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zokuダチ。セッション21 冒険編5

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「な、なんて奴らだっ、こんな奴らをいつまでも屋敷に置いて
おくわけには絶対にいかぬ!皆さん、どうかルーゼを倒し、一刻も
早く旦那様を救って下され!お願いします!!」
 
下級部隊兵の1人が、必死で皆に頭を下げる……。
 
「……分ったよお、やっぱりオイラも行かなくちゃ、
……チビちゃん!」
 
「きゅっぴ!」
 
ダウドも悪エリート部隊兵に必死で立ち向かおうとする
下級部隊兵に心を動かされ、今度こそ本当に完全に覚悟を決めた……。
 
「ルーゼの所まで私のテレポート能力で行けます、皆さん、
私の側に!!」
 
「どうか頼みましたぞ、皆さん!!」
 
ユウが皆をテレポートで誘導したのを見届けた後、良エリート兵、
下級部隊兵は安心した様に悪エリート部隊兵と再び向き合った……。
 
 
そして、アルベルトといろは達は本気を出したルーゼに瞬く間に
窮地に追い詰められていた。ジャミルが助けに行こうと動くのだが、
殴っても殴っても領主がゾンビの如く起き上がり邪魔をするので
3人を助けに動く事が出来ず……。
 
「くそっ、しつけー爺だなっ、あんだけ殴ってんのに全然
答えてねーのかよっ!」
 
「私は諦めないよ、ふふ、やっと見つけた宝を逃がすものか、
逃がしてたまるか……」
 
「どうすりゃいいんだよ、やっぱ、洗脳解くしかねえのか、けど、それには
ルーゼの野郎をどうにかしねえと……、ちっ、うわ、またっ!!」
 
「愛しているよー!ジャミル君っ!!今度こそ熱ーい私のキスを
受け取りたまえ!」
 
 
ルーゼは先程の仕返しとばかりにいろはとこむぎに的を絞り
憎しみを込め、ハイキックを噛ます。……ルーゼに強く蹴られた
2人は床に転がされてしまう。アルベルトも体力の限界が既に
来ていた……。
 
「……いたいよう、……でも、ま、まだまだ~っ、負けないからっ!」
 
「……そうだよ、幾ら意地悪しても、こんな事しても無駄なんだよ
って事、あなたに分かって欲しい……」
 
「ふん、小娘共、もう終わり?さっきの勢いはどうしたのかしら?」
 
「……ルーゼ、も、もういい加減にしろっ!!」
 
「あんたもいつまでそんな竹の玩具を振り回してんの!いい加減に
するのはお前だよっ!!ふん、何よ、その青ざめた顔、ボウヤ、
最初の勢いはどうしたのかしらっ!」
 
「ああっ……!」
 
いろは達を何とか助けようとルーゼの間に割って入ったアルベルトも、
ルーゼに蹴りで等々竹刀を真っ二つに折られてしまうのだった。
 
「あんた達も捕まえたらいずれは洗脳して奴隷にと思ったけれど、
もう要らないわ、お前らさっさと死ね……、最初からこうして
やればよかった……」
 
ルーゼは再び、懐から別の銃を取り出す。それは猛毒弾の入った銃であった……。


冒険編26 大勝利

「やめてよっ!……バカあああっ!!」
 
「い、痛っ!?こいつっ、どこまでっ!!」
 
「きゃあああーーっ!」
 
「……アイシャっ!!」
 
ジャミルが叫んだ瞬間、ルーゼが後ろから噛み付いてきたアイシャを
肘鉄で端飛ばす。反動でアイシャは壁に直に叩き付けられ気を失って
しまうのだった。
 
「くそっ!あっ……」
 
「君はいいんだよ、私だけを見ておくれ、さあ……」
 
領主はこれまでとうって変わった物凄い力でジャミルを床に押し倒し、
馬乗りになるとジャミルの手首を強く掴み、拘束した。
 
「う、ううっ!……は、放せーーっ!アイシャーーっ!!」
 
アイシャを助けに行こうとしたジャミルは又も領主の邪魔に会い、
妨害されてしまい身動きが取れなくなる……。
 
「……着きましたっ!ルーゼと旦那さまがいるお部屋ですっ!」
 
「む……、お前達は……」
 
一見すると、旅行団体ツアーの様だが、列記とした応援部隊である。
 
「旦那様、こんな事はもうおやめ下され!あなたはルーゼに
利用されているだけです、貴方様の奥様はもうこの世には
おられないのですぞ、……お辛いでしょうがもう現実を
見つめる時です!」
 
「……そ、そんな事はない、私は……」
 
庭師の言葉に領主は動きを止め、戸惑いをみせつつあった。
 
「くそっ、庭師め!余計な事をっ……!」
 
「竹刀が無くてもまだ僕にはこれがあるっ!はあーーっ!」
 
「……い、いたっ!こ、この糞ガキっ!!」
 
アルベルトは最後の砦で、隠していたスリッパを取り出すと、
ルーゼをバシバシ叩き始め、反撃を開始する。
 
「ま、まだ別のを……、でもやるねえ~、流石アルだよお、
いつもジャミルを引っ叩いてるのは伊達じゃないねえ……」
 
「ダウ、感心してる場合じゃないよお!チビ達も行くのっ!」
 
「え……?あわわ!チビちゃんっ!!」
 
「……ぎゅぴいいーーっ!!」
 
チビはルーゼの前まで飛んでいき、ルーゼが持っていた銃を
ブレスで燃やした。
 
「……熱いっ!ああっ、この糞ドラゴンめがっ!!よくも!」
 
「チビ、凄いよっ!」
 
「チビ、やるねえっ!」
 
「チビちゃん、有り難うっ!」
 
「ぴ、アルも、いろはちゃん達も無事で良かった!」
 
「……私を舐めるんじゃないよーーっ!!」
 
「ぴいいっ!?」
 
「チビちゃんっ、危ないっ!!こむぎっ!」
 
「行くよっ!いろはっ!」
 
 
「「もう一回!ワンダフルwおしりパーンチっ!すぺしゃるっ!」」
 
 
「あああーーーっ!?ま、またっ!こ、こんな糞共に……、何処までっ!
冗談じゃないっ!!畜生ーーっ!!」
 
チビに手を出そうとしたルーゼ、再びいろは達の総攻撃により、
おしりパンチで吹っ飛ばされ、見事に阻止された。
 
「えっへんだわん!」
 
「……私達、プリキュアになってなくても、結構大丈夫かも……、
それにしても、いたた……、もう、こむぎにお付き合いすると
大変だよう……」

「あはは~、いろは、何だかおしりからけむり出てるよ、ぷしゅーって!」

「……こむぎっ、もう~っ!」
 
「きゅぴ!いろはちゃん、こむぎちゃん、ありがときゅぴ!」
 
チビは嬉しそうに、いろはとこむぎの側を飛び回り、2人の頬にスリスリ、
お礼を言った。
 
「チビちゃんもお疲れ様、もう少しだからね!」
 
「がんばろーねっ!」
 
「ぴい!」
 
「ううう、ち、畜生……」
 
それでもルーゼは這い蹲り、悔しそうにまだ抵抗しようと
起き上がろうとする。
 
「もういい加減に観念しろ、ルーゼ、お前に勝ち目はないぞ……」
 
「あなたが何をしようとしていたのか、どうかちゃんと話して下さい……」
 
「ガルガルおばさんの負けだよっ!」
 
「……わ、分ったわ、全て話すわ、だけど、もう少しだけ
待って頂戴……」
 
ルーゼは這い蹲った状態のまま、上目遣いでアルベルトといろはと
こむぎを見上げる。
 
(……ふふふ……、本当にバカな奴らさ……)
 
 
「私達はおにいさまをお助けせねばっ!」
 
「きゃあああーーっ!!」
 
「よっしゃあ、突撃いーーーっ!」
 
「ぶひぶひいいいいーーっ!!」
 
ユウ、マフミ、ケイ、……ブウ子の←美少女……?カルテットが
領主目掛けて突っ込んで行った。