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zoku勇者 ドラクエⅨ編20 我侭女王と恋したトカゲ・1

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モンは相変わらずダウドの頭に張り付いたまま。よっぽど居心地が
いい場所なのか。男衆は今度は武器屋と防具屋を探し、町を更に歩き回る。
だが、全然関係ない物を見つけてしまい、又話がズレてくるんである……。

「ジャミル、見つけたよ、向こうの露天商だ、お店と違ってかなり
夜遅くまで此処の露天商は開いて……」

「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ!グビアナ名物・ベリーダンスが
見られるダンスホールは此処ですよ!むふふ~!ウチは特に年齢制限は
設けてませんので、若いお兄さん達も大歓迎です!但し、中の踊り子さん
達には触らないでね!」

「……だと……」

「な、何見つけてんのっ!君はーーっ!!新しい装備品を
探すんだろーーっ!!」

「だって有るんだし……、しょうがねえだろがよ……」

……糞真面目なアルベルトは声を張り上げ、顔を真っ赤にして
ジャミ公に怒鳴る。

「モンが起きちゃうよお、そんな事言って……、アルだって本音は
見たいんでしょ?男だもんね……、じゃ、ないと男じゃないと
オイラは思う……」

「ダウドっ!君までっ!叩くよっ、……スリッパでっ!!」

「其処の扉を潜ったら、もう中は雅にパラダイスー!……見逃したら
損ですよっ!!」

「ダウド、俺は今、アイシャが起きないでいてくれたのは、この時の
為じゃねえかと俺は思うんだ……、こんな奇跡のチャンス、今しかねえぞ……」

「うん、うるさいガングロもいないしね……」

……つう~……

バカコンビ2人は揃って鼻血を垂らす。やはり頭の中、考えている事は
揃って同じだった。

「も、もういいっ!勝手にしろっ!……武器と防具の調達には僕一人で
行くからっ!!」

「じい~……」

「じい~……」

「は……」

ジャミ公とダウドは揃ってアルベルトの大事な部分を見ていた。
徹底的な証拠を。

「立ってるぞ、お前も……」

「いやああーーっ!違うっ!僕は違うーーっ!!……ねえさあーーんっ!!」

「ま、そういうこった、人間素直になんなきゃな、……男なんだからよ……、
……3の時の、魔法のビキニの時もだったけどな……」

ジャミルはアルベルトの肩に手を置く。奮起してしまった以上、
無駄な抵抗はよせ!状態で、男衆はダンスホールの中に入っていった。
モンはまだ眠ったまんま……。

「モンブ~zz……」

「グビアナ・ダンスホールへようこそ!席は沢山空いてますから!
どうぞごゆっくり!」

「おお、守護天使様、教会のおつとめをサボる哀れな子羊をお許し下さい!」

「見ろよ、教会の神父の爺さんまでいるぜ……、やっぱ好きなんだなあ~……」

「此処にその守護天使様も来てますよおー!」

「……うるっせー、黙れっ!」

ジャミ公は慌ててダウドの頭を殴る。やはり人間、歳も職業も関係なし。
本能のままに……。だが、中には男性だけでなく、女性客の姿も……。

「……す、凄い腰つきと振り方だね、シャンシャンシャンシャン……」

アルベルトももう吹っ切れてしまったのか、食い入るようにステージで
踊る踊り子のお姉さん達を見つめていた……。

「あの真ん中の……、なんか胸がねえなあ、……ウチのアイシャみてえ……」

「綺麗だからいいじゃん……、うへえ~……」

「はあ~い、うっふ~ん、ぷりぷり~♡でも、ステージでお障りはダメ!
お姉さんからのお願いねっ!!お席でじっくりごらんあれ!ちゅっ!」

「……お、おおおおっ!!」

踊り子の一人がジャミル達に向かって尻を振りハートマークを飛ばす。
もうなりふり構わず、男衆は鼻血ドバーで噴出寸前だった……。

「あ、やだっ、このビキニ、サイズ小さすぎ、……ちょっとポロリ
しちゃったじゃない!それとも……、あたしが成長しちゃったの
かなあ~……、うふふ♡」

「おおおーーーーっ!!」

「ひゅーひゅー!いいぞーーっ!もっとはじけていいよーーっ!!」

「んもーっ、お客様の……、エッチ♡」

「……うひょおーーーっ!!」

かくして、我を忘れ……、目一杯はじけた男衆は大満足でダンスホールを
後にする。そして大変な事態に気づく……。

「……はあはあ、けど、この奮起鼻血状態……、どうやってアイシャ達に
説明すりゃいいんだ……」

「……ホント、下まで……、汚しちゃったし……」

「……ねえさああーーんっ!……すみませんっ、すみませんっ、
僕はああーーっ!!」

「だからうるせーんだよっ!おめーはっ!」

……男性陣達は、汚れた鼻血を落とす為……、証拠隠滅の為、一旦町を出て、
この間のオアシスへと向かうのであった……。

「ああ、やっと戻ってキタ……って、何でアンタらそんなに
びしょ濡れなワケ!?」

漸くスケベ男衆が宿屋に戻って来た時刻は夜の23時。只管奮起の
汚れ後が落ちるまでオアシスで水浴びをしていた。だが、全身
びしょ濡れのジャミル達を見てサンディは不審に思う……。
それを誤魔化す為、アルベルトが露天商で買った派手な
アクセサリーをサンディに渡す。

「ちょっとね、足を滑らせて、夜の池に……ね、それよりも着けてごらんよ、
サンディに似合うと思うよ……、あとこれも、ネイルセット……」

「あはっ、かっわいいー!これ、アルベルトが選んだのっ!?」

「うん、まあ……」

「サンキュウーっ!アンタ、センスあるじゃん!ふんふふ~っ!」

サンディは貰ったアクセサリーに夢中で、男衆がびしょ濡れなのには感心が
薄れていた様で、ジャミル達はほっとする。

「あ、アイシャはまだ寝てるヨっ!」

「そうか……、結局このままか、まるで眠り姫だなあ~……、しかし
よく寝る事……」

「すうすう、すう……」

結局その夜は、アイシャも起きず。男衆もそのまま就寝。無事にその日を
終えたのだった。

「おはよう~!何か寝過ぎちゃったあ~!でも、良く寝られたわあ~!」

「……じゃ、なくて、もう寝過ぎも何も超えてんだよっ!!」

「そうだよね、疲れちゃうよね……、実は僕達、夕ご飯と、武器と防具の
調達で夜に町を回っていたんだよ、アイシャはとてもよく寝ていたから……、
これ、昨日のアイシャの分の夕ご飯だよ……」

アルベルトは慌ててジャミルを突き、昨夜町で買ったアイシャの分の
夕食を渡す。もう夕食ではなくて、朝ご飯になってしまっていたが。
勿論、ダンスホールの事は禁句……。

「わあ、美味しそう!ケーキまであるのっ!?でも、私、本当に
寝過ぎちゃったねえ~……」

「だから……、もう寝過ぎのLVを超え……おごっ!!」

「いいんだよ、さあ食べて、お腹空いてるだろ?」

「うんっ、じゃあ遠慮無く、いただきま~すっ!」

アイシャは美味しそうにサンドイッチにがぶり。アルベルトは一安心。だが、
頭を小突かれたジャミ公は面白くない様子。……ダウドは一旦起こされたが、
アイシャの食事で又間が空いた為、立ったままぐうぐう寝てしまう。

「さて、新装備で又新たに出陣だな……」

今日から本格的に気持ち新たに冒険再開。4人は情報収集へ今度は
昼間の町を歩いてみる。……気がつくと、またあのグビアナダンス
ホール付近まで歩いて来てしまっていた……。