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zoku勇者 ドラクエⅨ編4 姫君と黒騎士・1

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開く事が出来る、扉は外の世界へと通じている、天使の扉は君を
新たな冒険へと誘ってくれるであろう……」
 
「あのさ、天使の扉って……」
 
「ふむ、聞きたいか?しかし、まずは一度試してみないか?」
 
「はあ……」
 
ラヴィエルはジャミルにカモンする。ジャミルは仕方なしに一応
彼女の側まで行ってみるが。
 
「よし、この扉の中に試しに入ってみたまえ、新たな世界に
通じている筈だ……」
 
ジャミルは恐る恐る、扉の中に身を入れる。……と。
 
「キャー!エッチ!の○太さんのエッチっ!!出てってーーっ!」
 
……入った途端、突然入浴中の女児にお湯をぶっ掛けられた……。
どうやら何処かの家の風呂場に入ってしまった模様。
 
「誰がの○太だあーっ!……おい、何が新たな世界だっつーのっ!!」
 
頭からお湯を掛けられ、びしょびしょのジャミルはラヴィエルに
激怒するのだった……。
 
「……と、まあ、こういう事だ、……新たな世界から冒険者を
此方の世界に呼び、君の力になって貰う事も出来る、是非活用
してくれたまえ……」
 
「……説明になってねーっつーんだよっ!おーいっ!……ふ、
ふえーっくっ!」
 
しかし、ラヴィエルは既に姿を消す。更に余分な件で激怒した
ジャミルは又疲れ果て、大人しく再び部屋のベッドへと戻るので
あった……。
 
翌朝。
 
「ジャミルーっ!おはようー!」
 
「モンー!」
 
朝食を頂きに再びロビーへと集合したメンバー。昨日あんなに怒っていた
アイシャはもう機嫌が直っていた。今回は最速である。
 
「どうしたい?何かあったか?おま、あんな怒ってたのによ……」
 
「うふふっ、もういいのっ、だってね、素敵なドレスを着る夢
見ちゃったの!すっごく幸せだったの!」
 
「そうかい、はは……」
 
んないい夢見たぐらいで機嫌が良くなるなんざ、やっぱあいつって
何て単純……、とは思ったが、折角機嫌が良くなってくれたので
何も言わない事にする。しかし、幸せそうなアイシャとは裏腹に、
ジャミルの瞼にはクマが出来ていた……。俺の方のアレも昨夜の事は
夢だったんだと無理矢理思う事にしたが。
 
「何とか……、通常モードでシュタイン湖へ行けそうかな?」
 
「良かったねえ~、ジャミル……」
 
「は、はははは……、うう~……、あう!?」
 
しかし、やはり夢では無かった事を自覚する。……カウンターにて
通常では買えない限定品などを販売し、世界宿屋業界より訪れ、
営業をしているロクサーヌの横にラヴィエルが姿を現した。当然、
この場ではジャミルにしか姿は見えてない。
 
「頼んだよ、どうか、この世界と別世界を結ぶ懸け橋になっておくれ……」
 
「……うーそーだあああ!!」
 
……何はともあれ、湖へ向かう前にまずは武器と防具の新調からである。

さて、湖へ向かう前に。此処で4人が城下町で整えた現在の
装備状況をば。
 
ジャミル うろこのよろい バンダナ  皮のこて 布の手袋 
布のズボン 兵士の剣
 
アルベルト うろこのよろい バンダナ 皮のこて 布の手袋 
布のズボン 兵士の剣
 
ダウド 皮のよろい バンダナ 皮のこて 布の手袋 
布のズボン たけやり
 
アイシャ 皮のドレス ヘアバンド 皮のこて 布の手袋 
布のズボン かしの杖
 
うろ覚えですが、大体こんな感じ。でも、違ってるかも知れない。
装備品が高い割にとにかくゴールドが溜まらないので、一部の方の
装備品が適当で酷いですが、話をどんどん進めたいので多少バトルが
きつくても、書いてる奴が強行突破する為です。
 
「ちょ、オイラまだ竹槍ーーっ!?酷いよおー!」
 
「まあ、我慢しろよ、その内知らない間にゴールドも溜まるよ、そうしたら
もう少しいい武器買ってやるからよ……」
 
「あうう~……、酷ス……、倒れたら化けて出てやるう~……」
 
そして、頭部の防具で一騒動もあった。現時点では皮の帽子が一番守備力が
高いと思われますが。
 
「パンツ!毛糸のパンツモン!みんなお揃い!毛糸のパンツ!モンも
一緒に被るモン!」
 
「……」
 
……と、言う事で、アイシャが膨れて皮の帽子を速攻でお断わりした為、
こうなりましたとさ。
 
※実際のゲーム中では、守備力強化の為、全員皮の帽子は身に着けております。

そう言うワケで、どうにか装備品を整え、セントシュタイン湖へと
一路向かったのだった。城の裏手から北に進み、更に北へと……。
国王に教えて貰った道筋を辿り、湖へ着く。湖へ行くのならと、
リッカが気を遣い、自分の仕事で忙しい中、わざわざ特製の美味しそうな
お弁当を作り持たせてくれたのだった。
 
「わあ、綺麗ねえ……、あっ、遠くに何か見えるね……」
 
アイシャが目の前のセントシュタイン湖を眺めてうっとりする。
 
「……此処が黒騎士が待ってるって場所?てか、黒騎士なんていないじゃん……、
てか、ヒトを呼んどいていないってどうゆうコト……?」
 
「なんか野蛮だよお……、こんな平和そうに見える所で
バトルしなきゃいけないかもなんでしょ……?」
 
「まあ、仕方ないよ、取りあえず黒騎士とやらが来るまで此処で待とうよ……」
 
アルベルトが妖精モードで姿を見せたサンディ、早速ヘタレ始めた
ダウドを宥めた。
 
「そうだな、リッカが作ってくれた弁当もあるしな……、けど、
何かこの感じ、な~んか、3の時を思い出すなあ~……、ちら、
あん時は泉だったけどさ……」
 
……ジャミルは横目でダウドの方を見た……。
 
参照 zoku勇者 ドラクエⅢ編……、番外編の回参照
 
「何何何っ!ヘタレ、アンタなんかやったのっ!?」
 
「うう~、何でサンディにまでヘタレ呼ばわり……」
 
「まあ、大した事ねえよ、うっかり泉に落ちてだな、その後が大変……」
 
「と、まあそう言う事ですっ!失敗は誰にでもあるんだからさあ!
あーははは!」
 
急いでがばっとジャミルの口を塞ぎ、ダウドが誤魔化す。しかし、
好奇心旺盛なサンディが引き下がるわけがなく、何をしたのか
教えろとダウドに突っ込んでくる。
 
「……隠し事ナシだヨッ!……教えなさいよおお~!」
 
「教えるモン~……、シャアーー!!」
 
「ちょ!モンまでっ!何で大口開けるのさああーー!!」
 
「まあまあまあ、プライベートは誰にでもあるから……、
う、プッ……」
 
と、アルベルトは言うが、……一瞬、3分裂した時の姿のダウドを
思い出して吹いた。
 
「もう皆酷いよおおーーっ!過去の話は忘れろーーっ!
このやろーーっ!!」
 
「サンディ、やめなさいったら!モンちゃんも駄目よ!」
 
「……モン~……、ごめんチャボ……、モン……」
 
救いの女神様動く。アイシャはモンの口を閉じさせ、サンディに
注意する。流石である。
 
「ちぇーっ!……でもいつか絶対調べてやるんだからネ、
見てなさいヨ!」
 
サンディはブツブツ言いながら発光体に戻ると一旦再び姿を消した。
 
「助かったよ、アイシャ~……、ンモーーっ!!余計な事言うなよおっ!
バカジャミルっ!!」
 
「んだよっ、バカダウドっ!!」