クロノトリガーのリアリティを改めて問うてみるエッセイ
エシュタールに言わせばその一連の流れこそがエネルギーであり、星がみる夢(多様な世界線が存在する夢)も星が設定する一つの現実も、全てはエネルギーの魅せる残視であり、その残視の正体もエネルギー表現に過ぎず、それを観測している仕組みでおいてすら、物質も物体もないエネルギーがそうさせている。
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------------------------- エピソード3開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
◎古代ジール、雪の考察◎
【本文】
雪が降るには海面が暖められ水蒸気が必要になる。古代のような氷だらけの世界においては蒸発できず雪が降らない。
浮遊大陸は雲の上にあり、気温は氷点下40℃になる世界。この浮遊大陸を仮にエアコン(ヒートポンプ)な熱移動の原理で気温20℃まで暖めようとするとどうなるか?
トータル60℃相当の熱が必要になるが、その熱を得た代わりにマイナス60℃分の冷をどこかに移動させなけらばならない。
古代ジールの浮遊大陸では、そのマイナス60℃分を下界に処分することで成り立っている。効率的に冷を移動させる為に水と混合して雪にし、その自重で落下させるのだが、現代でいうとこれはエアコンのヒートポンプ(熱移動の原理)に似ている
エアコンのシステムを知らない人に向けて熱移動の原理を説明すると
この世界の気温は宇宙空間の気温であるマイナス255℃を基準にして絶対零度で解釈する。つまり、浮遊大陸のマイナス40℃は宇宙温度で215℃になるのだが、これを快適気温275℃にするには、浮遊大陸の外側から熱を移動させてくる。浮遊大陸の周囲は215℃なので、そこから熱を奪い、浮遊大陸へと還元する。熱を奪われた空間の温度はその分低下するのだが、そのままだと浮遊大陸側に冷気が戻ってくるので水と結合させ雪にして落とす。
クロノトリガーにおいては嘆きの山ボス(ギガガイア)を倒して吹雪が止み山が落下し、クロノ達は急いで下山をするのだが、、あたかもギガガイアが雪を降らしていた犯人かのようにプレイヤーに勘違いさせる。
真相は恐らく、ギガガイアの死亡を天空ジールが気付き、上空から状況を確認しようと雪のシステムを一時的に止めた。嘆きの山は罪人ボッシュを封印した場所でもあり、セキュリティのギガガイアが死んだという事は、ボッシュが脱獄中の可能性があり、山を落として脱獄を阻止する必要がある。
この仕組みは複雑でプレイヤーの平均年齢が小学生であったこともあり、作中語られることはなかった。
しかし、調べてみると製作者はこのバックストーリーを攻略本等で発表していないのか、考察サイト等でも見つけることができない。
氷河期をもたらした犯人がラヴォスであるという設定を覆しかなねないからか、しかし、制作サイドもラヴォスが氷河期の犯人とは一言も言っていなかった気がする
明言されていたのは氷河期を終わらせた犯人がラヴォスであるということだけ。だったような気がする。
作中アザーラのセリフで、ラヴォスによって氷河期がもたらされるかのようか説明はあったものの、そのアザーラが見たかもな未來視については、ラヴォス飛来後に氷河期がきたからラヴォスが原因だと思っただけなのかも
アザーラが未來視で見た氷河期となる光景はあくまで地上の惨状のみで、天空と地上側との関係性は観ていなかったのかもしれない
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------------------------- エピソード4開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
クロノクロスの世界線でイスラム空気が蔓延してる原因
【本文】
建築物が中東方面イスラムのデザインが多くある。骸骨のようなデスメタルが表側にいたり、
悪魔的な描写(悪魔崇拝的)な事をする人の描写はイスラム悪魔信仰にも通ずるものがある。セーブポイントに人々が礼拝するような光景のイスラム的。
プレイヤーを可愛い動物と闘わせようとするのも悪魔信仰を思わせかねなねない。
キリストの悪魔の数値666が、ゲームの仕様で重要になるスタミナ6にまつわり、戦闘の三人画面にスタミナ666で揃うこと。
イスラムとキリストの対立構造を彷彿させるような現実世界の物語が、クロノクロスの世界にまでその痕跡がありそうで、
悪魔的な視点でクロス世界を考察していくと、古代ジールがしでかしたプレイヤーですら気付いてない罪も見えてくる。
悪魔をテーマに物語を構築しているのか、プレイヤーに悪魔になること求められているのか。悪魔視点になるとクロス世界線の考察がやりやすい。
クロノクロスはとても難解だから、ここから先は理解しにくいかもしれない。でも悪魔の視点になると理解しやすいかもれない。
◎
かわいいキャラに暴行できるゲーム性については、プレイヤーのモラルにかかってる。実際闘わないで逃げることが簡単なシステムである。それはおそらくトリガーの開発時点でも採用されてて、トリガーもクロスも闘わないで逃げてもなんとかクリアできるような緻密なゲームバランスが採用されている。
公式見解では観たことない説になるが開発者はできるだけ闘わずにクリアして欲しかったのかもしれない。開発担当者が仏教的な殺生禁止思想だったとかで、仏教の広まる中東方面のインドから中国にかけて、その領域の音楽性を融合させたかのような曲がクロノクロスにおいて採用されているのも、そのような含みがあるのかもしれない。仮に制作側にそんなつもりはなくても前世の記憶等が作用してたらそうなるかもしれない。まったく根拠ないけれど、後々の考察で行き詰まるなら、前世のようなスピリチュアル概念にてリアリティある答えが出せるかもしれない。
◎
しかし問題となるのは…
可愛い魔物を攻撃していいという空気
可愛い魔物を攻撃可能なシステムがあるからこそ、可愛い魔物が生息している。そこにアリティがある可愛い魔物が敵として現れるということは、現地の住民はその魔物を狩っていないのかもしれない。だから可愛い魔物が生息できている。いや違うな。ガルディア城では「まるまじスープ」とか普通に可愛いモンスターの料理メニューがあった訳だし、現地の住民に魔物達は目こぼしされてない。あくまで食糧である。
キリスト園でも肉は食うし殺生はすることは現代のアメリカやヨーロッパが証明してるからそこはゲームといえどもリアリティか…
殺生禁止をゲームで体現するのなら肉食動物のみを倒していくスタイルになる。食物連鎖下にいる被害者を救う事を使命とし、草食系のモンスターを攻撃してはいけないが、事前にどれが草食かそうでないか判るのだろうか。クロノクロスは比較的グラフィックが進化しているとはいえ、草食ぽいのいるだろうか?藁人形とか幽霊みたいのは、もはや何も食べてなそうだから遠慮なく倒しても良いとして、
ゲーム的には肉食動物を1倒したら草食の命が10救えるので正義なって、正義ポイントたまって魔法的な加護得られるようなシステムを採用しない限り、ヴィーガニズムな価値観は普及しないのだろうな…
作品名:クロノトリガーのリアリティを改めて問うてみるエッセイ 作家名:西中



