クロノトリガーのリアリティを改めて問うてみるエッセイ
その言葉の意味の違いについて意識が向いた覚えはなかった。
その意味の違いにどんな背景があるのか想像つかないし、未来の驚異が変化する訳でもないので主人公達がわざわざ「えっ、呼び出してる?生み出してるんじゃないの?」とリアクションすること事態に違和感というかリアリティを感じなかった。
「魔王がなんか意味不明なこと言ってるけど、意味判る?」
とか
「へー」
みたいな台詞だったならリアリティあったという。
【リアクション】
0件
------------------------- エピソード20開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
◎ゲートのあった場所にドームが建設されるということ。
【本文】
現代ガルディアの森のゲートに将来ドームが建設されるということ。
現代メディーナ村のゲートに将来ドームが建設されるということ。
マップ構造上、メディーナのゲート座標は未来のプロメテドームとほぼ一致しているのだが、ガルディアの森ゲートと未来のバンゴドームは座標的に大きくずれている。
時間と共に自然にゲートが移動するのだとしたら、全くその場を動かないゲートがあることの方が不自然である。
クロノ達がAD2300でガルディアの森ゲートのあった場所から出現するのだとしたら、座標的には倒壊したビル群の中になり、瓦礫とゲート座標が重なるかもしれない問題があって、誰かがゲートを安全な場所に移動させたかもしれないとしたら、
ゲートを移動させることが技術的に可能であるのなら高さも変更できるとして、ガルディアの森ゲートもメディーナの森ゲートも地面よりもかなり高い位置にある。ドームの入り口が階段になっていてゲートの位置は本来あった座標よりも高い位置に移動しているかのように見えるが…
例えばラヴォスの破壊攻撃で地面が消し飛び、ゲートと地上までの距離が離れてしまったのだとしたら、ドームの建設はゲートの高さを考慮して造られた事になるだろう。
ゲームの作者が意図せず偶然にそう作ってしまったのでないなら、リアリティある背景があるはず。
あるいは製作者自身、意図してないもののゲートと地面の距離を想定したかのようにドームをデザインしてしまった事について、そこにドラマなリアリティを求めるとしたら、製作者自身が何かに操られていたり、洗脳されている設定を思い付く。
その何かに関しては色々な勢力があるだろうし、リアリティの高い勢力を特定するのは難しいが、期待願望として、クロノ達が未来にやってくることを事前に知っていた誰かが、ゲートの出口を移動させた。あるいは移動させたのは出口ではなく、入口なのかもしれない。
作中、クロノ達はガルディアの森を東に行き止まるが、もしそこでゲートを発見できなかった場合、クロノの死刑を進行したままイベントを終えたのかもしれない、
残されたルッカはクロノを生き返らそうとして、未来の技術を求めるべく未来のゲートを探していたらバンゴドームの座標(現代ではサンドリノの西海岸あたり)にて未来のゲートを発見するだろう。
未来の技術的な何かで、ガルディアの森にそのゲートの入口を移動させた。クロノの死んだ現代で移動させても既に手遅れなので、中世時代から移動させたのかもれない。
【リアクション】
0件
------------------------- エピソード21開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
A.D1999のワールドマップとA.D2300のマップ構造上の不自然さ
【本文】
◎
ROMデータ解析で本編には描写されていてないAD1999のマップがある。
不自然なのはAD1999にはビル群がないのにAD2300では荒廃したビル群が描写されていること。
この不自然さにリアリティを込めるとしたら、1999時代は古代ジールみたいに天空に人々が住んでいてそこにビル群があるということ。
人々はルッカのテレポート発明を切っ掛けにして、技術進化をしていて、空に街を建設し、地上のテレポートスポットから天空街に移動できるシステムを造り上げていた。ラヴォスの攻撃によって天空都市が落ちてきて荒廃したAD2300のようなった。
というリアリティなネタについては
クロノトリガーの続編(平和になった未来を冒険するゲーム)で使える気がする。
【リアクション】
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------------------------- エピソード22開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
ボッシュはクロノ達をタイムトラベラーだと気付かなかったのか?
【本文】
◎
カエルを仲間にする際もだが、クロノ達は自らをタイムトラベラーだとは自称してはない。描写を大胆にカットしているのか、説明したことにして物語が展開される。
だからボッシュに説明したとしても、物語上描写されなかった可能性はある。特に太古の赤い石と折れたグランドリオンを見せて修復するタイミングでは、クロノ達が時越えしている事に気付かない筈がない。
剣に宿る精霊のグランとリオンはクロノ達と一緒にゲートを潜るのだから彼らからの証言を通じてボッシュはクロノ達の状況を把握するだろう。クロノ達が何も言わなくても察する立場いたから、修復の経緯等を詳しい事をクロノ達に訪ねたりしなかった。
ボッシュとしては何か余計な事を言って古代の事を訪ねられて自身の生い立ちを話すことが嫌だったのかもしれない。
ジール崩壊の原因を作った愚かな関係者の一人として自身の立場を思い出したくなかったのかもしれない。
もし早い段階で古代のことをクロノらに話していたなら、クロノ達が古代のゲートを見つけたならボッシュに報告するだろうし、 あるいはもっと前の段階、ラヴォスを「魔王が生み出そうとしている」を聞けば気になって共に中世の戦争に同行したかもしれない。
とはいえ、ボッシュとしてはラヴォスは生み出せる存在じゃない認識だから、魔王はラヴォスについて詳しくない者であり無害
中世のゴタゴタは放置しても問題ないと思ったのかもしれない。実際、現代が無事ある訳だから、ボッシュとしては尚更中世に関与する理由がなかった。
仮に後世の魔族に「魔王がラヴォスを呼び出そうとした」という事実が伝わっているのであれば、何らかのリアクションがあるかもしれないが、それでも今現代が無事であるし、中世には同行しないだろう。
ボッシュが魔王の正体についてジャキであるような可能性まで考えているのならボッシュの思慮深さに尊敬するが、そのような配慮力がもしもあったならラヴォスの暴走自体も、もっと上手に防げるように立ち回れたはず。よってそのリアリティを詰めるとボッシュは中世に介入できないのが妥当である。
作品名:クロノトリガーのリアリティを改めて問うてみるエッセイ 作家名:ヘケラン西中



