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zoku勇者 ドラクエⅨ編18 働く4人組・1

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大きくなったんだね!」

「モンモンー!」

「いや、ただ食い過ぎてデブになっただけ……あいてっ!?」

「シャアーーっ!!」

「いてててっ!コラーーっ!何をするかーーっ!!バカモンーーっ!!」

「はあ……、ジャミル、ありがとう~……」

モンはジャミルの頭に噛み付く。少しの間自分の頭からモンが離れてくれ、
ダウドは一安心。リッカは変わらないジャミルとモンの姿を見てくすっと
笑みを漏らした。

「もうーっ!やめなさいったらっ!2人ともっ、みっともないでしょっ!」

アイシャがジャミ公とモン、両方を注意するがいつもの事である。

「リッカ、ごめんね、毎度騒がしくて、それに僕ら急にいきなりお邪魔して
しまって……、仕事の邪魔になっちゃうよね……」

「ううん、アルベルト、そんな事ないよ!私、凄く皆に会いたかったの!
皆とお話がとってもしたくて、……凄く嬉しいよ!!」

「リッカ……」

ジャミルは改めてリッカの方を見る。彼女は笑顔だったが、やはり心は
相当疲れているのだろうと。少しでも気持ちが楽になるのなら、ルイーダから
話を聞いた事を伝えようと、そう思ったのだった。

「ご主人様ーー!」

「ん?ご主人……?」

見覚えのある様な無い様な、変なカマがジャミルの方に飛んで来た。
カマは興奮し、唾をカマから飛ばしながら喋る。

「お帰りなさい、ご主人様!錬金をしに戻って下さったのですね!!」

「ああ……」

そう言われてやっと思い出すジャミル。喋る錬金釜のカマエルであった。

「ワリイけど、今日はそれで戻って来たんじゃねえんだ、又、余裕が
あったらな……」

「そんなあ~、……ご主人様あ~……」

カマエルはションボリしながら又、カウンターの方へと飛んで行った。
確かに、錬金は全くしていないので、少し気の毒だとは思ったが……。

「う~ん、何だか可哀想ね……」

アイシャも気の毒そうにカマエルの方を仕切りに見ている……。

「じゃあ、モンが錬金してあげるモン!ピーマンとタマネギと正露丸入れて
まぜまぜ、錬金するモン!なにができるかなあ~?モン!!……ついでに
鼻糞も入れてみるモン」

「……あ、あああーーっ!やめてえーーっ!苦くて生臭いですよううーーっ!!」

「……」

取りあえず、カマエルの方はモンが相手をしてくれそうなので、取りあえず
安心。やっとリッカと今度こそ話が出来ると思った。ふと、又カウンターの
方を見ると。

「ジャミル、久しぶりだな、私の方の件も忘れないでおくれよ?」

「あう……」

カウンターに天使族のラヴィエルが座っており、ジャミルに向かってウインク、
手を振った。勿論、ジャミル以外には姿は見えていない……。

「はふうあ、はううう~……」

「ちょ、何してんの……、それよりリッカに早く話を聞かないとだよ……」

「お、おお、そうだったっ!たく、邪魔ばっか入りやがるっ!」

アルベルトに突かれ、漸く本題を思い出す。ジャミルはリッカに話を聞こうと
リッカに近づくのだが……。

「あ、あのな、リッカ、俺らルイーダからお前の事で……」

「えっ……?」

「……ちょっと……、リッカさん、あなた何してるのよ!!」

「レ、レナさん……」

其処に又も宿屋に誰か入ってくる……、と、思いきや、その人物は
ジャミル達も見覚えがあった。リッカと同じく宿屋で働く従業員の女性、
金庫番のレナである……。リッカは急に戻って来たレナの顔を覗い、顔を
青くするのであった……。

「何よ、その顔は……、私が戻って来ちゃ迷惑って顔してるわね、ふん!」

「いえ、そ、そんな……」

「頭痛がしたから遠出の買い出しを止めて戻って来たのよ、それに何よ、
接待の仕事をほっぽり出して!今日はルイーダが出掛けてるから言います
けどね、あなた、最近少し図に乗りすぎてるんじゃないかしら?……大体
宿王の娘だからってちやほやされて気に食わないのよね!!」

「私は……、別に……、私は私、お父さんはお父さん……、です……」

「何よ、聞こえないわよ!言い訳はいいの、早くカウンターに戻りなさいよ!
そうよ、お偉いさんの娘さんはカウンターにふんぞり返って威張るのが
お仕事でしょ!!」

リッカはそれ以上何も言えず押し黙ってしまう……。見ていられない仲間達は
ジャミルにそっと目配せし、ジャミルも頷く。

「おい、あんた何だよっ!リッカは仕事をさぼってた訳じゃねえんだよ!
それに仕事を中断させちまったのは俺達だよっ!!」

「……はあ?」

レナは彼女に抗議するジャミルの顔を見る。よく見ると、此方は此方で
レナの方も見覚えがある顔だった……。

「あら?あなた、確かリッカの知り合いだったわね、全く、知り合いも
知り合いで似たもの同士ね、頭に来るわね……、頭痛が益々酷くなった
じゃないの……」

「……ぷっ、つん……、キタ……」

「わーーっ!駄目だよっ、……ジャミルっ!落ち着いてーーっ!!」

アルベルト達は切れそうになるジャミルを止めようと大騒ぎだった。
カマエルと遊んでいたモンも何事かと心配し4人の方へ戻って行く……。
ロビーの客も面白がり騒ぎだし、4人の方に注目する……。

「レナさん、申し訳ありませんでした……、でも、皆は私の大切な友達、
この宿屋に泊まりに来て下さった大事なお客様です、私はこの宿の宿主、
来て下さった全てのお客様に喜んで頂ける最高のお持て成しをするのが
私の勤めです、お客様の事を悪く言わないで下さい……」

「リッカ……、お前……」

「レナさん、どうかお願いします……」

「!っ、こ、この目っ!……だから気に入らないのよっ!!」

リッカは毅然とした態度で先程は違い、真っ直ぐな目でレナを見つめる。
その姿は大切な友を傷つけまいとするリッカの強い思いの現れであった。
……そして、ジャミル達も。

「ありがとな、リッカ、でも、俺達は今回客として来たんじゃねえんだ……」

「え、ええ?ジャミル……」

リッカは不安そうな顔をジャミルに向けた。直後、ジャミルは仲間達の
顔を見て再び頷く。そして、今度はレナの前に立つ。そして言葉を発した。

「俺たちゃ期間限定の使用人だよ!リッカの手伝いに来たんだ!だから別に
客扱いしなくても特別扱いもしなくていい、暫くの間此処に居座る!
……文句ねえだろ!!この方が気兼ねねえのさ!な、リッカ、いいだろ?
どんどん扱き使っていいぜ!!」

「……ジャミル、で、でも……」

「ま、まあっ!?」

ジャミル達の突然の申し出にリッカも戸惑う。ジャミルはリッカに
悪戯っぽく笑い、レナには舌を出した。それを見たレナは益々
激怒する……。

「私達にも何かお手伝い出来る事があればと思うの、お掃除ぐらいなら
出来るから!」

「うん、何とか大丈夫だよお~、でも、オイラ本当は掃除苦手だけどね……、
へへ……」

「アイシャ、ダウド……」

「な、何よ、あんた達、生意気な口聞いて……、どう見ても家の掃除も
碌に出来ない様な無能なお子様集団じゃないの!……此処は幼稚園じゃ
ないのよ!?皆働きに来ているのよ!?」

「レナさん、此処にお邪魔させて頂く間の宿代もちゃんとお支払い