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zokuダチ。セッション22 冒険編終

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チビが言った方向を見ると、確かに滝の中から光がうっすらと漏れている。
 
「げげっ、あそこ……、通るの?」
 
早速、ダウドが嫌そうな顔をした。いつもの如くであるが。
 
「でも、他にどう見てもそれらしき場所はないもの、行ってみなくちゃ……」
 
「アイシャさんの言う通りですよ!行ってみなくちゃ、しんちゃん達も
大丈夫だよね?」
 
「いろはちゃん、オラ大丈夫だゾ!」
 
「やいやい!」
 
「ボオー!」

「アンっ!」
 
「こむぎもおっけーだよっ!急がないと元の世界に戻れる時間が
どんどん少なくなっちゃうもんね!」
 
「ンモ~、どうして皆さんこうお元気がいいの~……」
 
「なら、ダウド、お前だけ頭下げて、今からおっさんの所戻るか……?」
 
「……わ、分かってるよお~、……ジャミル……」
 
「よし、んじゃあ、俺から行くわ、よっと!うん、大丈夫だ、何とか
歩いていける深さだ……」
 
ジャミルが一番最初に川に入り、滝の近くまで進んで行く。
その後に、チビを抱いたアイシャ、同じく、しんのすけを抱き、
ひまわりをおぶったいろは、そして、ボーちゃんを抱いたこむぎ、
シロに、アルベルト、ダウドも続く。
 
「はあ~、何で最後に来て、またこんな、アドベンチャーな
仕掛けが……、うう~……」
 
「まあ、仕方ないね、もう諦めなよ、でも、あともう少しなんだから……」
 
開き直った様にアルベルトがダウドを諭す。
 
「んじゃ、皆行こうぜ、覚悟出来てっか?……行くぞっ!!」
 
ジャミルが滝の中にある光の中に飛び込み、その後に他のメンバーも
続けて飛び込んだ。
 
 
……そして……
 
 
「……此処は……?」
 
「恵みの噴水だよ……、僕達、戻って来れたんだ、やっと……」
 
「って、事は、俺ら……」
 
「うわあーいっ!オイラ達、元の世界に戻って来れたんだよおっ!!」
 
「あはっ、チビちゃん、やったあーっ!!」
 
「きゅっぴーっ、アイシャも元に戻ったし、良かったねえーっ!」
 
「おおー、オラ達、冒険達成、完了したゾ!!」
 
「やいやいっ!」
 
「ボオー!」
 
「やったねっ!いろはっ、わんだふるな大冒険大成功っ!」
 
「いえ~い!やったねっ!こむぎっ!」
 
「アンっ!(ボクも頑張りましたっ!)」
 
アイシャとチビはハグし、いろはとこむぎは喜びのハイタッチ。
長い冒険が無事終わり、皆、元の世界に無事に帰って来れた
喜びで大はしゃぎであった。
 
「さーて、んじゃま、取りあえず、懐かしのマンションに戻るかねーっ!」
 
「……待って、ジャミル……、散々心配掛けた罰、お仕置き、
……忘れてないよね?」
 
待ち兼ねていた様に、アルベルトがスリッパを取り出し、
腹黒モードに……。アップでジャミルに迫る……。
 
「こら!ちょちょちょ、お待ちっ!……んなもんいつでも
出来んだろうがよっ!」
 
「……駄目、うふふ~♡!」
 
「……待って、アル!お仕置きするなら、私にもちゃんとやって!
迷惑掛けたのは私も一緒だもの、お願い……、私も一緒に
ちゃんと平等に叩いて!」
 
「アイシャ……、君って子は……、本当に……、ハア、これじゃ
お仕置き出来ないね……、分ったよ、ジャミル、今回だけはやめるよ、
アイシャに免じてお仕置きは無しにするから、アイシャに感謝してよね……、
全く……」
 
「アル……、有難う……」
 
アルベルトは苦笑しつつもスリッパを引っ込めるが、心なしか、
その表情はアイシャを見つめながら、何だか安堵している様にも見えた。
 
(……本当に、優しい子だよ、アイシャ……、君は……)
 
「わ、わりィなあ、アル……、へへ……」
 
「確かに仕置きは止めるけど……、ジャミル、君は決して許した訳
じゃないよ、ちゃんと別の形で償って貰うよ?」
 
「な、……なんですと……!?」
 
「そうだね、レストラン、食べまくりツアーなんていいかもね、
当然、君のおごりでね」
 
……前にジャミルがデパートで当てた、バイキング券は
まだ残っているが……、少人数券の為、それはアイシャだけを
連れて行こうと決め、ずっとしまったままである。
 
「あー、それいいねっ!オイラ、トロのお寿司ー!」
 
「クッキー沢山がいいなっ、♪あとね、ドッグフード!」
 
「じゃあ、私も便乗しちゃいまーす!グレープシャーベットで!」
 
「おーい、……何でオメーらもなんだよっ!!」
 
「オラ、ほんのチョコビ10箱で……」
 
「アンっ!アンっ!(ワタアメと肉まん!)」
 
「ややややい、やいやい!!(最高級メーカーの粉ミルクっ!!)」
 
「ボオボオ(石)」
 
「……てか、約一名食いモンじゃねえ要望も混ざってるし!取りあえず、
わしゃマンションに戻るっ!みなさーん、お元気でしたかーっ!!」
 
「あ、ジャミルが逃げちゃうっ!よーし、こむぎデカがタイホだあーっ!」
 
「ジャミルさーん!逃げちゃダメですよう!」
 
「皆でジャミルを追うんだーっ!!」
 
「逃がさないよおーっ!!走るお寿司めえーーっ!!」
 
皆はジャミルを追って走って行ってしまう。後に残された
チビとアイシャは苦笑いする。
 
「はあ、この景色、私達、本当に戻ってきたのね、……ね、チビちゃん……」
 
「きゅっぴ!」
 
アイシャとチビは懐かしい景色を確認する様に、今夜の夜空を見上げながら、
その場に立ち尽くしていたのだった。
 
 
それから数日後……、お互いの身体も無事元に戻り、マンションの
自分の部屋にも漸く戻れたジャミルは安心感もあってか、相変わらず
ゴロゴロしていた。いろはとこむぎもいつもの日常に戻り、
しんのすけ達も帰省の知らせを受け慌てて帰って来た野原夫妻と
再会。皆、いつもと変わらない日常に戻っていた……。
 
「……こんにちは、ジャミルいる?……いるわね、相変わらずねえ、
今日はチビちゃんが来てるのよ……」
 
「んー?アイシャとチビか、……入れよ……」
 
「ぴい、ジャミルまた寝てる!そんなにゴロゴロばっかりしてると、
お腹がでちゃいますよおー!ブウ子になっちゃいますよおー!ブーブー!」
 
「……う、うるせーな!チビに言われたくねーの!このポンポコ腹
ドラゴンめ!!」
 
「……ぎゅっぴいいーーっ!」
 
「ジャミルったら、よしなさいよ、チビちゃんは今日、大事な
報告があって、配達のお仕事が終わった後、わざわざ寄ってくれたのよ……」
 
「……そ、そうだったのか、わりい……」
 
「ぴい、……あのね、チビ達が飛び込んだ異世界の穴、あの後、
ドラゴン谷のドラゴンさん達が確認しに行って来てくれたんだけど、
何故か穴がもう消えちゃってたんだって……」
 
「消えた……、そうなのか……、じゃあ……、もうこっちから
向こうの世界に行く事も不可能なんだな、どっちみち、もしも
行けたとしたって、もうこっちに戻れる方法ねえし、あっちの
世界には二度と行けねえよな……」
 
「きゅぴ……、もう本当に皆と会えないの……、チビ、寂しいよお……」
 
「チビちゃん……」
 
チビを慰める様にアイシャがそっとチビを抱擁する……。