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高山 南寿
高山 南寿
novelistID. 71100
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もうひとつの、ぼくは明日……

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その時、まるでタイミングを計ったかのように電話が鳴った。
高寿からだった。
「……愛美? もう、リビングに置いてあったルーズリーフ、見たよね」
彼の声は、いつもの明るさとは程遠く、重く沈んでいた。
「きっと、何のことかわからなくて混乱してると思う。……うん、変だと思ったよね。実は僕には……君にずっと隠していた秘密があるんだ。明日、ちゃんと説明しに行く。明日、説明にいくよ、そこに、友紀ちゃんのマンションに」