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zoku勇者 ドラクエⅨ編28 スクールカルテット・2

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「お前も追試だったんだろ?いいのかよ……」

「フン、やってられるかってんだよ、それよりもな、ちょっと
耳寄りな情報、この学院の怪談話の事さ、生徒が行方不明に
なっちまってる、例の話……」

「何だと……?」

モザイオは待ってましたとばかりにジャミルの方を見て笑みを
浮かべる。だが、奴が又何か企んでいる事にジャミルは慎重にと、
心に留める。

(アンタ、気を付けなさいよっ!ジャミ公っ!)

「分かってるってのっ!で、その事なんだけどよ、お前、何か
知ってんのか?頼むよ、少しでも教え……」

「やだよ、誰が教えるか!……んなモン、知らねえよ!」

……こうである。耳寄りな情報と言っておきながら、モザイオは
結局、何も話してくれようとしない。……ジャミ公は、プッ、ツン、
キター!……状態。

「よう、アンタ、度胸試しは好きかい?」

「はあ?」

「こっちの話の方が本題なのさ、この学院の屋上にさ、天使の像がある、
真夜中の深夜0時にその天使の像のデコを叩くと、モノホンの幽霊に
会えるって噂だぜ、どうだい?俺と明日、チャレンジしてみねえ?」

「……ふざけんなっ!俺はんな暇人じゃねえっつんだよっ!
……くっだらねえ……」

(常にいつでも暇だとは思うんですケド……)

「……ガングロっ!うっせーっ!」

「おいおい、誰と喋ってんだよ、ま、そう言う事か、要するに怖いのか、
はは……」

「……なんですと?」

ジャミ公、更にプッツンキタ。モザイオはジャミ公を怒らせ、段々本気に
させようと目論んでいる。こうすればこの男は嫌でもムキになってやるから
である。此処数日の間、モザイオは何となくジャミルに興味を持ち、暇さえ
有ればこっそり、色々と生態を研究……、では、なく、細かい日常の様子
などをチェックしていた。頭の弱い短気な単純バカと言う事も脳内に
刻み込んだ。

「いいよ、やってやらあ、冗談じゃねえってんだよっ!!」

(……よしよし、バカが段々調子に乗って来たな……)
「じゃあ、明日、深夜23時に学院の前で待ってるよ、但し、アンタ
1人で来るんだぜ、いつも連んでる連中には絶対言うなよ、
……分かったか?」

「分かったよっ!んで、話はそれだけかっ!?」

「ああ、他には何もねえよ、用はねえからさ、んじゃ明日の夜、
宜しくな~!楽しみにしてるよー!」

モザイオは片手を振りながら先に姿を消した。……残されたジャミルの
口からどっと大きな欠伸が出た……。追試試験で疲れている処をモザイオの
所為で余計に疲れた。

(アンタ、ホントにいいワケ?アルベルト達にもサ、言った方が……)

「いいんだよっ!これは俺自身のプライドの問題だっ!バカにされて
黙ってられるかっ!」

(ハア、全くど~しよーもないわネ、……何がプライドよ、プライド
ポテトでも囓ってろってカンジ!)

……寮に戻ると、食堂のテーブルに着いてアイシャが1人で待っていた。

「お帰りなさい!」

「ただいま……、って、わざわざまだ起きてたのかよ、節介だなあ~……」

「別にいいでしょっ!ふんだっ!」

(ウソウソ!ホントは嬉しいクセに!心臓の音、バクバク聞こえてるし!)

「……オホン!……ゲ、ゲホッ!?」

ジャミ公は自分の中のサンディを黙らせようと、胸を強く叩いたが、
強く叩きすぎて、逆に自分がむせる始末。

「……大丈夫?って、もう、何やってんのよっ!」

(ばぁ~カ!)

「あ、これ、食堂のおばさんが、ジャミルにって、特別よ、試験を
頑張ってんだからねえ、終わった後のスタミナを取らなくちゃねって、
作っておいてくれたのよ」

「お、おおお!……しょ、生姜焼きィーっ!俺の分ーーっ!
いただきまーすっ!」

ジャミ公は夢中で夕ご飯に齧り付く。ちなみに、量は通常の食事の半分。
多分、遅くなると思うので、量は半分でいいですよと、カロリーの事も
考えアイシャがおばさんに伝えたのだった。

「処で、追試試験の手応え……、どうだった?」

「……うっ……」

「ま、まあ、聞かないでおくね、それにしても、私も疲れちゃったから
お部屋に戻るわね、モンちゃんも待たせてるし!じゃあ……」

「おう、遅くまで待たせちまって悪かったな……」

……アイシャも部屋に戻り、静かになった食堂で、ジャミルは黙々と
食事を平らげるのだった。そして翌日。今日は休日。4人が入学して
から初めてのお休みの日。都会の学院ではないので、近くにお洒落な
ショッピング施設も何も無いが、生徒達は寮で身体を休めたり、友達と
お喋りをしたりして過ごしたり。何気ないそれぞれのお休みを満喫する。
ちなみに、休日でも学院は空いているので、図書館で勉強したりする事も
可能。本日、勿論この4人の休日の日程は決まっていた。

「とほ~、今日も聞き込みかあ~……、何か、まるで三流刑事みたいだね、
オイラ達……」

「ダウド、文句言わないんだよっ、何せ、まだ有力な話が殆ど話が聞けて
ないからね、今日は徹底的に皆に聞いて回ろう」

「……」

「ジャミル、どうしたのよ……」

「……あ?ヘッ!?い、いや、何でも……」

「変なジャミルねえ、変なのはいつもなんだけど……」

「……うるさい……」

ぼけーっとしていたジャミルは、昨夜のモザイオとの件を
思い出していた。仲間達にはちゃんと伝えた方がいいのか……、だが、
やはりモザイオにバカにされっぱなしでは腹の虫が治まらヌ。なので、
このまま黙っている事にした。

(ま、モザイオとか言う野郎の真意は不明、何企んでるか分からんけど、
此処は一つ、突撃するしかねーっての、……見てろ……)

彼らは情報集めに休日の学院へと入って行く。そんな光景を見ている
2人組が……。

「おい、モザイオ、マジでやんのか……?」

「ああ、今夜決行さ、あのジャミルとか言う野郎、今度こそ泣かせてやるよ、
惨めな気分をとことん味わえってんだよっ!」

モザイオと青髪である。だがこの場にはパッツンデブはおらず。
やはりメンバーから解雇されてしまったのだろうか。深夜に
ジャミルを呼び出す手口、天使の像の件は、やはりモザイオが
仕組んだ罠であった。モザイオは屋上からジャミルを叩き落とし、
怪我をさせ、恐怖に怯えさせてやろうと目論んでいた。……だが、
んな事企んでも無駄なのだが。やはりまだ、あの男の事を何一つ
分かっていないのだった。

「ええ、少しだけ知っている事があるわ、例の神隠しの
件でしょ……、私が伝えられる事で良ければ……、でも、
信じる、信じないかはあなた達次第よ」

「た、頼むっ、教えてくれっ!」

「「お願いしますっ!!」」

4人組は遂に、本日用があり学院を訪れていた生徒から有力な
情報を掴めそうに。ジャミルの後に続き、他のメンバーも声を
一斉に揃え、情報の提供をお願いする。話を聞くと、女子生徒が
言うには、どうやら屋上で幽霊を見たらしき、その幽霊はじっと
女子生徒の方を見ていたらしい……。

「この学院に伝わる古い怪談話で、屋上の天使像のおでこを触ると
幽霊が出てくるって言う噂もあるのよ……、最近物騒だし、何だか
怖いわ……、やっぱり学院で行方不明になっている生徒達は皆