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zokuダチ。セッション3 どんどん増えてく住人さん編

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「そうだったの……、本当にどうも有難うございましたっ!!
……ご迷惑お掛けして本当にすみませんっ!!」
 
リコは丁寧に皆に頭を下げ、お礼を言いまくる。
 
「それで、あの……、私、ずっと見てました!あなた達、お二人が
私達の代わりに〇リキュ〇になって、戦ってくれたんですね!
有難うございます!!」
 
「……いや、その……」
 
「あはは、あはは、あはは……」
 
「では、私達はこれで……、マンションの方に戻ります、市役所にも
寄って、又、黒子さんにアイテムを預けて来ないと……、ではっ!
また会いましょう!」
 
みらい達3人はもう一度、ジャミル達に頭を下げるとその場から
立ち去って行き、公園は再び、何事も無かったかの様に静けさを取り戻した。
 
「おい、ジタン……」
 
急にジャミルがジタン達の方を見た……。
 
「な、何だよ……」
 
「今日の事は、俺達以外のマンションの住人には絶対言うなよっ……?
分ったか……?特に、厚化粧オババには……、ぜーったい、
言うんじゃねえぞっ……!?」
 
「大丈夫、あの子達の事も秘密なんだし、私達だけの内緒ね、
ね、……ジタン?」
 
「……言わねえけどさ、だけど、何処で情報が漏れるか……、
そうなってもオレの所為にはしないでくれよ……?」
 
「そう言う事でっ、この話は終わりだっ!さー、帰ろ、帰ろ!」
 
「……ハア~……、オイラ洗濯の途中だったんだっけ……、
続き……、やらないと……」
 
ジャミルはダウドを引き連れ、マンションへと戻って行った。
 
 
そして、その日の夜……。
 
 
「……こんばんは、7時のmiiニュースの時間です、……本日、
午後、禿山公園にて謎の美少女?ヒロイン、キュアミラクル(代理)、
とキュアマジカル(代理)が登場し、ここ、〇〇島は謎のヒロイン達の
話題で持ちきりになっております……、でんねん」
 
「……だ~か~ら~……、いい加減にしろっつんだよ……」
 
「あてて!テレビ齧ったらアカンがな!んなモン齧るよりちゃんと
ご飯食べてーな!!」
 
本日、夜のmiiニュースのキャスターも、近藤君の様であり……、
テレビ画面の向こうから……ジャミルにとばっちりを喰らったので
あった……。


フリバで遊ぼう

「お早うございまーすっ!」
 
「は~っ!」
 
「モフ!」
 
朝、珍しく早く目が覚めたジャミルは、散歩でもしようかと思い、
部屋を出るとモフルンを連れたジャージ姿の魔法ガールズが3人揃って
ジャミルに挨拶した。
 
「また、お前らも随分早いなあ、……どうした?」
 
「えへへ、最近、何だか太り気味なんで、皆で一緒に毎朝走る事に
したんですっ、……でも、やっぱねむ~い、……ふぁあ……」
 
「……んな別に見た目はあんまり変わってねえと思うけど……」
 
「その油断が大敵なんですっ!気づかない内に内臓脂肪って
溜まっちゃうんですよっ!ジャミルさんも気を付けた方がいいですよっ、
ほら、みらい、行くわよ!」
 
「……ふぁあ~い……」
 
「はーっ、それじゃ、ジャミル、又ねーっ!」
 
リコがみらいに喝を入れ、はーちゃんが後ろから楽しそうに
後を追って走って行った。
 
「……はあ~、やっぱ、女の子同士っていいなあ……、オレも……」
 
「走るのなら単独で走りなさいね、邪魔しちゃ駄目よ!」
 
と、またジタンがでしゃばった処にダガーが現れてジタンを連れて行った。
 
「……」
 
「ジャミルっ、お早う!」
 
「アイシャ、お前までジャージ着て……、何なんだよ……」
 
今度はジャージを着たアイシャが、ジャミルの前にぴょこっと現われた。
 
「シフに貰ったのー!……私も最近、何だか太った様な気がして……、
ねえねえ、これから一緒に走ろうよー!トレーニング付き合ってーっ!」
 
「仕方ねえ、付き合ってやるよ……」
 
「いこいこーっ!」
 
元々公園に行くつもりだったジャミルはアイシャに付き合って
やる事にしたのだった。
 
早速、公園に向かうと、……トーマス、サラ、少年の3人が
ベンチに座っていた。
 
「よお、朝から読書かい?」
 
ジャミルがトーマスに声を掛けると、トーマスが上を向く。
 
「ああ、……お早う、君らも来たのか……」
 
「こんにちは!」
 
「あ、ジャミル、アイシャ、こんにちは……」
 
サラも静かに微笑み、挨拶した。
 
「……僕に構わないで……」
 
「はいはい、構いませんて……」
 
「朝の読書は頭が冴えるからな……、君もどうだい……?」
 
……眼鏡を光らせ、トーマスがジャミルの方を見て
ニヤッと笑った……。
 
「い、いや……、俺はその……、あ、こいつのランニングに
付き合いに来たんだよ、運動不足気味で走りたいって言うからさ……」
 
アイシャを突っつきながら、何となくバツが悪そうに、トーマスから
視線を逸らし……、ジャミルは一歩後ろに下がるのであった。
 
「……そうか、しかし……、毎朝の様に此処に筋トレに来ている
あの野球小僧の4人組は本当に凄いな……、見学に行ってみたらどうだい?」
 
「ああ、谷口達の事か、……そんな有名になってんのか……」
 
「ねえ、ジャミルっ、早く行こうよっ!朝ごはんの時間になっちゃうっ!」
 
「……オメー、痩せたいんじゃなかったの?」
 
「きちんと、朝ごはんは食べるよっ!早くっ!!朝ごはんはちゃんと
食べないと余計太るのよ!」
 
「そう言う事で、……じゃ、また……」
 
「またな……、二人とも、頑張れよ」
 
「行ってらっしゃい、気を付けてね」
 
「……ふん」
 
アイシャにぐいぐい引っ張られ、ジャミルがトーマス達に
軽く手を振った。
 
 
「で、どうすんだ?」
 
「公園一周、競争するのっ!!」
 
「……ありゃま、随分強気だな、お嬢さん、ハンデ付けてやろうか?
距離置いてから、俺、走ってもいいぞ?」
 
ジャミルがニヤニヤ笑うがアイシャは引かず、ムキになる。
 
「ぶうーっ!大丈夫だもん!私だって、足鍛えてんだからっ!」
 
そう言うなり、アイシャは先行でダッシュで駆け出す。
 
「最初から、んな飛ばしたら……、たく、仕方ねえなあ……」
 
で、結果は……、アイシャは見事にジャミルに追い付かれ、
……雲梯の差であった……。
 
「……まいった……?」
 
「まいらないわよっ!……こ、これでいいのっ……、これで3キロは
体重落ちた筈だもん……」
 
「はあ?ま、いいけどさ……、よいしょっと!」
 
そう言うなり、ジャミルは芝生の上にねっ転がる。
 
「でも……、やっぱり疲れるねえ、……ジャミル?ちょっと、
寝ちゃ駄目でしょっ!もう~!……わ、私も……、ちょっとだけ……、
えへ……」
 
アイシャも顔を赤くし、ジャミルの隣で真似して寝転がってみる。
 
「気持ちいい、お日様……、ぽかぽか……」
 
 
……お二人で……デートでっか~……?
 
 
「!?」
 
気持ちのいいのとは程遠い、歯抜けの顔が真上から二人をぬっと
覗き込んだ……。
 
「なんだ、なんだっ!?」
 
ジャミルも慌てて飛び起きる。