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zoku勇者 ドラクエⅨ編28 スクールカルテット・2

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その幽霊に連れ去られたのかしら……」

「い~やああーーっ!!やっぱりオイラも連れて行かれちゃうーーっ!!」

「……ダウド、昼間からそんなんでどうするの……」

ダウドはアルベルトに飛び付く。アルベルトが呆れるその横で、
ジャミルは再び、今日の夜の事、……モザイオとの約束を
思い出していた。

(ネ、ジャミル、やっぱさ、アルベルト達にも夜の事、話した方が……)

「るさいっ!俺一人でいいっつったらいいんだっ!余計なお世話だっ!」

(!!なにっ、その言い方っ、スッゲーアタマくるんですケドっ!?
いいわよっ、もうアンタなんかどーなったってしんねーかんネっ!!)

「……」

サンディは怒ってそれきり黙る。モンはそんなジャミルの態度に
首を傾げた。

「アイシャ、またジャミルとサンディが何かケンカしてるモン……」

「全く、今度は何よ、あの二人にも困ったものねえ~……」

「そうだなあ~、不良グループの一人が、先生に逆らって……、次の日、
その生徒が急に消えてしまったんだよなあ~……、それから、次々と
同じ様な事件が立て続けに起こっているのさ……」

其処にもう一人、男子生徒がやって来る。すらっとしており、感じの
いい生徒である。

「まあ、君達もモザイオには近づかない方がいい、奴らは筋金入りの
不良グループだからね……」

「私が話せるのは此処までかしら……」

「ああ、色々有り難う、参考になったよ……」

「もしかして、あなた達が幽霊を捕まえてくれるの?……そんなワケ
ないわね、じゃあ、私はこれで……」

「じゃあ、僕もこれで失礼、くれぐれもモザイオには気をつけて、
幽霊は程度の低い生徒を狙って連れて行くみたいだから、モザイオ
なんかと一緒にいれば、それこそ幽霊に目を付けられてしまうかも
知れないからね……」

女子生徒も男子生徒もその場を去る。4人はもう少し更なる情報をと、
歩き回った際……。

「この学院の初代学院長のお墓に光る果実をお供えしたら、数日の
間に消えてしまっていたの、誰かが食べたのかしら、まさか、流行りの
幽霊が……?」

通りすがりの女子生徒から、4人にとって本日一番のビッグニュースを
耳にする。この学院に、なんと、女神の果実の行方の手がかりらしき情報を
手に入れる事が出来た……。

「よ、よしっ、オマエら、行くぞ、墓に直行だっ!」

「多分、私がこの間連れて行かれた墓地だと思うわ、場所は分かるから!」

「モンモン、シャアーーッ!」

「アンタらモタモタしてる暇はないわよっ!行く行くーっ!!」

さっきまでふて腐れていたサンディも興奮し、妖精モードで
飛び出して来る。だが、ダウドだけはやはり消極的……。そんな
ダウドに渇を入れる為、アルベルトとアイシャは左右からばしっと
ダウドの背中を引っぱたいた。そして、モンはおならを噛ます。

「行くよ、行きますよおーっ!……ううう~……」

そんな訳で今度は学院から墓地への移動を開始。そして辿り着いた
場所。あの時、アイシャが無理矢理、青髪とパッツンデブに
連れ込まれた墓地で間違いはなかった。

「この墓っぽいな、え~と、……生涯を……、に、やし……」

「僕が読むよ、……生涯を生徒の育成に費やし、エルシオンを
築いた教育者、初代学院長、エルシオン卿此処に眠る……、そうか、
このお墓の主が……」

墓地には他にも数体の御霊が眠っていると思われるお墓があるが、
やはり初代学院長のお墓だけは一際目立つ大きなお墓だった。
お供えした光る果実は数日で姿を消したと女子生徒は言っていた。
少なくとも、普通の生徒ならこんなお偉いさんのお墓の供え物に
間違っても手を出そうとはしないだろう。……だが、考えられる事は……。

「モザイオ達が悪さした可能性ならあるが……」

「うん、そうかも知れないね……」

「私をあの時、助けるみたいに降ってきた落雷……、もしかしたら、
このお墓の下の学院長さんの幽霊さんだったのかしら、不思議ね……」

「アイシャあーっ!やめてよおーーっ!!……モンも噛み付くの
よしてえーっ!!」

「シャアシャアーーっ!!」

「……とにかく、果実の行方は此処ではこれ以上無理だ、また
モザイオ達をとっ捕まえて話を聞く必要があるな」

ジャミルの言葉に他のメンバーも納得。特にダウドはほっと胸を
なで下ろす。取りあえず、今日は相当の情報の収穫もあった為、
寮へと戻る事にしたのだった。

「そう言えば、休日は食堂のおばさんもお休みなのね、休日は
自分達でご飯を自炊、用意したりするのね……」

「そうだね、たまにはそれぐらい、自分達でやらないと……」

食堂のロビーで寛ぐ4人。ダウドは疲れたのか、椅子に腰掛けた
まま居眠り。モンはダウドの頭を叩いて遊ぶ。いつも通りの光景。
……だが……。

「……ジャミル、どうかしたのかい?」

「え、ええ……?」

「さっきからずっと黙ったままじゃない、珍しいわね……」

アルベルトとアイシャに見つめられ、はっと我に返り、ジャミルが
慌てる。実は、今夜の事をまた只管考えていたんである。やはり
きちんと仲間達にも伝えた方がいいのか……。

(なにサ!意地はってんじゃねえわよっ!このアホっ!)

「る、るせーっ!こうなったら何がなんでも俺一人で決行だあーっ!」

「だ、だから何……!?あっ……」

「悪いけど、俺暫く部屋で寝るわ、じゃあな……、飯もいい……」

「……えええーーっ!?」

アルベルトもアイシャも更におったまげる。今日は夕ご飯も
食べないで休むと言う。アイシャはジャミ公が何処か具合が
悪いのでは無いかと心配するが……。

「大丈夫だよ、お腹が空けば起きてくるから……、慣れない事やって、
疲れちゃったのかもね……」

「そ、そうね、だといいんだけど……」

アルベルトとアイシャが心配する中、時間は過ぎて行く。……そして……。

「……やべ、マジでこんなに寝ちまった……、ああっ!?」

ジャミルがやっと目を覚ました時刻は、午後23時30分……。
あの後只管、眠り姫?の様に眠り続けていたジャミルに、
……このまま寝かせておいてあげようと、アルベルトも
ダウドもほおっておいたのだった。その結果、こうである。

「おいおい、後30分しかねえじゃねえか、急がねえと……、
おい、サンディ、サンディよう……」

(……)

ジャミルは自分の中にいるサンディに呼び掛ける。あのまま又
機嫌が悪いままなのか、それとも就寝しているのか、返事はない。

「ダメか、ま、いいや、俺、そろそろ行かねえとな……」

ジャミルはベッドから飛び降りると、一応、護身用にカルバド集落で
買っておいた新武器のヴァルキリーソードを小袋に入れ、背中に背負う。
そのままダッシュで寮を飛び出すのだった……。

「……悪いけど、やっぱ心配なのよ、アンタだけじゃ……、ぜっ、
たいいい~!何かドジ踏んでやらかすんだからネッ!」

……ベッドの下に隠れていたサンディが飛び出す。彼女は
音信不通のフリをし、既にジャミルの身体から抜け出て、
ジャミルがいなくなるのを待っていた。今夜の事をやはり
アルベルト達にも伝える為に……。