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zokuダチ。セッション22 冒険編終

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……それから一時間位経過した後、ジャミルとアイシャは
バーバラ達の所へ……。


「ただいま……」

「おや?もう戻って来たのかい?休憩か……」

「なあ~、ホークっ!」

ジャミルは寝ているホークの側まで行き、ホークの巨体を揺すり、
叩き起こした。

「うあ!?ナンダ、ナンダ、ナンダっ、……折角人が気持ちよく
寝てたのに……、……ジャミ公っ!オメーかああっ!?」

「寝てばっかいんなよな、なあ、ただ泳ぐだけじゃ
飽きちまったんだよ~……」

「だからって、何で俺んとこくんだ……」

「おっさんなら、ダイビングセットぐらい持ってるかと思ってさ、
なあ~、貸してくれよー!」

「んな高級なモン、あるわきゃねえだろうが!」

「ち、やっぱ駄目か……」

ジャミルは指を鳴らして舌打ちした。

「これでも着けて潜って遊んでろっ!たく……」

ホークは2人にシュノーケルと足ヒレをほおり投げ、
再び熊のようにごろんと横になった。

「う~ん、安上がりだなあ、ま、仕方ねえか……」

「……今度は早く上がってくんじゃないよっ!」

バーバラがジャミルに向かって吠えた。
2人は仕方なく、再び海の方に戻ろうと歩き出す。

「何だか私達、お邪魔みたいだね?」

「そりゃそうさ、ジジババの年増には年増の楽しみがあんだよ」

「何で?」

「いいんだよっ、お子ちゃまには!ほらほら、いくぞっ!」

「ぶう~!……処で、これなあに?」

アイシャはシュノーケルを珍しそうに眺めた。

「そうか、タラール族は知らねえか、ダイビング道具の
官益版だよ、これ着けてりゃ少しだけ海に潜れんだよ、
丁度俺らのサイズに合う奴を用意してくれてたっつーことは、
あの加齢臭糞親父も、案外気前がいいんだなあ!」

「わあ~!楽しそう!早く行こうっ!」

「コラ!あんまり燥ぐなっ!」

アイシャはジャミルを引っ張り、どんどん海の方へ連れて行く。


「……アイシャ、まだか~!」

「お待たせ、準備出来た、さ、行こう!」

アイシャはいつも二つ縛りの団子にウェーブ状の長い
三つ編みヘアだが海に入りやすい様に髪を全部束ね、
シニヨンに纏めた。ジャミルはアイシャにある程度、
海中での鼻抜き等、あーだこーだを色々と教えた後、
早速海に潜った。


(……わあ~、綺麗……、何だか私もお魚さんになったみたい、
うふふ……)

魚と戯れる可愛らしいアイシャの姿を見、いつもの如く……、
海の中であそこが立ってしまい、ジャミルが発情する……。

(うえ、やべえ、んなとこでも、ビンビンきてる……、やめてくれ……、
……うっ!やべ、やべえっ!……っ、がぼぼ……がぼぼぼっ!!)

そして……

「ねえ、ホーク、ン、何時までそうしてんのサ、折角お子ちゃま達が
海に行ってんのに、狸が狸寝入りしてんじゃないよっ……!!」

「お、おい……、バーバラ……」

バーバラはホークの上に馬乗りになるとほっぺたを掴んだ。

「大胆だなあ……、他の奴らも見てんじゃねえか……」

「こういう場だと、あたしは燃えるの……、見せつけて
やろうじゃない……、大人の恋愛ってモンをサ……」

「……へ、水着じゃねえのが……残念だけどな……」

ホークはそう言い、バーバラの身体を強く抱きしめた。

「イカセてくんなきゃ嫌だからね、ちゃんと感じさせてよ……」

「……強いぞ、覚悟しとけ……」

「ねえ、……バーバラ~……」

「!?ア、アイシャ……」

お邪魔虫、再び現る。ホークとバーバラは咄嗟に営みを
中断する。いつも間近のこの2人だけにはどうにもあまり
現場を見られたくないらしかった。

「ジャミルがね、ちょっと溺れちゃったの……」

ちなみに、彼がドジを踏んで溺れたのは前前作を含め、
今回で2回目です……(公式でも本当に溺れたネw!)

「ハア?アンタ……、潜水道具着けてて、情けない……、
ほんっと、馬鹿だねええ~……」

「う、うるせーな、……た、たらふく、塩水飲んじまった……」

バーバラは呆れ、こめかみを抑えた。

「でもね、面白かったよ!お魚さん、沢山いたの!」

「は、ははは……、そら良かったな、アイシャ……」

「うん!」

笑顔で燥ぐアイシャの姿を見て、ホークもそれ以上何も言えず。

(……マンションに戻るか、やり掛けじゃ虫が収まんねえ……)

(そうだね……)

「?」

ホークとバーバラは顔を見合わせ目配せで合図する。

「アイシャ、あたしらは疲れたからマンションに戻るよ、
ま、ゆっくり遊んできな……」

「えー?もう戻っちゃうの……?」

「じゃあな……、アイシャ、ジャミルが溺れねえ様、
しっかりコーチしてやれ……」

「う、うるせーなっ!ボテ腹親父っ!!」

2人を残し、バーバラとホークはそそくさと退場した。

「……はあ、ねえ、午後どうしようか、海も何だか
混み合ってきたみたい……」

「とりあえず、なんか食うか、泳いだら腹減っちまった……」


2人の楽しい時間はまだまだ続く。


海へ行こうよ 2

ジャミルとアイシャは昼がてら、海の家に入り休憩を
取る事にした。まずはかき氷を注文。アイシャは苺ミルク、
ジャミルはブルーハワイを頼んだ。

「わあー、美味しそう!いただきまーす!」

「待て、アイシャ!かき氷を食う時はだな、こうだ、氷を一気に
口に入れて……、……あ、あ、あ、あ……、あああああ~っ!!
あーたーまがあ~っ!!」

「……何やってるのよ、……もう……」

「と、まあ、かき氷は、この頭痛を楽しむのがオツなんだよ、
あ、あ、あああ~……」

アイシャはジャミルに呆れながらも甘いかき氷を頬張るのであった。

「さて、主食だな、んーと、品書きは、焼きそば、たこ焼き、
焼きトウモロコシ、冷やし中華……」

「……そんなに食べたらお腹壊すわ、焼きそばだけでいいじゃない……」

「やだねっ、俺は食うんだ!あ、すんません、焼きそばと、
たこ焼きと……」

「はあ、あのう、恐れ入りますが、大変混み合ってきましたので、
出来上がりまで40分近く掛りますが、宜しいでしょうか……」

「そ、そんなにかい……?」

「はい、焼きそばだけでしたら、それ程お時間は掛らないのですが……」

「程々にしなさいって事よ、いいわよね、ジャミル、焼きそばだけで……」

「分ったよ、ちぇっ……」

「有難うございます、では……」

バイトのお姉さんは一旦去って行ったが、沢山食べたいジャミルは
何となく不満顔であった。

「お待たせ致しました……」

10分後、バイトのお姉さんが2人のテーブルに熱々の
焼きそばを運んで来た。

「うん、ソースがたっぷりで美味しいわ!」

「だなあ!」

……しかし、アイシャが半分食べ終わる頃、ジャミルは
もう焼きそばを一皿ペロリとあっと言う間に平らげてしまい、
耳くそをほじりながら海の方を見たり、欠伸をしたりと
暇そうであった。

「……わ、私の分も食べる?私、もうお腹いっぱいだから……、
あげるね」

「いいのか?でも、お前小食だなあ!」

……ジャミルが食べ過ぎなのよう……、と、アイシャは思ったが
黙っていた。アイシャの分もペロリと平らげたジャミルは