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zoku勇者 ドラクエⅨ編20 我侭女王と恋したトカゲ・1

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おっさんがいたので、此処はこの町の兵の詰め寄り緒らしい。暑い中
歩き回り、ヘトヘトになっていた4人は遠慮せず、兵に中へと通して貰う。

「どうぞ、ジュースじゃなくてごめんね……」

んな贅沢は言ってられず。4人は出して貰った氷水を一気飲み。喉を潤した。

「……っかあ~っ!生き返ったわあ~!」

「君、随分親父臭いね、面白い子だなあ……」

中へ案内してくれた親切な兵はまるでヨッパライの様なジャミルを
見て笑う。飲んでいるのは只の水なのだが、どうしても酒を飲んでいる
様に見られていた。

「かーっ!うめーモンっ!シャアーーっ!!」

「モンちゃん、みっともないでしょ、やめなさい……」

「最近のぬいぐるみも食べたり飲んだりするのかな、ははは……」

アイシャが顔を赤くする。……飼い主がこうなら、こっちもこうである。

「有り難うございます、助かりました、ですが、お仕事の途中だったのでは……?」

「ううん、いいんだよ、ビーバーハットのお兄さん、此処は砂漠の
モンスターから民を守る為、作られた兵士の詰め寄り緒だよ、けれど
最近はまるで仕事がなくてね……」

「……お仕事がないんですかあ?……ふう~、冷たいお水おいしいよお~!」

「ああ、グビアナ城の女王様の支援がなくて、現在は活動を停止中だよ、
元々此処は先代の国王様が人々を守る為、お作りになってくれたのさ、
だがね、先代国王様がお亡くなりになられ、一人娘である、ユリシス様が
即位した途端、予算が全く回ってこなくなってしまって……」

「……」

「ユリシス様は民の事よりも、自分自身の為に、国のお金を使っている、
……困ったモンだよ……」

「困ったモン……?」

「いや、オメエの事じゃねえよ、でも、困ったモンなのは意味同じか……」

「……シャアーーっ!!」

一同、兵にお礼を言い、詰め寄り緒を後にする。……この国は、どうやら
とんでもない高飛車女王の支配下に置かれている様子だった。

「どうする?あんまり政治問題とかさ、ややこしくなるから、関わりたく
ねえ気がするんだけど……」

ジャミ公は歩きながら道ばたの小石を蹴飛ばす。その後を無言で
付いてくる仲間達。

「一応……、折角来たんだから城に挨拶にだけでも……、どうだろう?」

「やっぱり、美人で胸が大きいだけじゃ駄目よねっ!」

「そうよっ!モンっ!おほほ♡」

「……オイラも……、何となく、話聞いてて、この国の女王様が
想像出来る……、あんまり行きたくないよお~、そりゃ、女王様が
もしも黄金の果実を持ってるって言うなら仕方ないけど……」

「おや、あなた方、……黄金の果実をお探しですか……?」

「……?」

いきなり4人の前に現れた商人風の男、突如黄金の果実の話を持ち出す……。
だが、このパターンは、大概碌な展開にならない事を4人は何となく
分かっていた。しかし、ジャミルは震えながら男に黄金の果実の話を
聞いてみる事に……。

「おっさん、黄金の果実について何か知ってるのか?なら、教えてくれよ、
俺ら、黄金の果実を探して旅をしてるんだ……」

「おお、そうでしたか、これはこれは!……ですが、拾った果実は城の
女王様に貢ぎ物として送ってしまったんですよ!いやあ~、残念でしたねえ~!
お陰で私、お城で沢山お持て成しされてしまいまして、大満足です!」

「……そうか、じゃあ、俺らからもお持て成しさせて貰うよ、
……モン、やれ、許す!!」

「……シャアーーーーっ!!」

「おぎょょおーーーっ!?」

男はホラーカオス顔のモンに脅され、気絶……。モンは止めに男の顔に
屁を一発。

「畜生っ!冗談じゃねえってのっ!!城行くぞっ、女王から女神の
果実を取り返すんだっ!」

(アンタら、急ぐのよーーっ!)

「あうう~、結局こうなるんだねえ~、でも、返してくれるかなあ~……」

「とにかく又女王に食べられでもしたら厄介だよ!まだ間に合うと信じて、
急ごう!!」

「そうよ、お願い、どうか間に合って……!!」

先程、汗を落としたばかりだと言うに、4人は城目指し、再びかけっこ
開始である……。

「……み、見えた、城門前、あそこだっ!」

「待って、ジャミル!」

漸く城の入り口前まで辿り着いたが、城へと突っ込もうとしたジャミルを
アルベルトが止めた。女王と謁見するには、まず貢ぎ物が必要不可欠と
言う事を。しかも、例え貢ぎ物を持って行ったとしても、相当プライドの
高い高貴な女性らしいので、気に入られなかったら即アウト。つまみ出される
かも知れなかった。

「んな事言ったってなあ、俺ら女王の好みなんか分かんねーって……」

「いや、オイラ大体分かるよ、女の人なら……、宝石が着いてる
キラッキラのドレスとか、アクセサリーとか強請るでしょ……」

(うんっ、うんっ、そうそうっ!ヘタレ、分かってんじゃん!)

「ドレス……、キラキラの……、はううう~ん……♡」

アイシャは妄想し、目を輝かせる。いや、君が欲しがって
どうすんの……と、アルベルトは心で突っ込んでみた。

「モン、キラキラのキャンディーが食べたいモン……」

「ええかげんにせえーっ!とにかく、あんパンでも何でも、取りあえず
持って会って貰わねえと……」

……いや、女王様にあんパンは流石にどうかな……、と、アルベルトは
また心で突っ込んでみた。

「モン、あんパンも食べたいモン……」

(ふん、あんパンみたいなデケーツラしてさ!)

「……ウシャアーーっ!!」

「あのさ、オイラはたこ焼きがいいと思うんだけど……」

「……あのね、ダウド、だからそれは君が食べたい物じゃないか……」

「えへへ~……」

「いや、俺だったら今は流石にあんパンだぞ!じゃなきゃ、今川焼きだ!」

……あんパンから今川焼きへ、少しLVが上がってしまっている……。

「何だよお、絶対たこ焼きだよお!実は、たこ焼きって、殆ど、
たこじゃなくて、イカが具に適当に入れてある方が多いよね、でも、
オイラそっちの方が好き……」

「やっぱりお洋服よ、ドレスよっ!!」

「……あのね、だから君達……」

貢ぎ物の話をしていた筈が、いつの間にか今、此処の欲しい物の話に
なってしまった模様。門前の兵士は、突如現れ、ギャーギャー揉めだした
ガキ共に首を傾げた。余りにもうるさいので、追っ払ってしまおうかと
思ったが……。

「これは……、一体何事だ?」

「はっ!大臣様!」

兵が城内から出て来た男性に敬礼。どうやらこの城の大臣らしいが……。
にも、気づかず、4人は揉め事を続ける。

「この糞ガキ共、わざわざ城門前で喧嘩をおっぱじめまして……、
非常にうるさいので今、追っ払おうとしていた処なのですが……」

「ふむ、……待て……」

「え、ええ?」

大臣は4人の会話に耳を傾け、兵に静かにしている様にと言う。彼らの
会話に気になる単語が出て来たからである……。

「んな揉めてる場合じゃねえ!何としても女王と謁見して女神の果実……、
お、黄金の果実を取り戻すんだっ!!」

そもそも揉め出す原因を作ったあんたが一番悪いんじゃないか。