ゆゆゆの日々。たまにちけふとおかーさん
42.骨の言い分
ゆ「骨付き肉ってテンション上がるよね〜」
縁「スペアリブとか手羽先とか?」
ゆ「うん。マンガ肉にも憧れるし、骨付きの鶏ももとかもおいしい」
唯「まあ、肉を食らってるって感じはするよな」
縁「ちょっと重いときもあるけどね〜」
唯「で、骨付き肉がどうしたんだよ」
ゆ「うん。骨付き肉はあれだけテンション上がるのに、骨だらけの魚はめちゃめちゃテンション下がるよな〜って思ってさ」
唯「ああ、サンマとか骨多いとちょっとな」
ゆ「魚自体は大好きなんですよ。でも、どうしても面倒さが先に来ちゃう」
縁「ちまちま取ってるとぐちゃぐちゃになって汚くなったりするよね〜」
ゆ「そう。そうやってるうちになんかお腹いっぱいになっちゃう」
唯「やっぱり豪快に食べるってのが鍵なんじゃないか? 魚も骨ごとバリバリ食べられるようなやつはテンション上がりそうだし」
縁「イワシ煮たやつとかアジフライとかだ〜」
ゆ「じゃあ、骨も大変だね。肉ではあった方がいい、一部の魚では一緒に食べられたほうがいい、また別の魚ならないほうがいい」
縁「人は骨を都合のいいやつ扱いしてるんだね〜」
唯「じゃあ、いつか人類は骨に文句言われるかもしれないな」
ゆ「唯ちゃん何言ってんの、骨はしゃべらないよ」
唯「え? お前がそれ言うの?」
縁「あははははは」
作品名:ゆゆゆの日々。たまにちけふとおかーさん 作家名:六色塔



