クロノトリガーのリアリティを改めて問うてみるエッセイ
クロノの自宅には冷蔵庫、電子レンジ、ガス、水回り等のキッチン設備はあるが、テレビがない。トイレもない
【本文】
トイレは単に描写されてないのではなく、本当にトイレそのものが無いのかもしれない。
アイテムを大量に持ち運べるアイテムボックスの一覧に「うんこ」の項目が隠されているとすれば、クロノ達の排泄物はそこに格納されていることになる。もしかしたらウンコを外に出すよりも早いタイミング(大腸の中にある状態)でアイテム化しているのかもしれない。それならばトイレがなくても納得である。
中世時代はどんよ~りした空気だったから、てっきり水洗便所や下水道が無いせいで、糞の匂いが町中から立ち込めている演出かなと思ったりもしたが…
ポーションにて一瞬で回復できたり、フェニックスの尾等で死人すらも蘇らせる革新的な技術がある世界なのだから糞の処理だって革新的な技術であってもおかしくない。
あるいは食べたものは全てがエネルギーに変換される体質にて糞がそとそも生成されないように人々は進化した可能性も
テレビがないのは、人々が映画やドラマを見たことがないのでSFやファンタジーに対しての想像力がない(フィクションに対する認知性が低い)から、千年祭で発生した事故(ゲート)について、人々はそれが異世界に通じてる等とは想像したりしない。
テレビがない世界にて物語の知識が少ないということは、例えば中世で古代文字でボッシュと書かれたグランドリオンを見たクロノ達もボッシュがタイムトラベラーだと疑ったり、中世から400生きている吸血鬼のような存在だと疑ったりしないのもリアリティある。
テレビが存在しないといっても中世にはブロマイドはあった。写真の技術、あるいは念写のような技術はあったので、その時代から400年も経つ現代ならばテレビくらいあっても良さそうだが…。やはりテレビはあるものの描写されなかったか? でも電線等はなさそう。
船による蒸気はあったので、まさか各家庭に蒸気機関による発電機があるのか? その割には各家庭から煙突や煙はない。
あるいは魔法によるものでエネルギーを利用している
現代には魔法が存在しないことになっているが、電気的な回路から魔法陣の印を結べば自然からエネルギーを抽出できる仕組みになっていて、その仕組みを魔法とは知らずして人々は利用している。その為、大きな発電機やプロパンガス等のタンク等が見当たらない。
【リアクション】
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------------------------- エピソード34開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
内容がマニア向け
【本文】
カエルは王家にサイラスの戦死やグランドリオンが折られた件は伝えたのか?
作中、王宮の人々はサイラスを行方不明したままの認識だった。けれどカエル化呪いの件を隠したまま王家に帰ったとしても魔族にしか見えず、リーネの護衛はさせて貰えないはず。
王族や一部の人だけカエルの正体がグレンであること、サイラスが戦死したことを知った。サイラスは頼りがいのある有名人だった為、国民にはその死を知らせる事ができなかったのかもしれない。
死体すら残らない程に燃やされたことも、国民感情を酷く傷付けかねない。というより、フェニックスの尾があるので、死体の形が残らない程に破壊しなければ再生できてしまう問題があるのかもしれない。つまりクロノ世界の戦死はいつだってむごたらしい死に方でないと成立しない為に、戦死の事実そのものの情報が国民にとってキツイのかもしれない。
折れた剣を形見のように持っていたカエルだが、それをもし王家の物として奉納してしまうなら、事情を知らない者がみると意味深になり、聖剣を取りに向かったサイラスが帰還しないこととと、折れてるが価値ありそうな謎の剣からサイラスの死を関連付けられ、ばれてしまいかねない。
勇者バッジでグランドリオンのクリティカル率が上がるのは、あくまでカエルの気持ちの問題だと思うけど、もしそうじゃないなら勇者バッジの正体とは?
勇者バッジに魔力的な力が込められてグランドリオンとセットでないと効果が発揮しない仕組みを。それをして得をする者といえばフェイトくらいかな? クロノ達が歴史の流れを逸脱しないようにフェイトがサポートしていたが、あるとき、ちょっとクロノ達のステータスが物足りないタイミングがあったので勇者バッジを作って王家にプレゼントしたとか…
勇者バッジの製造は難しく希少性があるからこそ、勇者バッジを持った人が街に現れた噂を人々は信じたのだろうだけと、サイラスやカエルの事情を知っていた王妃であるなら、勇者バッジが本来カエルの手元にあることは知っていたはず。
作品名:クロノトリガーのリアリティを改めて問うてみるエッセイ 作家名:ヘケラン西中



