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zokuダチ。セッション14 ジャミ公の夏休み(?)編・2

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2人の背後から……、ダウドが現れ、ぬっと顔を出した。

「きゅ、急に出てくんなっつーのっ!」

「別に出るも出ないもオイラの勝手……、何これ……」

「……見るなあーーっ!!」

ダウドは書いてある紙を見て、ジャミルの方を見てニヤッとほくそ笑んだ。

「お知らせかな?マンションの皆への……、オイラ伝言してきてあげようか?」

「わ、分った!ほれっ、小銭っ!!」

ジャミルはダウドに口止めのジュース代を渡す。

「ううーん、今日は、何だかおやつも食べたい気分なんだよねえ…」

「……分ったっ!追加分!!持ってけっ!!」

「ありがとうーっ!じゃあねーっ!」

ダウドは小銭を握りしめ、喜んで部屋を出て行った……。

「あいつ……、やっぱり最近どんどん黒くなってきたな……、くそっ……!!
……どっかの闇組織にでも入りやがったかな……」

財布の中身を見ながら、ジャミルが不貞腐れた。

「あんたの親友だろ?何かすっげー逞しいなあ、ヘタレって聞いたけど、
本当にヘタレなのか?」

「ヘタレはヘタレだよ、……最近やけにずる賢くなって来たんだよ……」

「どうでもいいや!んじゃ、オレ、リウと遊び行ってくるーっ!!」

「……」

シグは戻って行ったが、時計を見ると午後の13時を過ぎており、
改めて書いた紙を見ると、実に下らない事で半日時間を使っていた
事態が分かりジャミルは我に返るのであった。

「はあ、お昼も食うの忘れたわ、カップラーメンが確か……」

「ジャミル、……ご協力こうげき、モフルンを忘れてるモフ……」

「……のわあああーーっ!!」

とてとてと、モフルンが部屋に入ってくる。

「皆でご協力するこうげきモフ、ゲラ=ハとブラウとシルベン、それに
大福、アルテミスのお名前も書いてないモフ、仲間はずれはいやモフ、
もーふもふ、もふ……」

モフルンは追加でさっきの紙にかきかき書き始めた。

「できたモフっ!これでいいモフーっ!!」

もふもふこうげき モフルン ブラウ シルベン ゲラ=ハ 大福
アルテミス

「……ゲラ=ハはどう見ても毛がねえだろ……、まあいいや、じゃあ俺、
飯食うからさ……」

「モフ!」

「……あのさ、これの事、絶対にみらい達に言うなよ?」

「なんでモフ?」

「企業秘密なんだよ、又悪い奴がこのマンションに攻めて来た
時の為だ、黒子が俺達の為に協力技を伝授してくれたんだ……、
まだ皆には黙ってる様に黒子に言われてんだよ、すぐ悪い奴らに
バレたら困るからな、……今は誰にも秘密だ」

「分ったモフ!」

モフルンは満足したのか部屋を出て行くが、純粋なモフルンを適当な嘘で
誤魔化すジャミル……。

「……早く忘れてくれ、頼むから……」


魔法ガールズinルーム

「はーっ!や~っと楽しい夏休み開始だねーっ!!」

「皆で海とか行こうねっ!うーん、ワクワクもんだぁーっ!!」

「その前に……、夏休みの宿題をきちんと最初に済ませておかないと、
最後に泣く事になるのよ……?」

「うう~っ、リコってば、厳しいよ~、折角忘れてたのに~……」

「でも~、またもしかしたらマンションに悪い敵が来るかも
しれないモフ……、あっ!」

「何……?モフルン、その、悪い敵って……」

「モ、モフ~……」

みらい達3人は一斉にモフルンの方に注目する。


「……ジャミルさあーんっ!!」

「げっ……!!」

魔法ガールズ達が大慌てで、ジャミルの部屋に駆け込んで来る。

「モフルンから聞きましたっ!近々、又悪い敵がマンションに攻めこんで
来るんですよねっ!?」

「……」

ジャミルがモフルンの方を見ると、モフルンはポリポリノミを掻いていた。

「モフルン、ぬいぐるみだけど、何だか今年はカイカイモフ!」

「来たるべき時に備えて、私達全員の力を併せて戦う協力攻撃なる物を
黒子さんから伝授されたんだとかっ!?」

「はーっ、水くさいよ~、何で黙ってるのっ?私もちゃんと戦うんだからーっ!!」

(困った、すげー困った……)

大元はジャミルが悪いのだが、魔法ガールズ達は本気にしてしまい、
騒ぎはどんどん大きくなり、引っ込みがつかなくなってしまう。

「ああ、大丈夫だよ、大丈夫、さっき黒子から連絡があって、わりィ奴らは
都合で来られなくなったと……、あは、あは、あはは……」

ジャミルは顔を引き攣らせ、何とか誤魔化そうとするが誤魔化し切れず。

「なーんか、おかしいですよねえ~、ジャミルさん、何か隠してませんか?」

みらいがずけずけとジャミルに近寄って来た。

「だから、何もねえって……」

「おーい、ジャミルーっ!さっきの続きやろーぜーっ!リウも連れて来たぜ、
一緒に協力攻撃考えるってさ!」

「……あ、阿呆っ……!!」

「続きって……?」

「……ジャミルさーん、ちゃーんと説明して下さいねえーっ!?」

「はーっ!」

リコとはーちゃん、その場に仁王立ち。

「お?お?お?何だ、何だ?」

「なーんか、やばそっ、オレ、部屋にもどろっ!」

リウはとっとと逃げて行った。

「ジャミルさんっ!……覚悟して下さいっ!!」

「……なーんでぇぇぇ~!こうなるんだぁぁぁ……!!」


そして、悪ふざけが記入してある紙を魔法ガールズ達に見つかった
ジャミル達は、バーバラ、シフ、エレン、そして……。新しく加わった
マリカの凶悪女王様達にお仕置きを喰らい成敗されたとさ。

サービス回1

8月の住人確保も最低人数、後9人、本当に客が来るのかジャミルは
不安になってみる。4人組は外に出て、以前に自分達が作成した
住人へのマンションの勧誘ポスターを貼った場所へ観に行っていた。

「……焦っても仕方ないよ、ポスターも貼ってみたし、やれる事は僕らも
やらせて貰ったんだから、後は結果を待つしかないよ……」

「そうよ、アルの言う通りよ、マモル君とゆうなちゃんも
来てくれたんだし、大丈夫だよ……、新しいお客さん、今後も
どんどん来るわよ……」

「うん、お客さん来なくても、怒られるのはオイラ達じゃなくて
どうせジャミルなんだし……、あいたっ!」

「……うるせーっつんだよ!バカダウドっ!」

「二人共、ケンカしてないで、マンションに戻ろうよ……、僕、
今日は又シフと稽古があるから忙しいんだよ……」

「悪ィな……」

「……いったあ~……」

「……もうー……、本当にしょうがないんだから、ジャミルもダウドも……」

と、不安を抱えながら4人はマンションへと戻る。住人確保の話で
始まった冒頭だが、今日はこれとは全然関係ない話の方向に進んでいく。


「なあなあ、この前、入居した新しい子達、中々可愛い子だよなっ!」

例の如く、女の子が入ると、恒例のジタンさんチェックが入る。
赤ん坊ながらイケメンには目が無いひまわりとミーハー女子中学生
美奈子、女の子大好き、スケベなジタンと、どうしようもないのであった。

「……幾ら可愛いばっかでもな……」

「何だよ!お前、相変わらずしけてんなあ~、煎餅みてえ!」

「……悪かったな、どうせ俺は湿気煎餅みてえな男だよ……」