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zoku勇者 ドラクエⅨ編13 思い出の記憶の中で

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「ふんふ~ん、大変だったけど、途中でちいさなメダルも見つかったし、
ラッキーだよお!」

「それ、直に宅配便でキャプテン・メダルの処まで送れないかな……」

「え、え?」

「いや、何でも無い、気にしないで……」

遠い目になるアルベルト。どうしてもカラコタが苦手らしい。そして山登りで
奮闘した4人は漸く山頂付近まで差し掛かっていた。処が6Fの洞窟エリアで
又文字が刻まれている石碑を見つける。

「「私の名はラボオ。千の石を砕き、万ののみを打った……。
だが、私は年老いた。残された命も長くは無い。
この山の頂上に残す物は私の最後の作品になるだろう。」」

「……おいおい、マジでこの爺さん……、やべえんじゃ……、あいてーーっ!!」

「きゃー!?」

突如ジャミルの目が古典的表現になり、目玉が飛び出た。後ろから誰かが
ジャミルの後頭部に拳を入れたんである。後ろを振り返ると、いたのは石の
モンスター、ストーンマン。

「……この野郎っ!よくも不意打ちで殴りやがったなっ!?」

「石やらがメインの場所だから……、モンスターもそれ関係のが
多いんだろうね、やれやれ」

アルベルトが破邪の剣を構え戦闘態勢を取り、アイシャも呪文の
詠唱準備を始める。

「……あのですね、ジャミルは頭が弱いんだから急に殴ったら
駄目ですよお!準備運動無しで冷たい水にいきなり飛び込んで
心臓に負担掛けるのと同じだから!!」

「モン!頭からえっちな本が出て来ちゃうモン!お片付け困るモン!」

(そうヨ、これ以上アッホーになったらアタシらもうメンドー
みきんないだかンネっ!)

ストーンマン:ウガ!ウッガ!ガガ!(それは失礼しました!では、
今度はちゃんと正々堂々と殴ります!あ、これはお友達のメタルライダー
君です!)

ストーンマンは余計な友達を連れて来る。メタルスライムに乗った騎士、
メタルライダー。メタルスライムに乗っているので、経験値も、うはうは
……かと思いきや、大した事は無い。

「……オメーらもうっせー!やかましいわーーっ!いい加減にしろーーっ!!
ガングローっ!オメーも後でデコピンだあーーっ!!」

ジャミルは逃げるダウドとモンを追い掛ける。……いつも通りアルベルトと
アイシャは大きな溜息。……こうして、最後付近でバカバトルになりながらも
漸く……、7Fの山頂へと辿り着く。長い橋が掛かっている場所。果たして
その向こう側にラボオが住んでいるのか。……まだ話をしてくれるぐらい
ラボオの状態は果たして元気なのか……。もしかしたら……。4人は複雑な
思いで暫く橋の下で立ち尽くし、頭上に掛かっている橋を見上げていた。

4人は外壁通路をぐるりと回り、上に見えていた階段の方へ。其処にも
石碑が建っていた。どうやらこれがラボオの残した最後のメッセージの
様であった。

「「此処は我が墓。私の眠る場所。帰らぬ日々と共に。」」

「うわっわわわ!こ、これってもうラボオさんて完全に……」

「死んじゃったモンーっ!」

「だけど……、これは生前墓の意味でもあるよ、もしかしたら……、
まだ間に合うかも知れない、とにかく急ごう……」

アルベルトの言葉にメンバーは希望を持とうとするが、最悪もう手遅れで、
ラボオが果実を口にした後、息絶えた可能性もある。先へ進んで確かめて
みるしかなかった。

「う、うう、誰か……」

「……ジャミル、大変よ!」

「あ?……人が倒れてら!!」

4人は急いで駆け寄る。階段の隅に青年が倒れていた。階段は其処から
崩れている。青年はこんな処で一体どうしたのか、何があったのか。

「大丈夫ですか?しっかりして下さい!」

「う、うう……」

アルベルトが呼び掛けると青年は微かに返事を返した。青年は囈言の様に、
自分はヘルマー、牢獄、砂漠、海底……、ありとあらゆる場所を探索して
きた冒険者。だが、此処、ビタリ山で力尽き、倒れてしまったらしい。
青年は頻りに特薬草を求める……。

「うう、不思議だ……、これは幻なのか……?天使様の姿が見える……、
優しい天使様のお姿が……、天使様、もしも其処におられるなら
どうか……、特薬草を私に……」

「え、えへへ、まいったなあ~、其処まで言われちゃ……、数は少ねえけど、
確か何個かあった筈だよな……?」

「いいえ、騙されてはいけません!……天使ではなくてこれは
デビルサタンです!!」

「モンモンですよ!!おならデビルモン!!」

Wデコピン×10

ジャミルはダウドとモンにデコピンすると脹れっ面で勝手に道具袋から
特薬草を取り出し、青年の顔の前で特薬草をぴらぴらさせた。

「こ、この青臭い香り……、これは特薬草だ!ああ、これで目も見える!
おお、身体も動くぞ!」

ヘルマーはうっすらと目を開く。自分の目の前にいたのは。

「よう、平気かい?」

「あ、あんた達は……?これは、特薬草……、何だ、やっぱり夢だったのか、
そうだよな、天使様がこんな処にいるわけねえもんな、とにかくありがとよ、
助かったよ、お礼と言っちゃ何だが、代わりにこの地図をやるよ、うす暗き
獣の地図LV1だ、冒険に大いに役立ててくれ……」

ヘルマーは何だか良く分からん地図をジャミルに渡す。取りあえずくれると
言うので貰っておく事に。

「あの、ヘルマーさん、何でしたら山を降りる時は僕らと一緒に……」

「ありがとな、けど、あんたらと俺の進む道は違う、俺はもう少し
休んだら一人で下山するから心配ねえよ、さあ、あんた達はあんた達の
冒険を続けてくれ……」

「でも、無理したら……」

アルベルトが声を掛けるが、ヘルマーはまた目を閉じた。アイシャも
心配するが、身体を休める為、眠っただけで大丈夫の様である。

「さあ、俺らも急ごう、山頂はすぐ其処だ、冒険者は自分で困難を
乗り越えるって意地があるからな、このおっさんも多分……」

ジャミルの言葉にメンバーは頷き、階段を登り出す。ヘルマーのこれからの
冒険の無事の達成を祈りながら。

「……か、階段……、長いよお~……」

山頂へと続く只管長い階段。もういつもの脱落者が出そうだった。

「この階段……、いい運動になるわっ!体重落とせるじゃないのっ!!」

……また始まったなと、アイシャの暴走を横目で見るジャミル。

「モンモンー!」

「おい、モン、オメーも飛んでねえで降りてきて階段一緒に上がれよ!
最近重いんだよ、オメーはっ!!……このデブっ!!」

「いやモンブーだ!」

プッ、プッ、プッーー!!

モンは怒ってジャミル達の先を飛ぶと、特大のおならを落として先に
山頂へ逃げて行った。

「うわ……、くっさ……」

「モンも……、ま、ますますクセの悪さが飼い主に……」

「……チビちゃんもおならと悪戯はしたけど、頭は良かったからね……」

「腹黒っ、ヘタレもうるせーーっ!!」

……モンはおバカちゃんの為、手に負えない状態。

(はあー、アタシはラクチンラクチン!なにセ移動バカアッシーくんが
いるもんネ!)

「……こいつも……、いい加減にせえよ……」

んな事言って、わーわー騒いでる間にあっという間に山頂へ着いてしまう。