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zoku勇者 ドラクエⅨ編27 スクールカルテット・1

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見学椅子で寝ていた。

(ふぁ~あ、ココでヘボジアイ見ててもつまんないしー!
どっかお散歩してこよー!)

発光体のサンディはジャミルの身体から飛び出すと、ふよふよと
何処かへ飛んで行く。学院の外に出て、何か面白そうな事はないかと
暫く探し回っていたが。

(あ?アレって……、アイシャじゃん……)

サンディは首を傾げた。モンを連れたアイシャが慌てて此方に
走って来るのである。かなり焦っている。

「オ~イ、アイシャー!」

「……サンディっ!!」

サンディはアイシャの前で妖精モードに戻る。やはりアイシャは
相当焦って困っている。

「ねえねえ、アンタ、こんなトコで何してんの?寮へ戻ったんじゃ
なかったの?」

「それがね……、き、来てくれて有り難う!とにかく学院に戻りましょ!」

アイシャはサンディと共に学院内へと駆け戻り、急いで女子トイレの
方へ……。先程、ワルに絡まれそうになり、学院圏内の墓地まで
無理矢理連れて行かれた事をサンディに話した。

「え~!?んで、その、アンタに悪さしようとしてた奴ら、お墓の
側でいきなり落雷にうたれたって?マジで?……アンタは狙われ
なかったワケ?マ、バチが当たったのかしらネ」

「ええ、さっきの2人も気絶してるだけみたいだから、
大丈夫だとは思うけど……、とにかくこのままじゃ大変だわ、
急いでジャミル達に知らせなくちゃ!」

サンディは発光体に戻り、アイシャはジャミル達がいるであろう
体育館へと猛ダッシュ。……ジャミルとアルベルトはまだ呑気に
試合を見学していた。

「……ジャミルーっ!アルーっ!大変ーーっ!!」

「ん?アイシャじゃないか……、ど、どうしたんだろう……」

「ああん?本当だ、あの野郎、又何かやらかしたんか……?」

それはお前も同じだろうと思うが。ジャミルとアルベルトは寮に
戻ったはずのアイシャが息を切らして此方に戻って来た事から、
又何か起きた事は間違いないと感じていた。

「……あの雌ブタ……、何で……、奴らまさかしくじったのか?
何やってんだよっっ!!ちっ、折角人が考えてやったおもしれー
作戦が台無しじゃねえか!!」

そして、此方はモザイオ。先にアイシャだけが戻って来たのを
見て、モザイオは地団駄を踏む。……そしてジャミル達の方を
睨むのだった。

「いいさ、こうなりゃ俺だけでも……、奴らを泣かせんのは十分だっ!」

隠れていたモザイオはブレザーのポケットに隠していた
カッターナイフを取り出す。そして、アイシャの背後に
そっと近寄っていった……。アイシャに抱かれ、眠っている
モンからじっと目線を反らさず……。

「……何してんだよ、お前……」

「!?っ、てっ、テメエ……」

だが、モザイオの暴挙にいち早く気づいたジャミルが素早く
モザイオの手首を掴んだ。細身とは思えない力でジャミルは
モザイオの手首にそのまま更に力を入れねじ伏せる。これには
モザイオもびっくりし、手が痛みで緩んでしまい、カッターナイフを
下に落とした。

「え、ええ?これ、どう言う事……?」

「アイシャ、平気か!?怪我してねえか!?」

「うん、私は大丈夫だけど……」

アイシャの側にジャミル達男性陣も慌てて駆け寄って来る。
アイシャと言うよりは、多分、モンを狙ってモザイオが
近づいて来ていたのだろうと言う事に、ジャミルは
直ぐに気づいたのだった。しかし、掴まれた手首を摩りながら、
モザイオは4人組を睨みつつ、冷たく不適な笑みを浮かべた。
体育の授業中だった生徒達も騒ぎに気づいてオロオロし出し、
バスケの試合を一旦中断、皆ざわざわ集まって来た……。

「丁度いいや、おい、オマエら聞けよ、その女が抱いてるのは
モンスターだぜ……、正真正銘のよ……」

「えええ……?」

「!!」

アイシャは慌ててモンを庇うが……、だが、モザイオのチクリ発言で、
生徒達の視線は一斉にジャミル達の方に釘付けになる……。

「ちがうの、ちがうの……、この子は……」

「何が違うんだよ、オレ、ちゃ~んと見てたんだぜ?このモンスター
野郎がよ、このオールバックの頭に噛み付いて食おうとしてたのをよ!!」

(……なんか、スゲー事になってきたわネ……、アンタら、
ちゃんと上手く切り抜けなさいよ……)

「だから違うよお~っ!モンは悪い事はしたりしてないよ、
噛み付くのはコミュみたいな物で、オイラ達にとっては
いつもの事で、つまり、日常で……、あうう~っ!う、上手く
説明出来ないーーっ!!助けてえーっ!ジャミルううーーっ!!」

「……テメエ、やめろよっ!!」

ジャミルはダウドを制し、再びモザイオの前に出る。だが、モザイオは
平然としたまま。

「あ~ん?何がだよ、テメエら、そのモンスター使って学院へ
テロ攻撃を企んでたんじゃねえのか?……優等生のフリして、
学院長騙してちゃっかり入学したんじゃねえの……」

「何だと……?」

「……あなたまでそんな事言うのっ!?ひ、酷いわ……」

「……君は確か……、夕べ僕らの部屋にいた……、ねえ、言葉を
取り消してくれないか、僕達はちゃんと、学院長の許可を経て、
この学院に入学したんだよ……」

モザイオの表情が変る。厄介なのがしゃしゃり出てきたと……。
モザイオは特に4人組の中でも優等生系のアルベルトの存在が
やはり一番気に食わず、アルベルトから視線を反らすと強く
舌打ちをした。

「じゃあさ、説明してみろよ、そのモンスターの事をよ、ちゃんと
分かる様に説明しろよ……」

「それは私から説明しましょう……」

「……学院長……」

だが、其処に救世主現る。モザイオは慌てて学院長に、アイシャが
抱いているモンの事をピックアップして必死に話す。

「学院長、見てくれよ、こいつらモンスターを連れてんだぜ!
凶悪なモンスターをさ!今すぐこいつら、警備兵に突き出して
叩き出した方がいいんじゃね!?あいつらこの学院を乗っ取る
気だぜ!?」

「……あ、あいつらこいつらって、マジでウゼー奴だなっ!」

「ジャミル、……いいからっ!」

アルベルトは慌ててジャミルを引っ張る。学院長は静かに
モザイオへと近寄り、怪訝な表情をした。

「モザイオ、黙りなさい、第一、お前は何故今此処にいるんだ?
……今は別の授業中では無いのか?又、授業をサボって抜け出し
おったな……、こんな調子でお前の今期のあの最低な成績は
本当にどう覆す気だ……?」

「!そ、それは……、くっ……」

流石学院長である。4人組を陥れようとしたモザイオの企みは
早くも崩れ落ちそうだった。モザイオは逆に辱めを受ける羽目に
なる……。

「皆も聞きなさい、ジャミルさん達は、モンスター使いの職業の
上級の資格を持っておる、彼らはモンスターを手名付ける事など、
容易いのだ、安心しなさい……、だが、私の説明不足であったな、
済まなかったな……」

「……へ?お、俺ら……?イテっ!」

「コホン……、ジャミル……」

アルベルトは慌てて咳払いすると、ジャミルを肘で突き、目で
合図する。折角学院長が庇ってくれたのである。皆に信じて貰う
チャンスを逃したくなかった。

「そ、そうか……、成程……」