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zoku勇者 ドラクエⅨ編28 スクールカルテット・2

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生徒ではない様だな、だが、何故そんなクズを庇おうとするのだ、
貴様らの知能もその程度か……」

(ジャミ公、アイツ、あの時部屋に出て来た奴だよっ!)

「ああ、間違いねえ……」

ジャミル、モン、サンディにはこの場に姿を現した初老の男の姿が
しっかり見えている。突然部屋に現れ、モザイオを睨んでいた男……。
姿は見えていない物の、アルベルト達にも声だけはしっかり
聞こえていた。

「やっぱりあなたがこの誘拐騒動の黒幕だったのね!他の皆は
何処にいるの!?」

「か、隠れてないで出てこーいっ!……い、いや、やっぱりいいです……、
きゃーーっ!?」

「ダウドのアホモンっ!シャーモンシャーモンっ!」

青髪は身を挺して自分達を助けてくれたアルベルトとアイシャの姿に
戸惑いを覚える。だが、青髪も、パッツンデブの言っていた言葉が
何となく分かって来た様であった。

「今は貴様らとやり合っている時では無い、……来い、お前だけでも
連れて行く……」

「……はい、僕、クズです……」

「モザイオっ!?」

「本当にどうしちゃったんだよーっ!」

倒れていたモザイオはむっくり起き上がる……。だが、まるで表情に
生気が無く、心配し必死で彼に呼び掛ける青髪とパッツンデブの
言葉もまるで耳に入っていない様だった。

「……僕は碌でなし、碌でなしには厳しい罰を……、エルシオン学院の
恥さらし……」

「……ああっ!モザイオーーっ!!」

モザイオはそのまま屋上からひらりと飛び降りてしまう……。だが、
彼は平気できちんと地上に着地、何処かへと走り去るのだった……。

「うう~、モザイオ、なんで……」

「畜生……、等々モザイオが連れて行かれちまったよ……」

「大丈夫だ、アイツは俺らが助ける!心配すんな!」

「……お、お前……、ジャミル……」

青髪は初めてジャミルを名前で呼ぶ。そして、ジャミルの言葉に
頷く仲間達。

「今ならまだ間に合うよ、急いでモザイオの後を追おう!」

「行きましょっ!」

「出動だモンっ!」

「はああ~い……」

「本当か?……本当にお前ら信じていいんだな……?頼むよ、モザイオを
助けてくれよ!……捕まってる俺らの仲間も……、済まねえ、お願いだ……」

青髪はジャミルに縋り付き、涙を零した。そして、彼も今までの事を
謝罪しようとするのだった。

「だから、んなの後々!今は事を争うんだ、待ってろ、何とか夜が
明ける前に絶対に皆連れ戻して来てやるから!よしっ、行くぞおーーっ!!」

「……あ、ああっ!?」

続いてジャミル軍団も屋上から飛び降り、地上に着地すると
ダッシュで駆け出す。……約一名、喚いているのもいたが、
取りあえず全員元気な様だった。

「スゲえな、けど、マジで何モンなんだよ、あいつら……」

「うん、きっと、勇者な天使様と、戦士さん達なのかな……、
ねえ、信じよう、絶対にジャミル君達がモザイオ達を
助けてくれるって……」

「信じる気持ちか……、俺、照れくせーけど、こんなの初めてだよ、
頼んだぜ、ジャミル、皆……」

そして、一方のモザイオの行方は……。

「僕はクズです、碌でなし……、最悪の碌でなし……」

「……け、結構足速いんだな……、んなろお~……」

「……いたよっ!ジャミ公、アソコっ!……って、あの方向ってサ……」

「墓地の方だ……」

「いーやああーーっ!!」

「ダウドっ、静かにしなさいったらっ!」

4人は突っ走るモザイオを漸く発見。だが、アルベルトの言った通り、
彼は墓地に向かっている様だった。墓地内に突入したモザイオは、
あるお墓の墓標を持ち上げる。そして、墓は地中に何処か続いて
いるらしく、階段を通り、中に入っていってしまう……。

「おーいっ!待てっつーんだよっ!あ、あれ?この墓って……」

「……この学院の初代学院長、エルシオン卿の……」

「お墓……、よね……」

「……何かますますいやだよおおーーっ!!」

4人は荒らされた墓の前に佇む。確か光る果実は、このエルシオン卿が
眠る墓にて消えたと言う。そして、モザイオもたった今、此処を通り、
消えていった。この墓の地下に、恐らく他の皆も連れて行かれたと見て、
間違いはなかった。

「じゃあ、アタシも消えるからっ!みんな、頑張ってねーっ!」

サンディは発光体になり、ジャミルの中へと……。だが、墓を
見つめながら、ジャミルも考える。連れて行かれた生徒達は
誘拐されてから大分日数が経過していると思うが、果たして皆
無事でいるのかと……。

「此処でじっとしててもしょうがねえ、とにかく動かなくちゃ、おい、
お前ら行くぞっ!」

……4人は意を決し、墓から地下通路へと歩き出す。皆が無事で
いてくれる事を、どうか間に合ってくれる事を信じて……。

「うわ……」

地下内部は、雅にもう一つの学院とも思える場所だった。だが、
既にもう内部は腐敗しており、彼方此方に毒の沼地が広がっている。
先に進むには避けて通れない場所だろう。

「いやだなあ~、もう~……、うう~、スゴイニオイ……」

彼方此方をチラチラ見ながら、怯えるダウド。モンはいつも通り
マイペースで、ダウドの頭の上で楽しそうにちんぽこちんぽこ。
動じない大物である。

「あ、本棚よ……、でも、本もなんとなく、カビだらけね……」

「勿体ないなあ……」

アルベルトは棚に納めてある書物を確認しながら、残念そうな
表情をする。本ももうカビと汚れで腐っており、ボロボロの為、
何一つ真面に読めそうな本は無い。……本嫌いのジャミ公は、
腐った本の臭いにいつもの倍吐き気を催し、口一杯に空気を
溜めて只管吐き気を堪えていた……。

「……其処までオーバーにしなくていいんだよっ!」

「あいてっ!!」

「……ひゃ、ひゃーーっ!モンスターだよおーーっ!!」

「……ちょっとダウドっ!何処に隠れようとしてるのっ!!」

ジャミ公とアルベルトが度付き合いを始めた頃、……やはり此処でも
当然の如く、モンスターが出現する。カマを持った呪いの藁人形、
アサシンドール、僧侶の容姿の様な、死の遣い、デスプリーストである……。
それにしても、パニックを装い、アイシャのスカートの中に思わず
隠れようとしたダウドの行為はわざとであろうか……。

「皆、今回も大変かも知れないけど、何とか乗り切ろう……」

「ええ、MPも節約しなくちゃね!」

「……もう~、勘弁してよおお~……」

「フン!腹黒に言われんでも分かっとるわーーっ!!」

4人に迫る2体のアサシンドール。さっきアルベルトにどつかれた
所為もあり、ジャミ公だけ異様に不機嫌。ヴァルキリーソードを構え、
アサシンドールに突っ込んで行こうとするが、デスプリーストの存在を
忘れ、うっかりザラキを喰らいそうになるが、間一髪、アイシャのメラミの
詠唱の方が早く、ゾンビの神官は瞬く間に炎に包まれた。

「……もうっ!無茶しちゃダメって何回言ったら分かるのっ!!」

「わ、わり、でも助かったよ……」

アイシャは膨れるが、多分、何回言っても無茶するのは治らないだろう。
……治っても返って怖いので困るが。