人さん編

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「ここって、喫茶店だろ、……それじゃ甘い匂いがするのも当然だろ……」
 
「モフ?」
 
「でも、もしかしたら、リコは此処に入って行ったかもだよ!」
 
「念の為に、確めた方がよさそうね、行きましょう……」
 
「喫茶店、わっくわく!」
 
「お、おい……、ちょっ……」
 
ジャミルとジタンを覗く女性陣はぞろぞろと喫茶店に入って行った。
 
「オレも行こう、レディ達をボディガードしないと!」
 
「おーい……」
 
ジタンは迷いなく、女の子達の後を追って喫茶店に入って行ったが、
意外とこういうのに気が小さいジャミルは仕方なく、外で待つ事にした。
暫くして、女の子達は喫茶店から出て来た……。
 
「はーっ、ケーキも紅茶も美味しかったー!」
 
「モフーっ!」
 
「うふふ、又ご一緒してね」
 
「あの、ジタンさんでしたっけ?今日はおごって頂いて、どうも
有難うございましたっ!」
 
みらいが代表で、ジタンにちょこんと頭を下げ、お礼を言う。
 
「ははは、……可愛い君達の為なら……、例えオレの財布が
空になっても……、オレは後悔しないよ……、あは、あはは……」
 
と、言いながら、ジタンは空っぽの財布を逆様にして振るのであった。
 
「……バカだな、お前……、だから外で待ってりゃ良かったのに……」
 
「でも、リコ、……喫茶店の中には、いなかったなあ~、
……本当にもう……、何処いっちゃったのかなあ~……」
 
「いや、知らない処で迷子になってんだからさ……、普通、気持ち的には
そんな余裕ねえだろ……」
 
と、最近やけに自分が突っ込みの方に回っている様な……、
そんな気がしてならないジャミルだった。

魔法ガールズ集結? 中編

ジャミル達は迷子になったらしい、みらいとはーちゃん、モフルンの友達、
リコを探して島中を練り歩き、禿山公園へとやって来た。
 
「迷子の迷子のリコ~、どこモフ~?」
 
「リコ~、どこにいるの~?いたら返事して~!」
 
「……はー、ねえ、みらい……、私ね、黒子さんに……」
 
「えっ?」
 
みらいとはーちゃんはこっそりと、話をしている様子であった。
 
(そうだったの、はーちゃんも……、実はね、私とリコも……、
リンクルストーンとステッキを……、この島は平和だし……、
世界観が違うのでそういう物は必要ないでしょうって……)
 
(今だけ返して貰おうか……、魔法があれば、すぐにリコも見つけられるよ!)
 
「なになに?何の話?ねえ、オレも混ぜてよっ!……ったあっ!」
 
ジタンが話に割り込んできたがすぐにダガーに耳を引っ張られた。
 
「……この島には、犬用のリードと首輪は売っているお店ないのかしら……?」
 
「ダガーさんっ!真面目な顔して言わないでっ!ワンワンっ!!」
 
「しかし、こんな狭い島でばったり出会えないのもおかしいなあ、
……まだこっちには来てないとか……、それはないか?」
 
ジャミルがみらいに聞くと、みらいは困った様な顔をした。
 
「はい……、私達、確かに一緒にこの島に来ました、だって、
ちょっと余裕あったから……、この島の洋服屋さんに寄って、お洋服
色々見てたら……、そしたらいつの間にかリコがいなくなっちゃったん
ですよ!!」
 
「……そうか、じゃあ、あんたら二人で一緒にいて、はぐれたのは
間違いないんだな?」
 
「はいっ、それで、先にマンションの方に向かったのかと思って、
行ってみたらまだ着いてなかったみたいだし……」
 
「まあ、んじゃ、この島にいるのは間違いないみたいだから……、
念入りに探せばその内、出くわすべ……」
 
「そうですねっ!」
 
「……悪い奴が出てくれば……、リコも出てくるかも知れないモフ……」
 
「……!?」
 
今、一瞬……、モフルンの目が光ったのをジャミルは見逃さなかった……。
 
……どしんっ!!
 
「うわっ……、と!な、何だっ!?」
 
「きゃああっ!!」
 
「はーっ!!」
 
「モフーっ!?」
 
突如、謎の振動が起り、女の子達はモフルンを挟んで抱き合う……。
 
「大丈夫だ、レディ達!オレの胸に……あた、あたたたた!!」
 
「……胸は余計なのよ、大丈夫よ、すぐに収まるわ、慌てちゃ駄目よ……」
 
ダガーが優しく、みらい達に声を掛けて安心させた。
 
「……は、はいっ!」
 
「あっ、あれはなにモフーーっ!?」
 
「はあ?……あ……!!」
 
モフルンの声に一同耳を傾け、前を見ると……。
 
……あっはっはっは、あっはっは~!!巨大怪獣らんらんるうだよっ!!
この島をらんらんるーで満たすのさっ!!あっはっはっはっハハハ~!!
 
頭アフロの巨大な怪獣が目の前に立っており、……怪獣はどうやら
人質を抱えている様であった……。
 
「はなしなさいっ!はなしなさいっ!!ちょっと何処触ってんのっ!!」
 
「……リコっ!!」
 
「はーーっ!!」
 
「みらいっ!はーちゃんっ、モフルンっ!危ないから来ちゃ駄目っ!!
早く逃げなさいっ!!私達は今は〇リキュ〇にはなれないんだからっ!!」
 
「……そ、そんな事出来る訳ないでしょっ!!……リコの馬鹿っ!!」
 
「モフーっ!!」
 
「……あの子が……、みらい達の友達なのか……?」
 
「そうなんですっ!……でも、どうしたら……!!」
 
「レディが捕まっている……、オレに助けを呼んでいるっ……!!
今、行……、いたたたっ!!」
 
アフロ怪獣に突っ込もうとしたジタンをダガーが慌てて止めた。
 
「駄目よ、…私達、この世界ではごく普通の一般人という
設定なんだから……、元の世界の様に、武器を使う事は禁止、
魔法はおろか、召喚獣も呼べないのよ……、でも、何故かジタンを
お仕置きする時だけは召喚獣解禁なのだけれど……、あと
これも護身用……」
 
笑いながらダガーは猫の手ラケットでジタンの頭をぺしっと叩いた。
 
(……けど、アイスソード許可されてるヤツもいたけどなあ……?)
 
腕を組みながらジャミルが不思議そうな顔をした……。
 
「ジャミルーーっ、大変だよおーっ!!」
 
「ダウド……?」
 
ダウドがバタバタ、こっちに向かって走って来た。
 
「い、今……、miiニュース見てたら……、モンブラン山の向こうから……、
巨大な怪獣が出現……、ひ、ひえええーーっ!?」
 
「今、此処にも出て来てるよ……、お前、部屋にいりゃよかったのに……、
馬鹿だな、はいはい、せっかく外に出て来たんだから、此処にいろよ、
……逃げんなよ……?」
 
「あうううーっ!!」
 
両の手を拳にして、ダウドが嫌々のポーズをする……。
 
「あのう、……今回だけです……、一時的にお返しします、
どうにかして下さい……、では……」
 
急に黒子が来て、みらい達の処に、ガチャガチャ、小道具を置いて行った。
 
「はー?黒子さん……?」
 
「わっ、私達の変身アイテムだっ!黒子さん、ありがとうっ!!」
 
「あの、変身……て?」
 
ダガーが不思議そうな顔をする……。
 
「キュアップラパパ・エメラルドっ!フェリーチェ・ファンファン・
フラワーレ!」