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zokuダチ。セッション8 さらにトラブル続発編

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ジャングルジムの上で、サル山のボス猿……、ではなく、ジャミルが
あぐらを掻いた。

「……」

「ん?俺の顔に何かついてる……?あ、ポッケに飴あった、食う?
……賞味期限切れてるかな、べとべとだわ……」

ジャミルを見つめる長髪の女の子が一人、……此方のあいちゃんである。

「……ああ、あいの新たな殿方様の予感……、賞味期限切れの
ベタベタの飴をよこすなんて、……何て肝っ玉の座ったお方……、
い、いけないわ!あいには、しん様!しん様がいるのよっ!
で、でも……、燃え上がる禁断の不倫の恋、……よ、良いかも
知れないですわ……、あいを巡り、2人の殿方様が……、ああっ……」

「……あ、あいちゃ~んっ!」

「ケッ、動揺してんじゃねえよ、糞ボウズ……!」

……ふたば幼稚園の女ボス、ネネ降臨である。

(ジャミルったら、もう!わ、私には別に関係ないわよっ……!)

「んと、ねえねえ、あなたも確かアイちゃんだったわよね、ねーねー、
ネネと今日は女同士の、リアルおままごとしなーい?」

「うん、いいけど……」

「うれしいっ、じゃあいきましょーっ!」

(……け、けけっ!ざまあみ!)

「あ、ああ~……」

ネネちゃんは慌てる男子を尻目に、アイシャを組の中へと連れて行った。

「ぼ、僕もいくっ!」

「ぼくもっ!」

「ぼ、く、も、い、く……」

ネネの後を追う、風間、マサオ、ボーの3人。

「やれやれ、ですなあ~、……オラもいこうーっと!」

「あっ、しん様!……お待ちになって!」

「ジャミル、アイシャ行っちゃったよ……」

(……これは夢なんだかんな、5歳児に誰が嫉妬するかっての、けど、やけに
長い夢だなあ、……もう目が覚めてもいい頃なんだけどなあ……)

「……さてと、俺も便所……」

と、口では言いつつ、何故か、ジャミルはネネちゃん達のひまわり組の方へ、
フラフラと。

「気になるんだよね、やっぱり……」

「うん、馬鹿だよね、いじっぱり……」

と、ダウドとアルベルト。


「……」

「お前ら、何やってんの?中、入らねえの?」

「お、女の子達が……、おままごとジャックしちゃったんだよ……」

「今日は男子禁制の……、リアルおままごとだからって、……中に入れて
貰えなくて僕たちも追い出されたんだよ……」

「……ボ、おんなのこ、たち、……あつまると、こわ、い……」

ジャミルが中を覗くと……、ネネを筆頭に、ひまわりぐみの女児、
あい、カーソン姉妹、まほプリ組、いろは、こむぎ、ダガー、
アイシャ……、と、内容は分らないが、修羅場の激しいリアルバトル
おままごとを繰り広げている様子。

「……うわ、何か近寄らない方がよさそうだ……」

得体の知れない何かを感じてジャミルが恐縮する。

「でも、これじゃ……、ぼくたち、組にはいれないよ~……」

「マサオ君、心配する事ないゾ、んじゃ、オラたちもばっくれよう!
おねいさんでも一発ひっかけにいきますかあ~、ぬへえ~……」

「……おお、いいねえ!それっ!」

ダガーが中に居るのをいい事に、しんのすけの意見にジタンが賛同した。

「はあ、本当にやれやれだなあ……、全くもう……」

「……って、口では言ってるけどだな、下半身さりげなく起動
させてんじゃねえよ、緑バカ!」

「っ、……反応しちゃうんだよ、仕方ないだろ……」

顔を赤らめてユリアンがジャミルの方を見た。

「ジャミル、一応、先生に言った方がいいんじゃないの~?」

後から遅れて、ダウドとアルベルトがやってくる。

「はあーいっ!美奈子先生よーっ!おままごと、先生も乱入するわよっ!」

「……お、お~い~……、駄目だこりゃ……」

美奈子も……、リアルバトルおままごとに率先して突っ込んで行き、
現場は更に修羅場になりそうであった。

「美奈っ!子供達と一緒になって遊んでる場合じゃないだろっ!君はっ!」

「アルテミス、うっさいわね……、はいはい、遊んでる場合じゃ
なかったですねえ~、みなさん~、午後にこのふたば幼稚園へ
ゆるキャラさんが遊びに来てくれまーす!さあ、皆、中に入って
下さーい!……ち、着ぐるみよりいい男だってのよ……」

女児と一緒に暴走しようとしていた美奈子が男の子……、達を
中に招き入れる。

「はあ、よ、よかったああ~、おままごとジャック、おわったあ~……」

「……つまんないゾー!おねいさーん探しにいきたかったゾ!」

「……ボ……」

「あああ~、ホント、残念だったなあ~……」

男の子達はほっとした様に、安心して中に入って行く。

「……」

「ジャミル、どうしたの?早く中に入りなよお、……駄目だよ、逃げちゃ……!」

「分ってるよっ、バカダウドめ……、それにしても、又身体が何か
変なんだよなあ~?」

……小悪魔の掛けた魔法が、段々、解け掛かり始めているのであった。


ジャミ公の暴走幼稚園体験記・3

(くそっ、何か変だっ!……ま、またあそこが……、
急にデカくなってきた様な……、っ、あああっ!?)

「……ジャミルくう~ん、おまた押さえて何してんの~?もしかして……、
感じちゃってる?あっ、あああ~ん……、……ふう~っ……」

しんのすけがジャミルの耳に吐息を吹きかける……。

「うわ!止めろっ、……この馬鹿っ!!……おめーはどっかの
ホモ馬かっ!」

近づいてくる大きなしんのすけの顔を手で必死に押さえて止めるジャミ公。


……けけっ、けけけけ!けけけけ!あー、おもしれーりゅー!


「けけっ?……ああっ!」

ジャミルが何気なく笑い声のした方向を見ると、木の上に小悪魔が
いるのに気づく。

「……の、野郎っ!」

「あー?ジャミルくん、どこいくのおー?もうお弁当さんの時間だゾ……」

ジャミルは猛ダッシュで木の上によじ登り、小悪魔を追い詰める。

「て~め~え~……」

「りゅっ!バカ猿っ!ひさしぶり~ゅ……」

「……何が久しぶりだっ!……てめえ、ちょっと話がある……」

「きゃーっ!暴力反対りゅー!チンピラ糞猿が可愛いリトルを
いじめりゅの~!!」

「……騒ぐなよ、いいか、大人しくしてろよ……、でないと……」

小悪魔に向けてジャミルが拳を振り上げた。

「わ、分ったりゅよっ!……相変わらず糞猿りゅね~……」

「ハア……、これはやっぱりお前の仕業か、夢じゃなかったのか、なんつー……」

「もうすぐ掛けた魔法もきれりゅ、問題ないりゅ……、じゃっ!」

「ちょっと待てっつんだよ、今、此処で元に戻ったら……、大騒ぎに
なるだろうがよ……」

ジャミルは逃走しようとする小悪魔をしっかりと捕まえる……。

「じゃあ、どうすりゃいいのりゅ?」

「……せめて、俺らがマンションに戻るまでの間、もう一回
魔法掛けとけ……」

「仕方ねえりゅ、分ったりゅ……」

小悪魔はもう一度、しぶしぶと、魔法の切れ掛け始めた皆に向かい、
再度魔法を掛ける。

「……お、おわっ!?」

「ありゃ、オメーのは幼児化失敗したりゅ、でもいいりゅ、
……代りに何故か、でかくて偉そうな、ち〇こになったりゅ……」

「……こんな……一部分だけでかくされても困るんだっつーの……!!