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高山 南寿
高山 南寿
novelistID. 71100
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もうひとつの、ぼくは明日……

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人前で泣くはめになったけど、それでもかまわない。
僕の前にいる福寿さんもボロ泣きだ。
この人が泣いてるのを見ると、僕の恋人が泣いてるとしか見えない。
気持ちが整理できない。
愛美のことが、愛おしい。
二十歳の愛美にはもう逢えない。
でも逢いたい。
目の前には愛美そのものの人が泣いている。
でも僕の愛した愛美じゃない。
でも抱き締めたい衝動がある。
慰めを求めているのか?
慰めたいのか?
いや慰めようもない。
最初に出会ったのがこの人ならば、この人と結ばれる運命だったら、いつまでも一緒に居られたんだろうか。
なにかが起こって、運命がねじれてしまったりしたとか。
あー、僕はなにを考えてるんだ。
目の前の愛美さんとは、同じ境遇だから、話し相手になれる、友達として同じ世界に一緒に帰ろう。