二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

zoku勇者 ドラクエⅨ編27 スクールカルテット・1

INDEX|8ページ/9ページ|

次のページ前のページ
 

「確かに……、じゃ、なきゃあんなに大人しく眠ってないよな……」

「皆さん……、ありがとう……」

アイシャはモンを抱き締めながら涙目になった。学院長のお陰で
モンの誤解は解け、どうにかこの場を切り抜けられそうだった。だが、
面白くないのはモザイオである。

「さあ、皆も授業を続けなさい、中断させて済まなかったな、
……モザイオ、お前は又暫く仕置き部屋の方に入る様……」

「……チ、分かったよっ!……おい、テメエ、このままじゃ
済まさねえぞ、覚えてろよ……」

モザイオはその場を去るが、去り際に小声で呟いた言葉は
ジャミルに向かって発した物だった……。そして、その日の
授業終了後、4人組は揃って学院長室へ呼ばれる羽目になった……。

「全く、今回はこれで済みましたが、今後はどうかお気を付け
下さいよ……」

「へえ~い……」

「本当に……、お騒がせしまして申し訳ありません……」

「ごめんなさあ~い……」

「すみませんでした……、ほら、モンちゃんも謝るの、……ほらっ!」

「ブ~モン!」

ぷ~う……

「……モンちゃんっ!!あっ、ほ、本当にすみません……」

モンは反省の色無し。アイシャの手から逃れると、おならを一発、
いつも通りのダウドの頭の上へと、定位置に避難した。

「どうやら、本当にそのモンスターはあなた方のお仲間の様ですな、
まあ、いいでしょう、先程も言いました様に、今後は気を付けて
お過ごし下さいよ、この学院にはあの、モザイオの様な落ちこぼれの
不良生徒もゴロゴロおります故、何せあなた方には無事に誘拐事件を
解決して貰うまで、此処で頑張って頂かないと……、ですから……」

4人組は学院長に挨拶すると部屋を後にする。授業初日から波瀾万丈で
あった……。気がつくと、時刻はもう18時半……、また夕食を食べ損ない、
ジャミ公は涙目になるのだった。

結局。あれから数日。ジャミル達はモザイオの企みとは裏腹に、
返って別の意味で注目を浴び、学院中の沢山の生徒達と交流を
保てる様に。モンもぬいぐるみではなく、モンスターとして、
堂々と学院でも行動出来る様になった。……皮肉な事に、
こうなったのはモザイオのお陰でもあった。

「何だか私、複雑なのよね……」

「アイシャ、あんまり色々考えんじゃねーっての、そりゃ俺だって、
何となく……」

「……」

4人は顔を見合わせる。モザイオはあの後、いつもの2人組とも
余り行動しなくなり、独りでいる事が多くなった姿を見掛け、
孤立してしまっている様な状態だった。

「アイシャちゃん、モンちゃん貸してくれる?」

「え?あ、いいよ、ほらモンちゃん、お誘いだよ、遊びに
行ってらっしゃい」

「モン~、は~い、行って来まーす、モンモン!」

「キャー!モンちゃん可愛い~っ!」

「お腹たぷたぷ、ふよふよーっ!ぶよぶよーっ!」

「こっち向いてーっ!メタボちゃーん!はい、写メ取るよーっ!」

「シャアーーっ!」

「キャー!また面白い顔ーっ!キャー!」

(ったくっ、調子に乗るんじゃねーってのよ、デブ座布団はっ!)

「ははは、さあ、僕らも食事が済んだら寮で休ませて貰わなくちゃね……」

「でも、今日もあんまりこれと言って大した情報は得られなかったねえ~」

「……」

夕食後。今日も女子生徒達がモンを連れに来る。この処、生徒達は
一日の授業が終わった後、モンと一緒に戯れるのが日課、癒やしに
なっていた。モンの変なホラーカオス顔にも動じず、返って
喜ばれている始末。

「何かさ、アイツ、あんまり根は悪い奴に思えねえんだよな……」

「モザイオの事かい……?」

「なんでさっ!ジャミルはちょっとそう言うとこ、甘過ぎだよお!
アイツはモンに斬り掛かろうとしてたんだよお!!何が悪くないの
さあーーっ!!アイシャだって危なかったんだよっ!!」

「……ダウドっ、落ち着きなさいよっ、皆が見てるわよっ!それに、
私は大丈夫だったんだから……」

ダウドは興奮し、身を乗り出し、テーブルをバシバシ叩いて抗議。
だが、最初険悪だった、ワルのニードとも打ち解けたジャミルは、
やはりモザイオが何か本当は心で訴えているのでは無いかと、
そんな気がしてならなかった……。

「モウッ、オイラ先に部屋に行って休ませて貰いますよお!
ぷんぷん!」

ダウドは食器を片付けた後、2階のルームへと駆け上がって行った。
今回、ヘタレは異様にブチ切れていた。よっぽどモザイオがモンに
しようとしていた事が許せなかったのか……。

「じゃあ、僕も先に2階へ行くね、君達も早く休んだ方がいいよ……」

続いてアルベルトも2階へ。テーブルにはジャミルとアイシャ、
2人だけになった。

「……アイシャ、俺ってさ、やっぱり甘いのかな……」

「ううん、其処がジャミルのいい処だもん、私は好きだよ……」

「……ヘッ!?え、ええ……、あう……」

「私もお部屋に戻るね、じゃ、じゃあねっ!宿題もちゃんと
やりなさいよっ!」

アイシャもいなくなり、等々ジャミルだけになった。アイシャの
言葉に困ったジャミルは、顔を赤くし、気がついたら、デザートの
ホットケーキにメープルシロップを大量に掛けている始末……。

「やっぱり俺、甘過ぎだな……、とほほのほ~……」

(もうアンタ、完全にトーニョービョー、待ったなしってカンジ!?)

「……うるせーよガングロっ!……う、うめえ……」

ジャミ公は中のサンディに怒りながらも激甘ホットケーキに
フォークを刺し、口に入れた。相当甘過ぎだが、それでも
美味しくて、涙が出た……。

「……」

「よう、モザイオ、此処にいたんか……、この頃どうしたんだよ、
マジで……、移動授業も殆ど1人で先に行っちまうし……」

「フン、関係ねえよ……」

夜。一方のモザイオは寮に戻らず、滅多に誰もあまり来ない、
学院圏内外にある、お気に入りの片隅の場所で1人、寛いでいた。
其処にいつもの2人もやって来る。

「それでさ、よう、あの新入生共だけどさ……」

「……止めろよ!今は奴らの話はすんなってんだよっ!
……俺もまた、作戦を練ってんだよ、今度こそ、絶対奴らを
痛てェ目に遭わせて恥掻かせてやるっての!クソ、あんの……
クソチビ!」

モザイオは自分の拳と拳をぶつける。最初のターゲットは
アルベルトであったが……、段々と逆恨みを今度は
ジャミルの方に向ける様になってしまっていた。

「ねえ、こんな事、あんまり良くないんじゃないかなあ~……」

「何だと……?テメエ裏切んのかよっ!!」

「……お前っ!何ふざけてんだっ!!」

パッツンデブはモザイオと青髪に怒鳴られ、一瞬身を縮めるが、
そのまま続けて喋り出した。モザイオ達と4人組は同じクラスに
なり、数日間、同じ授業時間を過ごしていた。年齢関係なく、いつも
一緒にいた方がいいでしょうねと言う事で、学院長の気遣いにより、
皆揃って同じクラスに4人共突っ込まれた。

「だってさ、あの、赤毛の子、アイシャちゃん……、あんなに僕達、
酷い事したのに、授業の時に消しゴム、寮に忘れて困ってたらさ、
自分の分を割って、どうぞ使ってって、僕に半分くれたんだ、