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zokuダチ。セッション9 集え英雄(ヒーロー)編・1

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困ったな……」

「えーえー、どんどん対応に困れ困れっ!アタシの顔を引っ掻いた罰ヨッ!」

「Vーーっ!……てか、モフルン、君も……、いつも一緒にいるみらいとリコ、
それにはーちゃんはどうしたんだい?」

「モフーーっ!?」

「あのあの、えっと……」

今度はアルテミスの突っ込み返し。……中身はみらいである
ミラクルは困り出す。

「……大丈夫です、みらいさん、リコさん、それにことはさんは私達、
プリキュア達が安全な場所へと避難させました……」

そうそう、と、ミラクルとマジカルが頷く。……少々顔に冷や汗を
掻きながら。

「ふう~ん、なら何で、モフルンも一緒に避難しなかったのよ?」

「モフっ!!」

更に話を拡大し、ややこしくしようとするセーラーVの突っ込み。
だが、其処に助け舟が。

「……あ、あっ、あれをっ!」

慌ててフェリーチェが廊下の向こうを指さす。セーラーVが現れ、
わたわたしている間に、又新たな怪人が召喚されてしまったらしい。

「もうっ、こうなったらとことんやるっきゃないよっ!マジカル、
フェリーチェ、もう一度気合い入れるよっ!それから……、セーラー
Vだっけ?力を合わせて正面突破だよっ!そして、怪人達をマンションに
送り込んでる真の敵を探し出して叩こうっ!マンションの皆も
助けなくちゃ!」

「勿論よっ!」

「行きましょう!」

「おまかせオッケー!……でも……」

「……?あの、セーラーV……?」

「ど、どうしたのよ……」

セーラーV、両手を胸の前で組んで、キョロキョロとアタリを見回す……。

「グレイさんはドコ……?アタシのグレイさん、……ご無事なのかしら……」

「……Vーーっ!あ、こ、これはどうも、あはは、……き、君は
もう少し真面目にやれーーっ!!」

突然、何故かグレイの心配をし出すVに、ミラクル達は目が点に……。
Vはアルテミスにハリセンで頭を引っぱたかれた。

「な~んか、この光景って、前にもどっかで見た様な気がする……」

「……気の所為よ、そう言う事にしときましょ……」

「セーラーVさんも、何だか個性的な力を感じます……」

「モフ~?」

変身してようが普段とお構いなしに、中身はやはりミーハー美奈子。
その光景をぼーっと眺めているミラクル達。そして怪人達も……。

「……キイイ~?」

「キイイ~……」

バトルを中断。Vとアルテミスの突っ込みバトルを遠巻きに
眺めていたのであった……。


集えヒーロー・4 ヒロイン達の戦い

「モフっ!!怖いのがまたいっぱい出て来たモフーっ!!」

「キュアー・アップ!プリキュア・エメラルド・リンカネーション!」

「……キイイイーーっ!!」

「……どんどんいっくわよォーーっ!!」

ミラクル達、まほプリ組とセーラーVは力を併せ、廊下で共に
必死に戦っていた。しかし、押し寄せて来る怪人集団に苦戦し、
中々先に進む事が出来ず。フェリーチェも個人技を使い、
怪人軍団を次々と浄化していくが、倒しても倒しても敵は湯水の様に
噴出するのだった……。

「ハア、何だか先が見えないよ……」

「諦めちゃ駄目よ、ミラクル!何としても此処を突破してマンションの皆を
助けなくちゃ!」

「分ってるっ、マジカルっ!弱音吐いちゃ駄目だよね!
……はあああーーっ!!」

ミラクル、拳とキックで怪人達をなぎ倒していく。

「一気に行くわよっ!ミラクルっ!!」

「うんっ、行こう、マジカルっ!!」


『『プリキュア・ルビー・パッショナーレ!!』』


ミラクルとマジカルはもう一度呼吸併せ、パワー全開合体技でほぼ、
廊下に詰まっていた怪人達を漸く全員浄化し終えるのであったが……。

「はあ、それにしても、マンションの中で戦うって……、何だか変な
気分だねえ~」

「ミラクル、怪人達はすぐに又現れるわ、今はこの隙に一気にこの廊下を
駆け抜けるわよっ!モフルンも急いで!フェリーチェもVも!さあ!」

「マジカル、わ、分かってるよう~……」

「モフー!」

「行きましょう!」

ミラクル達3人とモフルンは急いで廊下を走ろうとした。その時。


「……ギャーー!!あなた、あなたーーっ!!」


「あれは……、上の階の野原さんのお部屋の方からですっ!」

「何かあったんだよ、行こうっ!!」

「急がなくちゃっ!」

「……キイイーーっ!!」

「ま、又よっ!しつこいわねっ!」

「……っ!」

「モフ~……」

野原家が滞在している2階から悲鳴が聞こえ、急いで救出へと
向かおうとする一行だが、再び怪人達が現れ妨害を始める。
歯がみするそんなミラクル達を見て、セーラーVが……。

「大丈夫、此処はアタシがっ!皆は急いで2階へ!」

「……セーラーVっ!」

「早くしなさいヨっ!大変な事になっちゃうでしょ、
アタシは大丈夫だからっ!さあ、行ってっ!」

「ありがとう、必ず又戻ってくるからね!」

「でも、あなたも無茶しちゃ駄目よっ!」

「分かってるから、成竹早くしてヨっ!」

「……有り難うございます、セーラーV!」

ミラクル、マジカル、フェリーチェの3人とモフルンは、この場所の
バトルをセーラーVに託し、悲鳴が聞こえた野原ファミリーの部屋の方へ
急いで向かう。そして、こむぎ達4人も、怪人軍団に襲われ、部屋の中に
閉じ込められ追い詰められていた。しかし、しっかりプリキュアには変身している。

「わんわん!こむぎ、いつのまにかワンダフルになってるーっ!すごーいっ!」

「ホント、どうなっちゃってるのかなあ~?わわわ、此処に来る前に、
こむぎとユキちゃんだけ、人間変身用に黒子さんからパクトは渡して
貰ってあるけど……、私達のは……」

こむぎ、いろは、まゆ、ユキ、彼女達も新生プリキュア、わんだふる
ぷりきゅあチームである。しかし、動物たちを愛し、傷つける為でなく、
愛しい命を守る為に戦っている彼女達は暴力を震わず、抱擁と浄化技で
怪物にされた動物達を助けるプリキュアなんである。だが、平和なこの島に
必要ないと言う事で、いろはとまゆの変身パクトだけは、黒子が現在は
預かっている筈だった……。

「こ、こわくない、……こわくない!」

「何がどうなってるのよ、……リリアン、絶対私の側から離れないで!」

「……キイーーっ!!」

迫ってくる怪人達から、大切なパートナーのまゆ、リリアンを庇う、ユキ、
……ニャミー。

「悟君、大福ちゃんも……、大丈夫かなあ……?どうか無事でいてねっ!
絶対助けに行くからねっ!待っててねっ!」

「ああ、フレンディ、兎山君達の事、心配してる……、何だかキュンキュン、
これって、これって……、き、きっと……、兎山君も……、離れていても、
心は一つなんだよね……、きゃああ~♡」

「……リリアン……」

突然、若き乙女を応援し出すリリアン。彼女はこう言う恋愛沙汰に
興味がある様であり、時偶お節介おばちゃんモードと化す時がある……。
呆れた様に相方を横目で見るニャミーさん……。

「ンモーっ!みんななかよく、キイキイしちゃだめだよーっ!」

「ワンダフル、気を付けて!あれはガルガルとは違うんだよっ!」