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【リリなの】Nameless Ghost

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 故に、常に相手を追尾し続けられればきわめて高い着弾性を誇るものだが、反面追尾を振り切られてしまえば弾頭の誘導性は消滅するというリスクがある。
 また、魔力波がターゲットを正確に捉えられるようにその有効範囲はきわめて狭いものとなっているため、僅かな照準の狂いが生じてもいけない。

 きわめて高い技術を要するものであり、それは熟練の戦闘機乗りでも扱いに困るような代物なのだ。

「やっぱり、なのはにそれを期待するのは少し早すぎたって事かな?」

 先の戦闘ではユーノの援護があったからこそなのはは立ち止り、落ち着いて相手をねらい打つことが出来た。もしも、これが単独によるドッグファイトであったのなら、おそらくはまともにそれを扱うことが出来ず、それまで使用していた【Divine Shooter】にシフトしていた事だろう。
 【Divine Shooter】は弾頭単独の誘導性が非常に高く、その分移動していても正確に相手を追尾するものだが、その反面使用されるリソースが【Accele Shooter】の数倍にもなり、自動的に同時に制御できる弾数はそれの半分以下ということとなる。また、誘導性を考慮するあまりその弾速は目視で十分追尾できるほどの速度でしかなく、実際先のPT事件のフェイト今回の騎士達ほどの技量持ちであれば回避は比較的容易となる。

 弾速と弾数、誘導性そして移動中も使用できる低コスト性。そのすべてを貪欲に追求した結果生まれたものが【Accele Shooter】なのだ。

「半自動化で手を打とうかな。軌道予測システムによるアルゴリズム追尾は全面的にレイジングハートが受け持って、後の細かい調整はなのはがするって事にしたら、随分使いやすくなると思う」

《If it is possible to add a system in the random number orbit, too, later. Saying whether or not not to expose to be unshapely like the battle at the end at least? It wants to catch the means of guessing 【Divine Buster】 surely while limiting the act of the goal in 【Accele Shooter】 as my ideal》(後は乱数軌道のシステムも付加させていただければ。少なくとも先の戦闘のような無様は晒さないことかと。私の理想としては【Accele Shooter】で目標の行動を制限しつつ【Divine Buster】を確実に当てるという手段をとりたい)

「攻撃に関してはひとまずそんなところかな。防御の面はどう?」

《To the extent that the speed, the acceleration of the urgent avoidance are enough too much
As for 【Protecsion】, too, the computation of the best output has ended. But, make urgent avoidance and in the falseness in the general avoidance, the reaction speed seems to be bad in the warning by the word of mouth》(緊急回避の速度、加速は十分過ぎるほどに。【Protecsion】の方も最適出力の計算は終了しています。ただし、緊急回避にせよ通常回避にせよ口頭による警告では反応速度が劣ると思われます)

 レイジングハートはそう進言し、その状況をモニターで示した。
 それは、主になのはがヴィータの近接による強襲を受け、慌てて回避をするという状況だった。

 アリシアの目から見れば随分と危なっかしく、避けることに意識が採られすぎているため、避けた後の行動に数瞬程度のディレイタイムが存在しているところだった。

「耳からの情報は結構反応が遅れるからね。やっぱり、視覚情報にダイレクトに投影できるようにした方が良いか。航空支援システム(アビオニクス)と視覚投影魔法(HUD)をリアルタイムで発動させるのが懸命かな。いや、なのはほどの魔導師が素材だと本当にいろんな事が充実させられるね。弄り甲斐のある高ランク魔導師だよ。やっぱり、なのはは天才だなぁ」

《Little Alicia who wants a master without flattering too much. As me, too much, it doesn't want to let out a master to the field. We say sauce in the appointment of the arms and it connects with denying its own existence meaning, but it is different from me and you and primarily, the master is not closely with the field existence》(あまりマスターをおだてないで欲しい、アリシア嬢。私としてはあまりマスターを戦場には出したくないのです。武器の分際で生意気を申しますし、自身の存在意義を否定することに繋がりますが、私や貴方とは違い、本来ならマスターは戦場に近しい存在ではないのです)

「それは、なのはが決めることだろう。一応種はまいてきたから、今後どう芽吹くか楽しみだね」

《Surely, there will are not to have inspired that master Nanoha resembled and not to drive something in the good?》(まさか、マスターなのはに何か良からぬ事を吹き込んだのでは無いでしょうね?)

「それこそまさかだよ。私が他人のためにわざわざ何か助言すると思う? それに、私の言葉は偏ってるからね。戦いたいのならどんどん戦えばいい。それで戦場で死ねれば儲けものだ。ずっと物言う死人として生き恥をさらしてきた私が、今更”命を大切にしろ”とか”戦うことで得られるものなど虚しさだけだ”なんていっても笑われるだけだよ。それこそ虚しいだけさ」

《Little Alicia that you are not Belldina》(あなたはベルディナではない、アリシア嬢)

「うん、確かにそうだね。私はアリシアだ。だけどね、時々私は自分が一体何者なのか分からなくなるときがあるんだよ。私は一体何者? 私はどう生きればいい? ベルディナとして? それともアリシアとして? どっちも正解だしどっちも嘘だ。だったら私は私のやりたいようにやる。それを止めるのなら、レイジングハートが相手でも容赦はしないからね」